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【ビューティQ&A】スマホやパソコンの文字がかすむのは、もしや老眼!? [mi-mollet]

2017年05月20日(土) 14時00分配信

minthiaさんからの質問

Q. この頃、目の疲れがひどくなっているような気がして。焦点が合わず、スマホやパソコンを見ていると文字がかすんでしまいます。これって……もしやの老眼ですか?
ファンケル総合研究所機能性食品研究所 サプリメント開発グループ 高橋 里実さんの回答
A. 老眼よりも先に、スマホ老眼の可能性が高いですね。
目は、見るものの距離に合わせ、水晶体の厚みを変えて焦点を自動で調節しています。その調節は、目の周りの筋肉がおこなっています。近くを見るときは、筋肉に力をいれて水晶体の厚みを変えているため、筋肉が疲れます。minthiaさんが心配されている「老眼」ですが、老眼とは、加齢によって水晶体が硬くなり、また、厚みを調節する筋肉が衰えることによって、近くのものに焦点を合わせることが上手にできない状態です。

一方、「スマホによる目の疲れ」によって、焦点合わせにくくなることがあります。スマホやパソコンなどを使いすぎることで焦点が近くに合ったままとなるため、周辺の筋肉が凝り固まり、一時的にピント調節がうまくできなくなった状態です。最近では、「スマホ老眼」ともいわれています。スマホの使用を控えたり、目を休めることで回復しますが、日常生活にこれだけスマホが普及しているとなかなかそうも言ってられません。繰り返すうちにクセになり、老眼を早める危険性もあるといわれています。

日常生活の「ちょっとした」ことが原因でスマホ老眼になっていることもあります。たとえば、

●1日に3時間以上、パソコンを使っている
●ノートパソコン、スマホなど画面が小さいものを使用
●電車の中でもスマホを触っている
●寝る直前までスマホ操作をしている(しかも部屋の灯りを消している)

電車の中でスマホを見ている人は多いですよね。電車は動いているため、スマホの画面も揺れています。その揺れに焦点を合わせようと目の筋肉が動くので、筋肉の負担が大きく、目の疲労につながります。
スマホ老眼対策については、目の休息が一番です。作業をおこなっている際は休憩をとる、ストレッチをおこなうなど、意識的に目を休めるように心掛けることが大切です。

● パソコン作業をするときは、1時間に1回位定期的に目を休めて遠くを見ること
目を温めたりして血液の流れをよくし、目の筋肉の緊張をほぐすことも効果的です。

● 目の焦点の調節に関わる筋肉のストレッチ
目の前にかざした人差し指(※焦点がギリギリ合う近距離)に焦点を合わせた後、2~3m先の景色へ目を動かします。これを繰り返します(焦点を近くから遠くへ動かす作業)

● 目を動かす筋肉のストレッチ
人差し指を目の前にかざしたまま腕を左右上下にゆっくりと動かし、その指先を目で追ってください。さらに、指先で円を描き、目で追ってください(このとき首や顔を動かさず、眼球だけを動かすのがポイント)

 

PROFILE

高橋 里実さん・ファンケル総合研究所機能性食品研究所 サプリメント開発グループ
入社以来、眼の健康をサポートする機能性表示食品「スマホえんきん」・「えんきん」をはじめとして、健康をサポートする各種サプリメントの商品開発に携わる。

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