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愛犬、愛猫の“もしも”に備えた健康管理術 [おとなスタイル]

2017年08月02日(水) 10時00分配信

老犬の預かりボランティアをされているインテリアデザイナーの小林マナさんと16歳のチョコちゃんたちとの暮らしをご紹介します。

インテリアデザイナー 小林マナさん × 柴犬 チョコちゃん(16歳)

今回は、“老犬や老猫との暮らしと健康管理”についてお届けします。
お手製の『お世話手帳』で、自分が出来る範囲で健康チェック

タケ(ユーザー:Mana Kobayashi)

お手製の『お世話手帳』で、自分が出来る範囲で健康チェック

2012年から保護犬の預かりボランティアとして、活動されているインテリアデザイナーの小林マナさん。最初に預かったのが、福島から来た14歳のタケという大型犬。ご家族がバラバラに避難されてタケといっしょに暮らせない状態に。また一緒に暮らせる日まで、ということで、マナさんの家にやってきたといいます。

可愛いイラストが表紙の「お世話帳」。

「タケは、13歳という年齢で我が家に来たので、一生面倒を見るという覚悟で、預かりを引き受けました。けれども、預かって7か月後に、残念ながら急に調子が悪くなって旅立ちました。救急動物病院に福島の家族も急遽上京してもらい一緒に看取りました。よく計算してみると15歳かもしれないと福島のお母さんが言い出して、“15歳だったら大往生だったね”と話ができたことが本当に良かったです。
人間もそうですが、年を取るとやはり急に体調が悪くなることがあります。ご飯をちょっと食べないな、おしっこが少ないかも? あれ? と思っている間に、具合が悪くなってしまうことがあります。そういう基本的な部分はできるだけ毎日チェックするようにしています」とマナさん。

【チェックする基本項目】
うんち
おしっこ
ごはん
みず
さぷり
くすり
げんき

他に、散歩やトイレトーニング、体重など、そのコたちのケアしたい状況に応じて確認する項目を増やしていくといいます。それらをマナさんお手製のイラスト表紙つきの『お世話帳』に記入していく、というしくみです。

ギルバート(ユーザー:Mana Kobayashi)

「こういうととても几帳面に確認しているように感じるかもしれませんが、細かく量まで計測して記入しているわけではありません。あまり几帳面にすると続かない(笑)。○×で記入する程度なら続けられる、という感覚です。続けることで変化がわかると思うので、その人なりにできる項目、出来る形で健康記録をすればいいと思います。
うちは、犬や猫のケアも考えて、自宅と事務所を昨年いっしょにしました。そんなこともあり、チョコは日中オフィスにいて、みんなで気づいたらケアして、手帳にも記入するという感じです。その点は変化にも気づきやすい環境ですし、みんなケアしてくれるので、とても助かっていますね」

最初は、預かり犬のために始めたお世話手帳ですが、猫たちにも同じように活用しているといいます。
「我が家は1階がオフィスと犬スペースで、2階が住居と猫スペースになっています。2階には16歳のおじいちゃん猫のギルバートと8歳のマロンがいます。ギルバートは年齢とともに体調を崩すことも増えて、投薬も必要になってきました。また、マロンは食いしん坊でちょっとメタボ気味(笑)。ご飯の管理をしないと太ってしまうので、そういった意味からも手帳は役立っていますね」

マロン(ユーザー:Mana Kobayashi)

ちょっと食いしん坊なマロン。ごはんが気になるのかな?
もしもに備えて、健康情報はまとめておきたい

健康手帳があると何かあった時に便利です。

もしもに備えて、健康情報はまとめておきたい

もうひとつ、健康管理に役立っているのが、『ほぼ日のいぬねこ健康手帳』。まるで人間の母子手帳のように、いぬねこの基本情報、ワクチン記録、通院記録などを記入できるというもの。マナさんのおうちでは、チョコちゃんをはじめ全員分のいぬねこ健康手帳がわかりやすい場所に保管されています。
「緊急で何かあったときにも、ここに記録して、医師に見せれば今までの経過をすぐに把握してもらえます。我が家のように多頭飼育の場合、それぞれの健康状態を把握したいので、とても便利ですね」
特別なことではなく、無理なくできる範囲で、健康状態を記録し把握する。
シンプルだけれど、大事なことをマナさんから教えてもらいました。

 
撮影/清水奈緒

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