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冷えも便秘も憂鬱も! 不調の原因は「JSK」(自律神経)乱れかも!? [with]

2017年03月06日(月) 20時00分配信

便秘やむくみに悩まされ、やる気も出ないし、何かとイライラ……、心も体も不調マックス! そんな悩みを抱えていたら、それは「JSK」(自律神経)が乱れているせいかも!? 心と体を左右する「JSK」について知って、心と体の不調を一掃しましょう。

イラスト/沼田光太郎

交感神経と副交感神経は 心と体のアクセルとブレーキ

「『太りやすい』『プチうつ』『慢性疲労』などの理由のわからない症状は自律神経の不調だと言われています」 と教えてくれたのは、自律神経研究の第一人者である、順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生。
「自律神経とは、無意識のうちに臓器をコントロールして、生命活動を支える神経のことです。寝ている間も呼吸が止まらず、血液が全身に送られ、内臓が働き続けられるのは、自律神経のおかげ。この自律神経には、〝交感神経〞と〝副交感神経〞という2つの神経があり、この2つは相反する働きをしています。例えるならその関係は、車のアクセルとブレーキのようなものなのです」
アクセルを踏むと車のスピードが上がるように、交感神経が高まると血管が収縮し、血圧が上昇。脳や内臓が活発に働いて興奮状態に。逆に副交感神経が働くと、ブレーキを踏んだ時のように血管がゆるみ、心と体がリラックスした状態になるそう。
「車のアクセルとブレーキと同じように、交感神経と副交感神経の2つのバランスがとれていれば、心と体は健康でいられます。ところが、どちらか一方の働きばかりが強まると、さまざまな不調が起きてくるのです」
特に20代の女性に多いのは、仕事や人間関係、SNSのストレスで交感神経が活発になりすぎているタイプ。そのため、副交感神経がうまく機能せず、不調が慢性化するとか!?
「日中に高くなるのが交感神経、夕方から夜にかけて高くなるのが副交感神経で、この変動が上手くいっていれば健康な状態です。昼間のストレスが強く、夜になっても交感神経が上がったまま、副交感神経に切り替わらない状態が続くと、自律神経のバランスが崩れます。血流が悪くなり、脳をはじめ体の隅々にまで栄養が行き届かなくなり、さまざまな不調が起こるのです」
では、2つのバランスを整えるには、どうすればいいの?
「まずは自律神経を乱さない時間の使い方や生活習慣を身につけること。また、ヨガなどの運動や心を整えるマインドフルネスなどの瞑想を行うこともオススメです」
JSKのバランスを整えて、今のうちに心と体を軽くして、スッキリと新年度を迎えましょう!

イラスト/沼田光太郎

CHECK!! あなたの自律神経は正常に機能している?
□最近、ダイエットをしてもやせづらい!
□夕方になるといつも顔がむくむ!
□たくさん寝ても疲れがとれない!
□いつも便秘がち!
□イライラしやすく、怒りっぽい!
□布団に入ってもなかなか眠れない!
□スマホがそばにないと不安に感じる!
□夏も冬もいつも手足が冷たい!

ひとつでも当てはまればJSKが乱れている兆候アリ。3つ以上当てはまったら、今の不調は自律神経の問題。

一日の自律神経の動き

交感神経と副交感神経は相反する動きをしている
交感神経は朝から昼にかけて上がるのに対し、午後から夜中に、上がるのが副交感神経。

 

\教えてくれたのは……/

順天堂大学 医学部教授 小林弘幸先生
アスリートやアーティスト、文化人へのコンディショニング、 パフォーマンス向上指導に関わる。著書に『自律神経が整う時間コントロール術』(小学館)他。

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