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ビューティエディターが教える、究極のナチュラル肌のつくり方 [mi-mollet]

2017年05月14日(日) 12時00分配信

こんにちは、ビューティエディターの長田和歌子です。

皆さんは、普段どんなベースメイクをされていますか? 私はというと……、年齢を重ねるにつれ、隠したい部分が増えるものの、完全に隠そうとすると厚塗りになってしまうというジレンマを抱えるように。そこで、ベースメイクを徹底的に見直してみることにしたのです。

そして、私が気にしている肌悩みを他人はどう見ているのか? ということを近しい人に聞いてみました。すると、他人はあんまり気にしていないものなのですよね……(苦笑)。「そう?」なんて気のない返事が戻ってくるばかり。それならば! と、ベースメイクを隠す方向から、艶があって健康的に見える、隠しすぎない方向へとシフトしてみたのです。しっかりカバーのファンデーションをやめ、薄づきで化粧崩れしたとしても、キレイに崩れるものをセレクト。そしてフェイスパウダーなどをあまり重ねないようにしました。なぜなら、粉が多いと、崩れるときにヨレたり、小ジワに溜まったりするので、極力少なくしていきました。どうしても気になる肌トラブルはコンシーラーを使うようにしたのですが、今ではまったく気にしていないという……(笑)。なので、コンシーラーも使わずに済ませてしまうことがほとんど。人ってここまで変われるものなのです!

今シーズンは、ちょうど薄づきで肌がキレイに見えるファンデーションが数多く登場しています。

上から/NARS ハイドレイティンググローティント(5月19日限定発売) 、THREE アンジェリックシンバイオシスファンデーション SPF11・PA+、リサージ カラーメインテナイザー NⅡ SPF20・PA++

私が注目したのは上の3品。最近、毎日ローテーションで塗っています。それぞれ仕上がり感が少しずつ異なるので、その特徴をお知らせしておきますね。どれも薄づきですが、その中でもいちばんみずみずしく、薄づきなのが、NARSのハイドレイティンググローティント。このパッケージ、いつもと違うことにお気づきでしょうか? 普段のNARSのパッケージはブラックですが、これはカーキ! こちらはシャルロット・ゲンズブールとのコラボアイテムなのです。シャルロットは、女優ジェーン・バーキンとフランスの伝説的シンガーソングライターのセルジュ・ゲンズブールの愛娘。自身も女優やミュージシャンとして活躍しています。その彼女のフレンチビューティーを体現したアイテムとなって、こちらのティントのほか、チークやアイシャドウなども登場します。

シャルロット・ゲンズブールは、ジェーン・バーキンとセルジュ・ゲンズブールの愛娘

彼女のポートレイトはこちら。肌が透き通るようにピュアな印象です。ティントは、くすんだ肌に艶を与えて健康的に見せてくれる逸品。重ねると透明感はキープしつつ、少しカバー力がアップします。
次に艶が出てしっとりするのがリサージのカラーメインテナイザー。肌が不安定だな、いたわりたいな、または休ませたいなというときに重宝しています。美容液に色がついたような感触で、保湿効果が高いのがいちばんの特徴! そして、ちょっと変わった感触なのがTHREEの新ファンデーション。なんと! ジェル状のパウダリーファンデーションなのです!! こちらは艶のある仕上がりというよりは、上品なマットな仕上がり。かといって、一昔前のような生命感のないマットではなく、繊細な艶を含むマット肌。ジャケット着用のお仕事をされている方、きちんと感が欲しい方にもオススメです。塗るとパウダー状に変化するので、基本的にはフェイスパウダー不要ですが、私はTゾーンにだけ重ねたりしています。

左から/ローズ ド マラケシュ ローズ ヴェール SPF25・PA++(5月30日発売)、オーガニックファーマシー Cel プロテク サンクリームSPF30、THREE バランシング UV プロテクター R SPF40・PA+++

