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カラダの不調を整える、いま話題の「ハーブチンキ」って?  [FRaU]

2017年03月19日(日) 19時00分配信

自分の不調は自分でチューニングするハーブチンキで始めるエターナルビューティケア

〝ストレスによるもの〞とひとくくりにされがちな不調や不安、不眠。それらの症状を緩和させるケアとして、いま注目されているのがハーブチンキ。自然の薬理効果を存分に利用したホリスティックなケアで5年後、10年後の自分のためにいいこと、始めませんか?
ハーブチンキとは……

Photo: Risa Shimamoto(THYMON Inc.) 

ハーブチンキとは……

ハーブティーが〝水出し〞であるのに対し、ハーブチンキは〝アルコール出し〞。水溶性成分のみならず、油溶性成分まで抽出できるので、ハーブの恵みをより効率的に得ることが可能。ウォッカに漬ける方法が一般的。

ハーブチンキがカラダにやさしい理由

ストレス世代を中心に、密かに話題を集めているハーブチンキ。そもそも何がそんなにすごいのか、どんな効果があるのか……? 植物療法のエキスパートである森田敦子さんと、南ドイツで蒸留所の修行を終えて帰国した江口宏志さん、2人のキーパーソンにお話を伺った。

お話を伺ったのは……

植物療法士
森田敦子さん
パリ第13大学にて植物療法を学び、帰国後は研究者として活動。フランス植物療法普及医学協会が認定するルボア フィトテラピースクールや製品開発にも携わり、日本における植物療法の第一人者として活躍。

蒸留家見習い
江口宏志さん
ブックショップ「UTRECHT(ユトレヒト)」やアートブックフェア「THE TOKYO ARTBOOK FAIR」を立ち上げた後、南ドイツの蒸留所に修行へ。現在は、編集・執筆やディレクション業を行う傍ら、蒸留所の設立に向けて準備を進めている。

カラダに起こる変化を、ソフトランディングさせる

Photo: Risa Shimamoto(THYMON Inc.) 

カラダに起こる変化を、ソフトランディングさせる

ヨーロッパでは「ハーブ薬局(フランス語ではエルボリステリア)」というものが古くから存在し、不調を感じたときのケアとして一般的であるハーブチンキ。

前述の通り、アルコールで抽出するため、ハーブが持つ水溶性成分と油溶性成分、両方の薬理効果を濃縮した形で摂取できる優れた自然療法。ドライハーブをウォッカをはじめとするアルコールに約2週間漬け、それを漉(こ)したものをハーブチンキと呼ぶ。

Photo: Risa Shimamoto(THYMON Inc.) 

「ハーブによって薬理効果はさまざまですが、30代の女性に特におすすめなのは、メリッサのハーブチンキ」と森田さん。

「というのも、30代は〝プレ更年期〞世代であり、妊娠に関わるホルモン〝プロゲステロン〞が減少し始める年齢。それにともなってホルモンバランスが崩れ、突然不安になって涙が出たり、急にヒステリックになったりすることがあります」

ただ、それが忙しい毎日の中で起こると、ホルモンの仕業と気づかず、気持ちの振り幅が大きい自分を責めてしまいがち。

「そうなると悪いスパイラルに陥ってしまいますね……。カラダの変化は、年齢や環境によって必ず起こるもの。それをソフトランディングさせてくれるのが、ハーブチンキなんです。いま自分が強く感じている症状に合わせて、例えば風邪が流行っている時季にはエキナセアで1週間うがいをする、妊活したいときはラズベリーリーフを半年間飲む、など気軽に取り入れると、いつの間にか〝カラダの調子が良いかも!〞と思える、それがハーブチンキの魅力です」

Photo: Risa Shimamoto(THYMON Inc.) 

一方、フルーツやハーブ由来の蒸留酒を作る修行をしてきた江口さんも、ハーブチンキに注目している一人。

「いまは蒸留所の稼働に向けて準備中です。いずれは健康酒を手がけたいと思っていて。敷地内には約500種類のハーブや薬草が植生しているので、そこからオリジナルのハーブチンキを出せたらと」
あらゆる人が注目するハーブチンキ。なんといっても、自然のものだから継続しても安心というのが嬉しい。自分のカラダを持続的にチューニングする〝エターナルビューティケア〞として、取り入れてみては?

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