- TOP
- > NEWS&TOPICS一覧
- > 美白はじめの基本のき【皮膚科専門医が答える！今さら聞けない美白QA】 [VOCE]
美白はじめの基本のき【皮膚科専門医が答える！今さら聞けない美白QA】 [VOCE]
2017年04月30日(日) 10時53分配信
美白の正しい知識を補充しましょ。
VOCEウェブサイトを通して集まった大量の美白に関する疑問の中から、かぶりが多かったものを抜粋！ 知識を補充することで、美白の正しい選び方、使い方をクリアにして。
生成された黒褐色のメラニンは細胞の核を帽子のように覆って紫外線を吸収。核が傷つかないようにガードして私たちの体を守る正義の味方！
Ｑ．メラニンって何？
Ａ．細胞の核を守るための色素です。
「シミの原因というイメージが強いけど、私たちの体に欠かせない大切な色素。紫外線や刺激によるダメージから細胞の核を守ります」
花粉といった刺激やストレスなど、様々なものが要因に！
Ｑ．メラニンが出る原因は？
Ａ．外的刺激と内的要因のどちらも考えられます。
「代表的なのは紫外線ですが、肌の中での炎症が引き金となるため、摩擦や花粉、黄砂といった刺激や、老化やストレス、女性ホルモンの乱れなども原因となり、過剰生成を促します」
肌の代謝の比較表
Ｑ．シミができるのは何故？
Ａ．肌の代謝の低下が大きな一因です。
「本来、役目を終えたメラニンは分解されてターンオーバーにより排出されるのでシミになりませんが、肌の代謝が乱れて分解＆排出の能力が下がるとメラニンが蓄積し、シミを形成」
美白コスメに含まれる成分の主な働き。
Ｑ．美白コスメはなぜ効くの？ 美白成分って肌に何をしてくれるの？
Ａ．「美白成分を含む美白コスメはメラニン生成→シミになるプロセスに働きかけてシミを予防するもの。ただし、メラニンの生成を抑えて分解、排出を促すことで今あるシミが薄くなることも」
「メラニンを溜め込まずどんどん肌の外へ排出するには正常なターンオーバーが不可欠。そのために保湿はマストであり、血流をよくして代謝もアップさせるべき。さらに美白成分の浸透を邪魔しないように古い角質はオフしておくことも」
ただし、美白成分が効く肌になっていることも重要!!
その条件が左の３つのポイント！
その条件が左の３つのポイント！
「最大の原因、紫外線の照射量が多くなる平面＆高い部分が危険。刺激もシミを誘発するため頻繁に触りがちなパーツや、ザラついたりごわつく、代謝が悪いところもシミの温床に」
Ｑ．シミのできるところとできないところの違いは？
Ａ．
【１】紫外線照射量の差。平らで高いところ＝頬に当たりやすい。
【２】こすれと摩擦が多いところ。
【３】代謝が悪い部分。
Ｑ．美白コスメは刺激が強いの？
Ａ．高濃度で効く成分が入っているものは強い。
「美白に限らず、効く成分を高濃度で配合している場合は刺激が強くなりがち。また、美白成分は肌へ浸透しやすい水溶性が多いため、バリア機能が低下した肌はピリピリと感じることも」
Ｑ．自分に合う（効く）美白コスメの選び方は？
Ａ．
【１】まず肌の傾向を知る
「赤みが出る＆肝斑なら炎症が起きやすく、日焼け後黒くなる人はメラニン生成力が高い。ごわつきはメラニンが溜まりやすいサイン！」
【２】どういう肌になりたいのかをイメージする。
「シミのない肌を目指すならシミ対策系、均一な透明肌なら肌色全般をケアするものを選ぶと近道。コスメの名前や謳い文句も参考に」
【３】継続命!!続けられる使用感とコストを設定する。
「数ヵ月使い続けてはじめて効果が見えてくるので毎日心地よいと思えるテクスチャーや香りを選んで。ケチらず続けられるかもキモ」
Ｑ．美白はラインじゃなきゃダメ？
Ａ．ひとつだけ買うなら美容液を!
「ステップごとに効かせる工夫がされているのでライン使いが◎。基本的には有効成分の含有が多いため、美容液が主力の場合が多い」
Ｑ．美白の効果はどう判断すべき？
Ａ．
【１】クリニックでチェック！
「有料にはなるが信頼度の高い診断と医師による診察が魅力。化粧品購入のプレッシャーがなくフラットな気持ちで受けられるのも◎」
【２】コスメカウンターでの肌診断。
「化粧品を買う必要はなく肌診断だけでOK、しかも無料のところがほとんど。診断をもとに肌に適したサンプルをもらえる可能性も大！」
【３】写真やアプリでセルフチェックする。
「自己診断ではどうしても客観視できず正しく判断できないが、写真ならその心配ナシ」アプリも使えばさらに気軽＆こまめにチェックできる
30代は美白ケアを1年中するのがベスト！
Ｑ．美白ケアをするタイミングはいつがベスト？
A.
1日では、朝はUV優先。夜は集中美白。
季節は、ベストは1年中。実感したいなら秋冬。
年齢は、20歳を過ぎたら始める。30歳を過ぎたらマスト。
1日では、朝はUV優先。夜は集中美白。
季節は、ベストは1年中。実感したいなら秋冬。
年齢は、20歳を過ぎたら始める。30歳を過ぎたらマスト。
Ｑ．美白コスメはシミだけじゃなくてくすみや色ムラにも効くの？
Ａ．メラニンによるくすみや色ムラなら効く。
「メラニンが肌の中で固まりとして存在するとシミ、点在しているとくすみに見え、その場合は有効。古い角質の蓄積もくすみの原因に」
教えてくれたのは
ウォブクリニック中目黒総院長 高瀬聡子先生
皮膚科医。スキンケア企画のご意見番。基本の理論から最新のコスメ事情まで精通し、わかりやすい解説で大人気。
（イラストレーター／シママスミ）
皮膚科医。スキンケア企画のご意見番。基本の理論から最新のコスメ事情まで精通し、わかりやすい解説で大人気。
（イラストレーター／シママスミ）
【関連記事】
