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老けない大人のパンツスタイルはフラットシューズ前提で作る [mi-mollet]

2017年05月25日(木) 11時00分配信

今っぽくヘルシーなうえに、ヒールよりも楽ちんなフラットシューズ。ここ数年で、めきめきと頭角を現したアイテムですが、女性らしさが足りなかったり、スタイルアップが難しかったりするのも正直なところ。さらに、パンツと合わせると、老けて見えがちという落とし穴も…。 そこで、その着こなしのセンスの良さが大好評のスタイリスト、斉藤美恵さんに、フラットシューズ×パンツのスタイリングのコツを教えてもらいました。 テーマは”きれいめ”スタイル。ヒールのある靴を選びがちなきれいめスタイルですが、フラットシューズでも、パンツの素材やシルエットとの組み合わせを吟味すれば、こなれ感のある上品なスタイルが完成します。「とんがりトゥ」「ローファー」の2タイプのフラットシューズで実践!
 STYLE01  とんがりトゥ×フルレングスのワイドパンツ

撮影/最上裕美子

STYLE01  とんがりトゥ×フルレングスのワイドパンツ

Mie's Comment

とんがりトゥのフラットシューズは、シャープなつま先を生かすと、女性らしさが出せます。例えば、フルレングスのワイドパンツの先から、つま先をちらっとのぞかせるスタイル。このとき、パンツは地厚な素材より、軽やかなリネンやしなやかなとろみ素材がおすすめ。ワイドパンツのクールな印象を和らげ、とんがりトゥのレディなムードを引きたててくれます。
色味は、サンドベージュに白、そしてグレージュと淡い色のグラデーションで優しく繊細にまとめつつ、靴とバッグの黒で引き締めました。リラックス感の強いフラットシューズも、黒ならきちんとした印象に寄せてくれます。
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撮影/最上裕美子

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カラーラッシュの今季。パステルカラーも可愛いと思いますが、このくらい鮮やかなハッキリとした色をチョイスすると、甘さが抑えられて、辛口な華やかさをプラスできます。シンプルな服も、この一足を合わせるだけで見違えます。

撮影/最上裕美子

合わせる色を選ばない万能カラー、ネイビー。私がこのタイプの靴を選ぶときにチェックするのは”甲の浅さ”。指の股が見えるくらい浅い方が、脚をすっきりと見せてくれて、洗練された着こなしに
STYLE02  ローファー×”ハリ”のあるクロップドワイド

撮影/最上裕美子

STYLE02  ローファー×”ハリ”のあるクロップドワイド

Mie's Comment

もしかしたら、ミモレ世代の方には、どこか懐かしさのあるローファーが、今、また注目を集めています。トラッドで品の良い王道のローファーは、靴自体にボリュームがあるので、パンツもそれに負けない”ハリ”のある素材を使った、かちっとしたシルエットがおすすめ。ただ、フルレングスにしてしまうと重た過ぎるので、脚の肌と足首が見えるクロップド丈をチョイスして。ダブル仕立ての裾なら、脚も細く見え、ローファーのボリュームとも相性抜群。
バッグは、ショルダーストラップが長めにとられたデザインのものを肩からかけるのがおすすめ。重心が下がり、着こなし全体のバランスが整います。
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撮影/最上裕美子

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アッパー(甲革)が、まるでドライビングシューズのように柔らかく、初めて足を入れた瞬間から足に馴染んでくれる逸品。深海のようなブルーは、何時間でも見ていられる美しさです。全体に細めのフォルムなので、女性らしくはけます。

撮影/最上裕美子

メンズ色の強い黒のローファーは、タッセルで可愛げをひとさじ。甲の幅が広めのタイプも、タッセルがついていると、目立ちません。黒のローファーはモノトーンでちょっぴりモードに仕上げるのもおすすめ
 COLUMN   斉藤美恵さんの私物を拝見! ~きれいめスタイル編~

撮影/最上裕美子

COLUMN 斉藤美恵さんの私物を拝見! ~きれいめスタイル編~

実は、私、メリージェーン(甲の部分に留め具がついた靴)が大好きなんです。きれいめにまとめたいときに愛用しているのは、光沢があってハリのあるドレスパンツ。驚くほどシワになりにくく、トラウザータイプで脚をキレイに見せてくれるので、数年愛用しています。ただ、ともすると、マニッシュになり過ぎてしまうので、メリージェーンの可愛い雰囲気でハズしをきかせます。

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