• > プロが教える「おもてなしのテーブルコーディネート」4つのポイント [おとなスタイル]

プロが教える「おもてなしのテーブルコーディネート」4つのポイント [おとなスタイル]

2017年03月15日(水) 09時00分配信

ちょっとした4つの工夫でご機嫌なテーブル作りを。

華やかに彩られたテーブルに並ぶ料理は、ちょっとした料理でも一気に雰囲気が変わりますよね。そんな、家でのおもてなし、一度は挑戦してみたいと思いつつもハードルが高いと思っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、フードディレクター梅國いくこさんに、ご機嫌なテーブル作りに必要な4つのステップを教えていただきました。

ご機嫌なテーブル作りに必要なこと

「いつも同じ見せ方になりがちで……」 → アイデア次第で幅は広がります!

定番のやり方に、こだわりすぎていませんか?

おもてなしの基本は、プランにあり!
テーブルのコンセプトを決め、実践するのに必要な4ステップで、あなたのおもてなしは生まれ変わります!

idea 01 テーマを決める

集まるのは、どんな人たち? その日に集まるゲストの顔ぶれを思い浮かべながら、まずは料理の内容と、見せ方のテーマを決定します。
お誕生日祝い、家族の集まるテーブル、親しい友人とのひととき……。ユニークなテーマに挑戦すれば、料理はよりおいしく、場はさらに楽しくなるでしょう。

京料理のおもてなしを提案したときの1コマ。

テーマは「丸」です。まん丸の器は、実は重箱型のお弁当。他の器も円形のものを揃えて。

トルコ料理のテーブル。

海峡の街・イスタンブールをイメージして、海のモチーフをあしらいました。

トルコ料理のテーブル。

ナプキンリングに使ったのは、天然のウニの殻です。海峡の街・イスタンブールをイメージして、海のモチーフをあしらいました。

idea 02 テーマカラーを決める

テーマを決めたら、基調となる色を決めます。食材や料理にちなんだ色、その日のイベントの特徴的なカラーなど。料理や食器、デコレーションの色みを合わせれば、よりスタイリッシュな印象になります。 食器だけでなく、小物や花、カトラリーなどで色を添えるのも、よい方法です。

イタリア料理。

イタリア料理のときは、オレンジとグリーン。色が場の雰囲気を盛り上げます。

エジプト料理。

食卓には不向きとされるブルー系も、統一感を持たせれば、すっきりとクールに仕上がります。

ブラック&ピンクのバレンタイン。

シックな黒の造花にピンクのリボンを挿し込み、ポイントにしました。

idea 03 季節ごとに、イベントごとに

クリスマスにお正月、誕生日やお祝いごとなど、時季ごとのイベントと切っても切れないのが、おもてなし。季節感やその時らしさを大切にした料理やテーブルセッティングは、ゲストの印象にも強く残るものです。
配置や小物の使い方、ちょっとした工夫やひと手間が、意外な決め手になることも。

お花見には。

お花見のテーブルのデザートは、桜のムース。塩漬けの桜の花をあしらいました。

ハロウィン。

おとなのハロウィンのテーブルは、秋の実りのイメージを取り入れ、落ち着いたコーディネートに。

バレンタイン。

バレンタインには情熱のスペイン料理を。もちろん、ハートモチーフも忘れずに。

idea 04 「世界の料理」を取り入れて

世界各国で学び、食べ歩いた梅國先生のテーブルには、日々、各国料理が上ります。
せっかく人を招く機会ですから、普段、なかなかできなかった料理に、思い切って取り組んでみては? 演出で盛り上げれば、マンネリ気味のおもてなしにも、新しい可能性が生まれるはずです。

韓国料理。

親友に教わった本場の韓国料理は、おもてなしでもたびたび披露。色鮮やかなうえヘルシーなので、ゲストに喜ばれます。

北インド料理。

北インド料理は、現地の食器に盛って本格的に。もちろん、普段の食器でも。

モロッコ料理。

旅先で覚えたモロッコ料理は、カラフルな小物でエキゾチックに。
■Profile

フードディレクター
梅國いくこさん
うめくに・いくこ
大阪府生まれ。エコール・ルノートル本校、リッツ・エスコフィエなど世界各国の有名料理学校、料理教室で研鑽を積む。東京・豊洲で主宰する料理サロン「W.E.」は、100人以上が入会待ちするほどの人気。

 

『おとなスタイル』Vol.6 2017冬号より
(指導、写真/梅國いくこ)

【関連記事】

NEWS&TOPICS一覧に戻る

ミモレ
FRaU DWbDG
  • FRaU DWbDG
  • 成熟に向かう大人の女性へ
  • ワーママ
  • Aiプレミアムクラブ会員募集中!

このページのTOPへ戻る