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大人ワーママ予備軍のあなたへ。私にちょうどいいハッピーキャリアって?

2017年06月15日(木) 16時01分配信

いつの日か子供が欲しい、そう思い続けているけれど……

「そのうち子供は欲しいけれど、私の産みどきっていつ?」近い将来訪れるかもしれない、子育てと仕事の両立に、漠然とした不安を感じる“ママ予備軍”は少なくない。そんなママ予備軍に、「仕事を続けましょう!」と、エールを送るのは、女性限定キャリアの学校はぴきゃりアカデミー代表の金沢悦子さん。

41歳で出産したという金沢さんに話を伺うのは、37歳&41歳というこれまた高齢出産で、二人の子供を産んだ編集T。仕事である程度キャリアを積んできたからこそ、出産・育児について思い悩む女性の気持ちを受け止めつつ、前向きで軽快なアドバイスをいただきました。

産みたい気持ちさえあれば、仕事と育児は両立できる!

いずれは子供を産みたい。でも……「仕事である程度キャリアを積んでから」「この仕事が一段落してから」などと、自分で自分に言い訳をしているうちに、気がつけば30代も半ば。そろそろ欲しいけれど、子育てと仕事を両立できるの?育てていけるの?と不安に感じる人も少なくない。

「なんとかなります!」

明るく、力強く応えるのは、女性限定キャリアの学校「はぴきゃりアカデミー」の代表、金沢悦子さん。ご自身も41歳で出産し、現在は7歳の男の子のママ。

「別に、出産を後回しにしたつもりもなかったんですが、仕事が楽しくて、気がついたら遅くなってしまった感じです(笑)」

金沢さんは1991年にリクルートに入社。新人MVP賞を受賞し、広告営業局局次長、広報室室長を歴任するなど華々しく活躍していた。しかし、大好きな仕事に没頭するあまり、仕事との距離感がうまくつかめず心と体を壊してしまう。その経験から「女性が幸せに働くとは」と追求し始め、2001年に日本ではじめての総合職女性のためのキャリア転職誌を創刊。その後、もっとダイレクトに、働く女性のハッピーキャリアを応援したいと考えるようになり独立、現在に至る。

彼女がセミナーで伝えているのは、ハッピーキャリア=ココロも財布も満たされる生き方、の見つけ方。受講生には30代~40代が多く、これから子供を産もうと思っている人も少なくない。

「彼女たちに共通するのが、仕事の様子を見ながら、産む時期を計画しようとすること。そこであえて言うんです。『計画するな、解禁しろ!』って(笑)。女性ってがんばりやが多くて、迷惑をかけないように、あれこれコントロールしようとしがちなんですが『迷惑かけてもいいんです!』子供ができたら、それがあなたのベストタイミング。産みたい気持ちがあるならなんとかなります。子供を持つってことは、生き方のスタンスを変える大きなチャンスなんですよ」

 

そう笑顔で語る金沢さんだが、昔は自分自身こそが、“人に迷惑をかけたくない”と思っているタイプだったという。

「私はひとりでも稼げるし、自立している。同僚にも、ダンナにもなめられたくないって思ってましたね。でも独立後、妊娠、出産を経て気づいたんです。“ひとりでは無理”って。子育てって、いかんともしがたいことの連続なんですよね。私の場合リーマンショックや震災も重なり、自分は動けないし収入は下がる、貯金はない。自分が稼げない時がくるんだってことが衝撃でした。そのとき初めてダンナに『助けて下さい!』と言えたんです。遅ればせながら、本当の意味でようやく家族になれたんですよね(笑)」
自分が“ごく自然に”できることは何? そこに未来の自分への“ヒント”がある

子供のために、一時的にスローダウンという選択もあり

自分が“ごく自然に”できることは何? そこに未来の自分への“ヒント”がある

“もし、子供を産んだら、これまでのようには働けないだろう”……うっすらと気づきながらも、今の仕事や職場以外のところで、何ができるのかわからない、とためらう人は多い。でも、金沢さんのように、子供を持ってがらりと仕事への意識が変わる女性は、実は少なくない。

「先のことはわからない。不安だからこそ、私のところへやってくるんですよね。セミナーに来るのは、ひととおり“自分さがし”をしてきている、意識の高い人が多いんです。そんな彼女たちにアドバイスするのは、“自分がやればやるほど、力がわいてくることに注力したほうがいい”ということ。人って、自分が努力して身につけたことこそが強みだと思いがちですが、それを“自然に”できる人にはかなわないんです。“自分がごく自然にできること”を明確にしておいたほうがいい。それこそが宝だと気づくことが大事なんですよ。人との比較は大事だけれど、差異だけを見て、優劣はつけない。“私ってこうなんだ”と気づくことから、スタートすればいいんですよ」

