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冬の汚れは早めにOFF!! ニットアイテムを自宅で洗うコツ [with] 

2017年03月18日(土) 13時00分配信

「難しそうだから」と、お手入れを敬遠しがちな冬物アイテム。でも、実は自分で簡単にできるメンテナンス方法はいっぱい! 一見キレイでも、汗や排気ガスなど衣類には見えない汚れがたくさん。洗いにくい冬物とはいえ、汚れを放置すると黄ばみや虫食いの原因に。洗濯王子こと中村祐一さんが自宅洗いの方法を伝授!

ニット洗いの基本はコレ!

冬物の代表格、ニット。ここではニットアイテムに共通する基本的な洗い方をレクチャーします。

1.洗濯機なら、洗濯ネットに入れてドライコースで
洗濯機で洗えるものなら、たたんで洗濯ネットに入れ、おしゃれ着用中性洗剤を使いドライコースに。洗濯ネットは、たたんだニットよりひと回り小さいものを。ニットがネットの中で動きにくく、繊維がこすれて毛玉や縮みが起きるのを防げます。

イラスト/リョウカネヤス

2.手洗いなら、ぬるま湯で上げ下げ
手洗いでも同様にネットへ。30℃ほどの湯におしゃれ着用中性洗剤を溶かした洗濯液に入れ、手で5回沈めて1回持ち上げる。これを5セット繰り返した後、数分間つけおき。水を換えて2回すすぎ、2回目に柔軟剤を入れる。洗濯機で30秒間脱水。

イラスト/リョウカネヤス

3.形を整えて平干しを
脱水後はすぐに取り出し、通気の良いところで平らに広げ、形を整えて干す。前ページのような平干しネットを利用すると型崩れしにくい。ハンガーに吊るすときは、重みで伸びないように、複数のハンガーを使い、橋を渡すようにして干そう。

どんな衣類も、目立つ部分汚れは「クレンジング」を!

汚れの原因によっては、そのまま洗濯すると汚れが繊維の中に入り込んで落ちにくくなってしまうことも。ファンデーションや食べこぼしのシミなど目立つ汚れは、洗う前に部分的にクレンジングを。液体の中性洗剤を汚れに直接つけて、40℃程度のお湯ですすごう。

カシミアのセーターは油分を補って

基本のニット洗いにもうひと手間をプラス。「カシミアは油分を含んでいるので、洗濯で流れ出た油分を補いましょう。最後のすすぎの際に、洗面器に小さじ半分ほどのラノリンオイルと柔軟剤を溶かした液ですすぐとふんわり仕上がります」
素材由来の油分に近い「羊のオイル」で、カシミアを保湿!

撮影/恩田亮一

素材由来の油分に近い「羊のオイル」で、カシミアを保湿!

ラノリンオイルは、羊毛から採れるオイルでウールやカシミアが本来持つ油分に近い。洗剤や柔軟剤と併用してラノリンオイルを使おう。
ニットワンピは重さを分散して干す

イラスト/リョウカネヤス

ニットワンピは重さを分散して干す

丈が長く、特に重みがあるアイテム。干す際は型崩れに注意したい。「平干しネットにS字フックをかけ、もう一段ワイヤーネットを引っかければ、長いニットもラクに干せます。また、ハンガーを3本ほど使い、重さを分散して干すのも手」

ニットキャップはおでこ部分に注意

おでこ部分にファンデーションや皮脂がついているので、事前のクレンジングは必須。ファンデーションの頑固な汚れなら、台所用中性洗剤とクレンジングオイルを1対1で混ぜたものを汚れにつけ、つまみ洗いしてすすぐ。これを数回繰り返して。
ニットの伸びた袖口は「スチームアイロン」で

イラスト/リョウカネヤス

ニットの伸びた袖口は「スチームアイロン」で

たるんだ袖口をスチームアイロンで蒸らし、温かいうちにすぐに手でギュッと握り、軽くアイロンをかけて形を整える。袖口がくねくねとゆがんでいる場合は、手で編み目を寄せてからスチームをかけよう。スチームをかけすぎると高温になるのでやけどに注意!
\教えてくれたのは/

撮影/恩田亮一

\教えてくれたのは/

洗濯家 中村祐一さん
国家資格クリーニング師。「洗濯王子」の愛称で親しまれ、のべ2000人以上に直接洗濯方法のアドバイスを行い、テレビ等でも活躍中。『幸せを呼ぶスマート洗濯』(ポプラ社)、『おうちで簡単洗濯上手』(大泉書店)など著書多数。

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