ハナビストが推薦するTOKYO花火 BEST6 [FRaU]

2017年07月19日(水) 17時00分配信

大きな音を立てながら夜空に打ち上げられる花火は、日本の夏の風物詩。あらゆる人々が雑多に行き交う東京の空さえも華やかに彩ってくれます。

今回はそんな「TOKYO花火」をもっとディープに楽しめるよう、花火写真家&研究家の冴木一馬さんが絶対行くべき花火大会をナビゲート! 冴木さん自らが撮影した花火の写真とともにお届けします。
最先端の技術を駆使した 繊細かつ優美な演出

Photo:Kazuma Saeki

最先端の技術を駆使した 繊細かつ優美な演出

葛飾納涼花火大会(東京都葛飾区)


「葛飾納涼花火大会は、東京23区の中でも最先端の技術を使ったきめ細かな演出で魅せてくれるのが特徴です。難しい繊細な色まで見事に表現した花火を堪能できます」

写真は江戸時代の花火を現代風にアレンジし、甦らせた “デジタルスターマイン” を撮影したもの。

第51回葛飾納涼花火大会

開催場所:柴又野球場(江戸川河川敷)
開催日時:2017年7月25日(火)
※荒天の場合は7月26日(水)に延期(翌日も荒天の場合は中止)
打ち上げ数:約13000発
江戸の風情を感じさせる 花火大会の代名詞的存在!

Photo:Kazuma Saeki

江戸の風情を感じさせる 花火大会の代名詞的存在!

隅田川花火大会(東京都台東区)


「隅田川花火大会の第一会場で打ち上がった “牡丹” という花火を撮影したのがこの写真。

写真の下部に写る隅田川は、江戸時代には “大川” とも呼ばれており、日本で初めて花火大会が行われたのがこの地という意味でも、やはりこの大会は外せません」

花火を眺めつつ江戸の風情に想いを馳せてみてはいかが。

第40回隅田川花火大会

開催場所:桜橋下流~言問橋上流(第一会場)、駒形橋下流~厩橋上流(第二会場)
開催日時:2017年7月29日(土)
※荒天の場合は7月30日(日)に延期
打ち上げ数:(第一会場・第二会場あわせて)約22000発
他では見られない “永山大照明” に注目して!

Photo:Kazuma Saeki

他では見られない “永山大照明” に注目して!

青梅市納涼花火大会(東京都青梅市)


「永山丘陵に仕掛けられた花火がまるでライトアップのように丘陵を浮かび上がらせる、“永山大照明” は他では決して見られない幻想的な花火を楽しめます。穴場スポットでもあるのでぜひ足を運んでみてください」

写真は木々の間からこぼれる光が印象的な “永山大照明” を撮影したもの。

第69回青梅市納涼花火大会

開催場所:永山公園グラウンド
開催日時:2017年8月5日(土)19:30~20:50
※荒天の場合は8月6日(日)に延期
打ち上げ数:約3600発
花火をいっせいに打ち上げる 圧巻のオープニングは必見!

Photo:Kazuma Saeki

花火をいっせいに打ち上げる 圧巻のオープニングは必見!

江戸川区花火大会(東京都江戸川区)


「江戸川区花火大会は花火の音にもこだわっていて、筒から花火玉が発射する時の『ピュー』という音や、空に打ち上がった時の破裂音などが多種多様。

目でも耳でも存分に楽しませてくれます。写真は “ワイド一斉打ち” 。これを一度見るとハマります」

一番の見どころは、多数の花火をいっせいに打ち上げる豪華なオープニングだそう。

エキサイティング花火2017 第42回江戸川区花火大会

開催場所:江戸川河川敷(都立篠崎公園先)
開催日時:2017年8月5日(土)19:15~20:30
※荒天の場合は8月6日(日)に延期
打ち上げ数:約14000発
計算し尽くされた音楽と花火の ハーモニーを堪能できる

Photo:Kazuma Saeki

計算し尽くされた音楽と花火の ハーモニーを堪能できる

花火シンフォニア(神奈川県横浜市)


「ちょっと足をのばして行ってみて欲しいのがこのショー。短時間ではありますが、卓越したプログラミングにより、島内のどこから見ても音楽と花火の見事な “シンクロ” を堪能できます」

映像と音楽を組み合わせたエンターテイメント花火ショーを開催している横浜・八景島シーパラダイス。

この写真はスペインの花火で、“コメット” と “クロセット” の連続打ち上げの瞬間を撮影したもの。

花火シンフォニア-meets Sky Light Magic-

開催場所:横浜・八景島シーパラダイス
開催期間:2017年7月15日(土)~8月19日(土)20:30~
※期間中の開催日は、7月15日(土)、16日(日)、22日(土)、29日(土)、8月5日(土)、11日(金・祝)~19日(土)
※荒天の場合は中止
打ち上げ数:約2500発
夏らしい清涼感のある ナイアガラ花火を見られる

Photo:Kazuma Saeki

夏らしい清涼感のある ナイアガラ花火を見られる

小田原酒匂川花火大会(神奈川県小田原市)


「30年以上前から人々に愛されつつも、徐々に減ってきている貴重なナイアガラ(銀滝)の花火を東京近郊で見られるのがここ。

酒匂川を横断する全長300mのナイアガラは夏らしい清涼感を味わえるので必見です」

写真は錦牡丹かすみ草のスターマイン。日本ならではの情緒を感じさせる屋台とその上空で大きく華やかに弾ける様子が印象的。

第28回小田原酒匂川花火大会

開催場所:酒匂川スポーツ広場
開催日時:2017年8月5日(土)19:10~20:00
※荒天の場合は8月7日(月)に延期
打ち上げ数:約10000発

PROFILE

ハナビスト 冴木一馬さん
花火写真家、花火研究家。報道カメラマンを経て1987年から花火の撮影を開始。1997年、花火師(煙火打揚従事者)の資格を取得。

活動は日本国内だけにとどまらず、世界各地の花火の歴史や文化も研究している。花火大会運営のプロデュースなども手がける。近著は「HANABI(花火)」(光村推古書院 刊)。

7月24日(月)19時から銀座 蔦屋書店のEVENT SPACEにて、江戸の花火の歴史やその魅力を伝えるトークイベントを開催。

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