ファンデーションは薄づきなものを使いたいので、無色のUVカット剤を必ず使います。すでに紫外線は強くなっているのでコレは欠かせてはなりません! ここで無色(!)とあえてお伝えしているのはワケがあります。色補正をしてくれる下地を使うとくすみがとれて便利なのですが、上からのせるファンデーションが薄づきなので、下地の印象が見え隠れしてしまうことが。そのため、しっかり保湿をしてから、あえて無色のUVカット剤を使っています。今シーズン、私がお世話になっているのは下の3つ。

それぞれのテクスチャーはこんな感じ

いずれも紫外線吸収剤フリーで、敏感肌の方にはうれしい処方に。どれものびがよく、スキンケア効果が高いのが特徴です。左のローズ ド マラケシュのUVは、アルガンオイルを配合しているので、夕方まで乾燥知らずでいられる優れものです。さらにダマスクローズの精油がやさしく香るのも、朝メイクするときに癒やされて「今日も頑張ろう!」という気分にさせてくれます。オーガニックファーマシーのUVは、紫外線をカットするだけでなく、肌ダメージを修復してくれる効果が高く、焼けちゃったかなと思っても、肌はピンピンしている、そんなダメージ知らずの強者です。シアバターやホホバオイル、アロエやローズヒップなどの植物成分がふんだんに配合されていて使い心地のよい1本。THREEのUVは今シーズン新しくなり、紫外線だけでなく、大気汚染物質やブルーライトからも肌を守れるように進化しています。どれも、肌をトーンアップさせる効果があり、自然で明るい肌に整います。感触の差はあまりありませんが、ご参考までに、上の商品写真と同じ順にテクスチャーを出してみました。

左から/NARS マルティプルティント 5406(5月19日限定発売)、THREE ラディアントワイドインヴィジブル、同 アンジェリックコンプレクションプライマー 02 SPF22・PA+++

さらに、薄づきなファンデーションを使う場合、どうしても隠したい場所というのが、人それぞれ出てくることもあろうかと思います。そんなときに便利なアイテムもご紹介しておきましょう!

NARS マルティプルティントを塗ってみました。本当にほんのりなので、だれでも上手に使えるのがポイント

左のNARSは、シャルロットとのコラボレーションアイテムで、NARSの代名詞ともいうべきマルティプルのティント版。ほのかに血色が再現できる秀逸品です。くすんでいるなと感じるときに、ファンデーションの上からチークのベース代わりにほんのりと肌に色づくくらいにのせます。透明度が高く、澄んだ肌印象に仕上がります。

のばすと、うっすらとオレンジ味が感じられるくらいです。それだけでも、十分効果がわかります!

同じくくすんでいるときにぴったりなのが、THREEの下地。透明フィルターに色が付いているような感じなので、肌色が透けて見え、とても使いやすい逸品! 写真はオレンジカラーで、くすみをはらって健康的な印象に仕上がります。

気になる部分にコンシーラーをのせてから、たたき込むようになじませていきます

そのほか、ピンポイントな目元のくまや小鼻脇の赤み、肝斑などの肌悩みがあるときは、柔らかめ、だけれど適度にカバーしてくれるコンシーラーを。THREEの新しいコンシーラーは固すぎず、柔らかすぎず、感触が絶妙で、とても使いやすい1本です。
ベースメイクは、どうしても気になる肌トラブルを隠そうと、ベースメイクが終わるまでに完璧にカバーすることを目的にしがちですが、アイメイクやリップメイクなどのポイントメイクが終わった時点で、客観的に鏡で見てみることが本当に大切です! 薄づきなファンデーションだと、ベースメイクが終わった時点ではまだ肌悩みが気になるかもしれません。でも、ポイントメイクまでしてみると、「あれ?」とそんなに気にならなくなるはずです!! アラフォー世代ともなると、小ジワや毛穴のゆるみ、ほうれい線など気になる肌トラブルは凹凸が多くなります。塗ってカバーすると、どうしてもその部分に落ちてしまい、余計に目立つことにもなりかねないと、私は思うのです。だから、〝素肌をキレイに保ち、メイクは薄づきで!〟が年齢を重ねていくといちばん美肌に見える秘訣。〝木を見て森を見ず〟にならないよう、ぜひ皆さんもベースメイクを見直してみてください!

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