ハッピーキャリアの方法は人それぞれ。フリーになったり、起業したりすることが向いている人もいれば、組織に残ったほうがいい人もいるという。

「素質によりますね。組織にいたほうが活きるタイプの人もいます。また、何かやりたいことがあったとしても、“しばらくは収入が見込めない”ということに耐性がない人は、独立しないほうがいい。耐性がないと、本当に好きなことができなくなってしまいますから。ただし、ダブルインカムならアドバンテージはあります。ご主人もきちんと仕事をして、それなりに収入があるのであれば、チャレンジしてもいいのでは、と思いますよ」

収入が途絶える、しかもその状況がいつまで続くかわからないのは怖い、という人。少なくないだろう。

「でもね、キャリアのスローダウンが必要なときもあるんです。あとからV字回復すればいいんですよ。私自身、独立するときは何の勘定もしていませんでした。自分は稼げる、という根拠のない自信で、リスクが思いつかなかったくらい。脳天気ですよね(笑)。子供が0歳のころは、本当にすっからかんになりました。でも、そのぶん子供とずっと一緒にいられたし、震災をきっかけに『昨日と同じ日は来ない。だからこそ、本当にやりたいことをやろう』と考えるようになりました。いまの仕事と育児のバランスにはとても満足しています」

現在の、金沢さんの仕事場は自宅。つまり職住兼用だ。

「職住近接ではなく、兼用。これがすごくいいです。子供が極度の人見知りで、ベビーシッターは頼めなかったんですが、ビジネスパートナーの女性が家に通勤してきてくれるので助かりました。彼女は子供の扱いもとてもうまく、家に母親が二人いるようなもの。こういった環境で働けるのも、30代までに自分でできる仕事を作ったからですね。高齢出産の大人ワーママなら、それまでに培った能力やキャリアが充分にあるはず。大人ワーママは、人生をコントロールできると思いますよ」

昨年春の小学校への入学を機に、今は仕事も絞り込んでいるという。

「日々成長していく子供の、“この一瞬”を逃したくなくて。年長くらいから子供とディスカッションできるようになり、その考え方や発言がとても興味深くて面白いんです! 子供とじっくり向き合えるのは今だけだと思うんですよね。仕事はセーブしているのではなくコントロール、選択と集中ですね。以前は、“きたものはなんでもやろう”というスタンスでしたが、今は“ここで能力が生きる!”というポイントだけに絞り込むようにしています」
高齢出産の大人ワーママだからこそ、体力&お金はとても重要

子供を育て、仕事も続ける。気持ちがあれば必ずできる!

高齢出産の大人ワーママだからこそ、体力&お金はとても重要

最後に、大人ワーママの予備軍へ、実体験に基づく金沢さんならではのアドバイスを聞いてみた。

「まず体力! 私の場合、出産後に体力、気力が完全に戻るまで3年はかかりました。体力がないと、気づかないうちにオシャレ力も下がるんですよ。ダンナの友人に指摘されて、ハッとしました。若いママとの違いですね(笑)。今、コンブチャ(紅茶キノコ)にはまっていて、朝すっきり目覚められるようになりました。その証拠に、子供がインフルエンザにかかっても、私はかかりませんでしたから」

もう一つがお金のこと。

「もともとザルで、お金のことは後回しにしていましたが、ようやく考えるようになりました。今、資産はどれくらいあるのか、60歳までにいくら貯めたらいいのかなど。でも、あまりきっちりするのは無理なので、「すべてをカード払いにするといい」という知人のアドバイスを実行中。月初にスタバの3000円のカードを買って、今月はこれだけと決めたりも。おかげでだいぶ、予算の管理ができるようになってきました。15日を締め日にして、大物を買うのはその前か後でコントロールするようになったし、そもそも買う前に『本当にいる?』と考えるようにもなりましたね」

意識しているのは、お金に関してケチケチしないこと、そして余計なストレスをためないことだという。

「たとえば、流動費と固定費だったら、保険の見直しなどで、固定費を減らすようにします。流動費の切り詰めって小さい額であまり効果がないし、なにより心が消耗していくんですよね。それからスタバの3000円カードも、「今月はあといくら使える?」などといちいち考えなくて済むから、ストレスがなくなりますよ」

金沢悦子さん

お話をうかがった方

金沢悦子さん

女性限定キャリアの学校「はぴきゃりアカデミー」(http://happycareer.jp/)代表。リクルートを経て、有限会社フォーウーマン(現・株式会社はぴきゃり)を設立。1万人以上のビジネスウーマンに取材して体系化した「恋する仕事」への4つのステップ、統計心理学「i-color」を使ったオリジナルメソッドで、年間300人以上の女性をハッピーキャリアへと導いている。

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