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ベランダまでが部屋!「インフィニティバルコニー」とは? [FRaU]

2017年10月10日(火) 20時00分配信

Photo:Hisashi Ogawa

バルコニーを付属スペースのように考えていた時代はもう終わり。今、バルコニーを部屋の延長のように楽しむ人が増えている。FRaUはこれを『インフィニティバルコニー』と命名! さぁ、お気に入りのグリーンやインテリアで飾って。

お話を伺ったのは……スタイリスト黒澤充さん
望月唯氏に師事し、2006年に独立。「BRUTUS」「&Premium」「GINZA」など数々のファッション誌や広告で活躍。ミュージシャンや俳優のスタイリング、またプロップを手がけることも。
その数80鉢以上。多肉植物が連なるインフィニティバルコニー

室内に置かれたグリーンも観葉植物からエアプランツまで多彩。Photo:Hisashi Ogawa

その数80鉢以上。多肉植物が連なるインフィニティバルコニー

スタイリストの黒澤充さんがこの部屋を選んだ理由は、日当たりがよく風通しのいいバルコニー、この一点だ。それは、8年前からハマっている多肉植物をよりよい環境で育てるため。最近のマンションは目隠しのために壁で覆っているので、あえてそうではない、囲い部分が柵になっている古い物件を探したのだとか。

「前の部屋もバルコニーが壁で覆われてたんですが、でもそうすると風がまわらずに植物が弱ってしまうんですよね。植物も生きてるから、手間をかければかけただけ育ってくれる。だから生き物としてちゃんと扱ってあげたくて」

鉢の土の表面にウッドチップをのせると、見栄えが良いだけでなく、土が風で舞うのも防げる。Photo:Hisashi Ogawa 

広いバルコニーを床の色が見えないほどに埋め尽くす多肉植物は現在約80鉢、ピーク時には120鉢もあったとか。「植物育てるためにここに住んでる」という言葉は決して大げさではなく、これ以外にもランやハーブ、さらに部屋の中にもいたるところに観葉植物が置かれており、それによって室内とバルコニーがきれいに繫がっている。黒澤家のバルコニーは、彼らに占領されて足を降ろすことさえ叶わないが、黒澤さんがこの空間を家の中心として捉え、楽しんでいることに変わりはない。

「水やりは週に一度だけど、状態をチェックするためにバルコニーは毎日欠かさずに見ていますよ。窓を開けて、こんな風に椅子持ってきて外の植物たちを眺めていると、そのまま何時間でもいられる。8年経っても全然飽きないですね」

FRaU10月号の取材先で出会ったバルコニーもみんなインフィニティ!

バルコニーにウッドパネルなどを敷くことで部屋との段差を解消し、リビングからバルコニーへ、床がそのまま続いているように見せるテクニックが流行中。今回取材したお宅でもみなさん実践されていました
濱中邸のバルコニー

濱中邸のバルコニー/ Photo:Takehiro Goto

濱中邸のバルコニー

濱中邸のバルコニーは、室内の床の高さと合わせて板材を張り替え、インフィニティに。空間の広がりがより感じられる。
高草木・舩木邸のバルコニー

高草木・舩木邸のバルコニー/ Photo:Takehiro Goto

高草木・舩木邸のバルコニー

大きな窓から明るい光が差し込むリビングとバルコニーをフラットに。子供たちは外内を意識せず、駆け回ったり本を読んだりと自由に過ごす。
崇島邸のバルコニー

崇島邸のバルコニー/ Photo:Takehiro Goto

崇島邸のバルコニー

リビングと床の高さを揃え、室内と同じ世界観でアレンジしたバルコニー。「グリーンを置くことで、陽は入りつつ外からの目線を程よく遮ることもできます」
甲斐邸のバルコニー

甲斐邸のバルコニー/ Photo:Takehiro Goto

甲斐邸のバルコニー



床はイケアのウッドパネルを活用。「前の家はバルコニーがなかったので、この家では緑でいっぱいにしたいなと。まだまだ増やしているところです」



●情報は、FRaU2017年10月号発売時点のものです。

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