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器ビギナー必見!「骨董市を存分に楽しむコツとは?」 [FRaU]

2017年10月11日(水) 20時00分配信

Photo:Masaru Furuya

初心者にとってはハードルが高く感じる骨董市。気になるけれど、器を知らないといざ行っても楽しめないんじゃないか。そうした心配は実は無用です。今回はスペシャルナビゲーターに骨董市の歩き方を教えてもらいました。難しいことは考えすぎず、自分の感性で器選びを楽しみましょう。
スペシャルナビゲーターは……

Photo:Masaru Furuya

スペシャルナビゲーターは……

Swimsuit Department
郷古隆洋さん
Swimsuit Departmentオーナー。ヴィンテージアイテムを中心とした、インテリア雑貨などの輸入と卸しを行っている。月10回以上は足を運んでいるという、骨董市のプロ。

クリスーウェブ 佳子さん
モデル・コラムニスト。インテリア好きとしても知られ、自宅の特集が組まれるほど。器は奥深そうなため、ハマるのを密かに恐れ足を踏み入れなかった領域。骨董市は初参加。
押さえておきたい骨董市を楽しむコツQ&A

Photo:Masaru Furuya

押さえておきたい骨董市を楽しむコツQ&A

Q. 何時頃に行くのがベスト?
A. 開始時間が書いてあるところは、始まり時刻ちょうどかその少し前くらいに来てもOK。業者の人たちは、1時間前には来て開始時刻には帰るほど時間勝負な場所です。時間が書かれていない場所は、朝7時到着くらいを目標に。いいものは朝イチに売れちゃいます。

Q. 骨董市ってどうやって回るのが正解なの?
A. まずはぐるっと1周見て回るのをおすすめします。もちろんいいものがあったら、その場で購入するのはマスト。けれど1周目は、さっと見程度で。2周目はじっくりと。2周すると見る角度が異なり、見えるものが異なるはず。その違いを楽しんで。

Q. 自分好みの器を見つけるコツは?
A. “いいものを買ってやろう!”と思うのではなく、自分の感性で気に入ったものを買うことが大切。また気に入ったものは値踏みをせずに、まずは購入してみましょう。家に帰ってからどんなものかを自分で調べてみることで、新たな発見や学びがあるはずです。

Photo:Masaru Furuya

Q. 価格交渉はしていいもの?
A. 価格交渉こそ骨董市の醍醐味。男性店員には女性が交渉するなど、状況に応じて臨機応変に対応するのがおすすめ。ただし、極端な値下げ交渉は嫌がられるのでご注意を。また、こちらから値下げ金額を言わないのもミソ。思わぬ値下げが叶うかもしれません!

Q. 初めての骨董市。予算は決めておくべき?
A. 予算はある程度決めておいてもいいかもしれません。骨董市では基本的に現金しか使えないため、あまりにも手持ちが少ない場合欲しいものが買えないことも。まずは2万くらいを軍資金にして、欲しいものや気になるものを買うようにすると今後に繫がるはずです。

Q. 骨董市って、どのくらいのペースで開かれているの?
A. 東京ではほぼ毎週末、どこかしらで開催されていますね。大小さまざまですが、今回の大
江戸骨董市のように200店舗以上が出店する大きなものも多数あります。最初はあまり気張らずに、まずは足を運んでみることで買い物の楽しさを改めて実感できるはず。

Q. 買ったもの、家までどう運ぶ?
A. 陶器類などを買った場合、ほとんどのお店が緩衝材等に包んでくれるため、自分で持って行く必要はありません。ただ大物を買い、持ち帰りが不可能なときは、近くのコンビニなどで配送手続きをするのもおすすめです。状況に応じてベストな方法を選んでください。
骨董市ではときめきを大切に

Photo:Masaru Furuya

骨董市ではときめきを大切に

江戸時代に作られた、「盃台」。その名の通り、盃をのせるための土台。繊細な絵柄が美しい。

Photo:Masaru Furuya

竹製の屏風は夏の終わりのためセールに。数時間後には売り切れ。

Photo:Masaru Furuya

外国人や子供客も多く、にぎやかなため初心者でも行きやすい。

Photo:Masaru Furuya

和食器だけでなく、北欧系の食器なども多い。

Photo:Masaru Furuya

アイスクリーム用の器。季節ごとに売れるものも違うため、骨董市に行くと季節を感じられるのも嬉しい。

Photo:Masaru Furuya

子供用と思いきや、大人用の日傘。異国の文化に触れられるのも魅力的。
2人が一目ぼれした器たち

Photo:Masaru Furuya

2人が一目ぼれした器たち

クリスーウェブ 佳子さんがお買い上げしたもの
1. ガラスの瓶は、もともと梅干し入れとして使われていたもの。石鹸やドライフラワーを入れても◎。

2. ベトナム製の重箱は近代のもの。秋の行楽シーズンにも活躍。(W18cm×D18cm×H17cm)

3. 自宅用に購入した1930年代のアールデコと1950年代のカトラリーレスト。各(W11cm×H3cm)

4. 江戸時代の盃台。(φ9×H15cm)

5. 1900年代に作られたフランス製の皿。ジアンという窯元のもの。(φ22×H2.5cm)
郷古さんがお買い上げしたもの

Photo:Masaru Furuya

郷古さんがお買い上げしたもの

1. フィンランドの陶磁器メーカー『ARABIA』の耐熱ウェアシリーズ。セラミックのキャセロールは、長年骨董品を扱う郷古さんも初めて見たもの。(右φ23.5×H4cm、左φ25×H6cm)

2. 1950年代に輸出用として、日本で作られていた紙製のトレー。柄の素晴らしさに一目ぼれ。(大W30.5cm×D23cm×H1cm、小 W21cm×D13cm×H1cm)

3. ソ連のスチール製アッシュトレイ。入れ子になっているのが珍しい。(W9cm×D9cm×H10cm)

オススメ骨董市はココ!

大江戸骨董市
毎月第1・第3日曜開催@東京国際フォーラム地上広場 9:00~16:00
 
富岡八幡宮骨董市
第1日曜(1月はのぞく)第2・第4・第5日曜@富岡八幡宮 6:00~17:00
●情報は、FRaU2017年10月号発売時点のものです。

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