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【人間関係Q&A】重い病気の子供を出産した友人。どう声をかければいい? [mi-mollet]

2017年04月19日(水) 14時00分配信

snoofunさんからの質問
Q. 病気の赤ちゃんを授かった友人に、どう言葉をかければいいか分かりません……。

二十年来の友人が、昨夏40歳で授かり婚。先月出産したのですが、産まれてきたお嬢ちゃんは1年生きられるか生きられないかの病気を抱えています。 出産の報告がなかなかなく心配していたのですが、先日友人がメールで報告してくれました。自分も子を持つ親としての気持ちがよく分かるだけに、あまりにも辛すぎる現実で、なんと言葉をかけて良いものか分かりません。差し障りのない返信メールを送り、大切な友人なので新幹線で会いに行くつもりでおります。友人が会ってくれるかは分かりませんが、出産祝として贈答の品を贈って良いものなのか、送るならどんなものにしたら良いのか分かりません。このようなケースの対応をアドバイスしていただけたら幸いです。

特別ゲスト 齊藤勇先生の回答
A. メールのやり取りから 会いに行ってもいいかどうか読み取ることが大切です。

これは判断が大変難しいお悩みですね……。会いに行っていいか、行かないほうがいいか、それは人によりますから。自分のツラい状況を見られるのが嫌だという方もいれば、反対に来てくれるとありがたいと思う方もいるでしょう。snoofunさんのご友人がどちらの気持ちを持たれているか分からないので何とも言えませんが、そこはメールのやり取りからある程度は読み取れると思います。それで「これは行っても良さそうだな」と感じられたなら、snoofunさんのお優しい性格上、会いに行かれたほうが良いのではないかと思います。

おそらくですが、状況を知られることが嫌な方でしたら、報告メールそのものを送ってこないと思うのですよ。せっかく送ってきてくれたのですから、そこで何のアクションも起こさないと、相手は「スルーされた」と感じるかもしれません。タイミングを見て、会いに行っていいか聞いてみてもいいのではないかと、こちらのお悩みを読むかぎりでは、私は感じました。

そして出産祝いですが、ご友人のお子さんは産まれてきて生きていらっしゃいますから、何か持って行かれても良いのではないでしょうか。今は医学が発達していますから、医師から告げられている余命よりかなり長く生きることが多いですし。ただ品物は、子供用のものでなく、お母さんに関するものをお渡しされるほうが良いかと思います。彼女の好きなお菓子など、何か落ち込みが少しでも回復するようなものを一生懸命考えてお渡しされれば、そのお気持ちは必ず通じて、ご友人の方もきっと救われるのではないかと思います。
いかがですか?
齊藤先生の回答、ぜひご参考になさってください。

PROFILE

齊藤 勇(さいとういさむ)
1943年生まれ。心理学者、立正大学心理学部名誉教授。専門は対人心理学と恋愛心理学。分かりやすい講義が人気で、『笑っていいとも!』(フジテレビ)や『それいけ!ココロジー』(読売テレビ)など多数のテレビにも出演していた。著書は100冊以上あり、『男と女の心理学入門』(かんき出版)、『悪用禁止!思いのままに人をあやつる心理学大全』(宝島社新書)、『ずるい心理学~上司に得意先、先輩、同僚も年下まで、なんかいいように“使われている”~』(ぱる出版)、『超・相槌』(文響社)など近著も多数。

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