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【永久保存版】美白成分総まとめ【美白の歴史も勉強しよう】 [VOCE]

2017年07月15日(土) 11時00分配信

一度ここできっちり覚えておきましょ。

よく耳にする美白成分名だけど、実際には何をするの?という疑問に、ビューティサイエンティスト岡部美代治さんが答えてくれました。
1,ビタミンC系

【肌を耕すローションはポビュラーなビタミンC入り】

1,ビタミンC系

酵素チロシナーゼの活性を抑制するビタミンCは、 不安定なのが弱点。そこで開発されたのが、肌に なじむとCに変化する誘導体で、働きはほぼ同じ!

[代表的なのはコレ!]
クラランス ホワイト-プラス ブライト ミルク ローション
まろやかなミルクテクスチャーで肌をふっくら柔らかくほぐして、次に続く美容液などのなじみ率をアップ!〈医薬部外品〉200ml
2,ニコチン酸アミド

【オーラ肌のためにターゲットはシミと曇り】

2,ニコチン酸アミド

ビタミンB3 (ナイアシン)の一種でSK-IIが独自に着目する美白有効成分。メラノサイトで生成されたメラニンが表皮の細胞へ受け渡されるのをセーブ!

[代表的なのはコレ!]
SK-II ジェノプティクス オーラ エッセンス
ニコチン酸アミドを含む独自の複合成分がイン。シミに加え、茶色、灰色、赤色の曇りまでケア。〈医薬部外品〉30m
3,4MSK

【資生堂が誇る有効成分をW配合し、ダイヤ肌に】

3,4MSK

資生堂独自の美白有効成分で、サリチル酸の誘導体。シミ部位の慢性的な角化エラーに作用し、メラニン排出をスムーズに。チロシナーゼの活性も抑える

[代表的なのはコレ!]
クレ・ド・ポー ボーテ セラムコンサントレエクレルシサン
4MSKとm-トラネキサム酸を配合。角層の濁りや黄色化に多方面からアプローチ。〈医薬部外品〉40ml
4,エラグ酸

【盛り上がったシミもなかったことに】

4,エラグ酸

ライオンが独自に開発した美白有効成分でチロシナーゼの活性を抑制。ランコムのほか、DHCにもイン

[代表的なのはコレ!]
ランコム ブランエクスペール メラノライザー AI アドバンスト
エラグ酸とターンオーバーに働きかけるビタミンCGを組み合わせ、メラニンの生成を防ぐとともに分解を促進。〈医薬部外品〉50ml
5,コウジ酸

【シミを根から断ち、色ムラをなかったことに】

5,コウジ酸

杜氏の手が透けるように白いことから発見された麹由来の美白有効成分。チロシナーゼの働きをブロック

[代表的なのはコレ!]
コスメデコルテ ホワイトロジスト ブライト エクスプレス
コウジ酸がメラニン生成を食い止めると同時に、薄いモヤモヤの原因となるメラニンの塊の粉砕をサポート。〈医薬部外品〉40ml
6,トラネキサム酸系

【みずみずしくてふっくらヘルシーな美白肌へ】

6,トラネキサム酸系

シミの原因となる微弱炎症に働きかけて、メラニンの生成指令を食い止め、メラノサイトの働きをセーブ

[代表的なのはコレ!]
シャネル ル ブラン セラム HLC
トラネキサム酸系のTXCがシミの原因となる複数の要因をケア。さらに梅の花のエキスが肌の活力をアップ。〈医薬部外品〉30ml
7,ルシノール

【メラニンの分解を助け、目指すはまっさらな肌】

7,ルシノール

ポーラが独自開発した美白有効成分。先回りしてメラニンをつくる前のチロシナーゼと合体し、ブロック

[代表的なのはコレ!]
ポーラホワイトショット CX
シャバッとした美容液にはルシノールとともにオリジナルの美容成分がイン。肌にもともと備わる美白機能をアシスト。〈医薬部外品〉25ml
8,アルブチン

【消えないくすみの原因、悪酔い物質を無毒化!】

8,アルブチン

コケモモなどに含まれるハイドロキノンの誘導体で、化学合成されたものも。チロシナーゼの働きを阻害

[代表的なのはコレ!]
アスタリフト ホワイト ブライトローション
アルブチンとフェルラ酸を合わせ、頑固なくすみをオフ。〈医薬部外品〉130ml
9,カモミラET

【シミの生成スイッチをオフし、透明ツヤ肌に】

9,カモミラET

花王が開発し、植物エキスとしては初めて認められた美白有効成分。メラニンの生成指令物質を抑える

[代表的なのはコレ!]
ソフィーナアルブラン 薬用美白エッセンスEX
高浸透技術により、カモミラETがメラノサイトを直撃!〈医薬部外品〉40g
美白コスメに歴史あり!

資料提供/カネボウ

美白コスメに歴史あり!

■1966年


日本初の医薬部外品、カネボウ化粧品よりソワドレーヌ ビューティCパウダー発売。公に効果をうたえる美白コスメの歴史はここからスタート。主剤はビタミンC。

資料提供/資生堂

■1988年


ビタミンC誘導体が美白成分として普及し始める。

 

■1990年


資生堂よりアルブチン配合ホワイテスエッセンス発売。

資料提供/コーセー

コーセーよりコウジ酸配合ホワイトニングクリームXX発売。日焼け後の白肌ケアからシミをターゲットにした美白へ。ともにメガヒット!

資料提供/アルビオン

■2000年


アルビオン エクサージュホワイト発売。美白ケアで角層に初着目。メラニンアプローチだけではなく、角層をうるおして白く見せる新発想が話題に。

資料提供/資生堂

■2005年


資生堂よりm-トラネキサム酸配合、HAKU誕生。国民的美白誕生の背景には、“シミができる肌は微弱炎症状態”という発見あり。

 

■2010年


メラニン移送、遺伝子レベルなど美白アプローチの多様化が激しくなる。

■2015年


肌の白さだけでなく透明感、肌色の発色に関するアプローチが増える。

美白の進化はまだまだ続く……

教えてくれたのは

【ビューティサイエンティスト 岡部美代治さん】
本誌の人気企画「みよじ刑事」でもおなじみ。化粧品の研究、開発の経験をベースにした科学的な解説に定評あり。

 

 

撮影/当瀬真衣、浜村達也、金栄珠

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