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社会学者 古市憲寿の人生相談「毎回デートは割り勘。これって普通のこと?」 [with]
2017年02月24日(金) 18時00分配信
歯に衣を着せぬ物言いで話題の古市さんは、社会学者&ニュース番組にも出演する気鋭の論客。大好評につき、今回も迷えるwith読者と直接、対面! ズバッとアドバイスしてもらいます!
彼とのデートは常にきっちり割り勘。 男性が多く払うべき?
デート中の食事など、これまで付き合ってきた人たちは皆、何も言わずに多く払ってくれていたのに、今の彼氏は毎回きっちり割り勘。普通、男性が多く払うものじゃないの?(メーカー管理部・Gさん・ 28歳)
なぜ‟割り勘”にするか、考えよう
古市(以下・古)あれ? 前にも一度、会ったことなかった?
Gさん(以下・G)はい(笑)。半年ぐらい前にも悩み相談しに来ました!
古「フィギュアスケートしてる男友達がほしい」って話だったっけ?
G「仕事の相談ができる男友達」ですって(笑)。フィギュアスケートは確かに、習ってますけど。
古 で、今回はどうしたの?
G 3ヵ月前に彼氏ができました!
古 へー、おめでとう。で、わざわざ、その報告をしに来たの?
G それが、一点だけ気になることがあって……。その彼、私より5歳も上なのに、デート中、いつもきっちり割り勘なんです。全部奢ってとは思わないけど、普通、男性のほうが多く出しますよね?
古 それ、逆に「男女平等」っていう意識が強いのかもよ。彼の情報、他にはないの? 気になるところとか。
G 言葉遣いが少し変ではあります(笑)。会話中、語尾がいきなり、すごく丁寧になったり。例えば、「〜申し上げます」って入れたり。人付き合いが苦手っていうか、女性の扱い方に慣れてないんだと思います。あと、女装するのが趣味なんです。
古 ん!? もっと詳しく教えて。
G 打ち明けられた時はビックリしたけど、同時に嬉しい気持ちにもなれて。カミングアウトするのって勇気がいるじゃないですか。いまは、時々お化粧をしてあげてるぐらいあまり気にはしてないですね(笑)。
古 前回も言ってたけど、自分磨きのためにフィギュアスケートを始めちゃうぐらいだから、Gさんも変わってるよ。ふたり、お似合いなんじゃない? with読者には“女装”と聞いただけで表情が変わる人もいるだろうだけど、Gさんの場合は受け入れられる度量があったんでしょ。お互いの個性を認められるカップルなんじゃないかな。だから割り勘の件も男とか女じゃなくて、人間として対等という意識があるんじゃないの? 女装のための衣装代まで割り勘を求められたら話は別だけど。
Gさん(以下・G)はい(笑)。半年ぐらい前にも悩み相談しに来ました!
古「フィギュアスケートしてる男友達がほしい」って話だったっけ?
G「仕事の相談ができる男友達」ですって(笑)。フィギュアスケートは確かに、習ってますけど。
古 で、今回はどうしたの?
G 3ヵ月前に彼氏ができました!
古 へー、おめでとう。で、わざわざ、その報告をしに来たの?
G それが、一点だけ気になることがあって……。その彼、私より5歳も上なのに、デート中、いつもきっちり割り勘なんです。全部奢ってとは思わないけど、普通、男性のほうが多く出しますよね?
古 それ、逆に「男女平等」っていう意識が強いのかもよ。彼の情報、他にはないの? 気になるところとか。
G 言葉遣いが少し変ではあります(笑)。会話中、語尾がいきなり、すごく丁寧になったり。例えば、「〜申し上げます」って入れたり。人付き合いが苦手っていうか、女性の扱い方に慣れてないんだと思います。あと、女装するのが趣味なんです。
古 ん!? もっと詳しく教えて。
G 打ち明けられた時はビックリしたけど、同時に嬉しい気持ちにもなれて。カミングアウトするのって勇気がいるじゃないですか。いまは、時々お化粧をしてあげてるぐらいあまり気にはしてないですね(笑)。
古 前回も言ってたけど、自分磨きのためにフィギュアスケートを始めちゃうぐらいだから、Gさんも変わってるよ。ふたり、お似合いなんじゃない? with読者には“女装”と聞いただけで表情が変わる人もいるだろうだけど、Gさんの場合は受け入れられる度量があったんでしょ。お互いの個性を認められるカップルなんじゃないかな。だから割り勘の件も男とか女じゃなくて、人間として対等という意識があるんじゃないの? 女装のための衣装代まで割り勘を求められたら話は別だけど。
PROFILE
古市憲寿
’85年東京都生まれ。社会学者。若者の生態を的確に描出し、クールに擁護した著書『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)などで注目される。近著の『保育園義務教育化』(小学館)では、女性が置かれた理不尽な状況を描き、その解決策を示す。
’85年東京都生まれ。社会学者。若者の生態を的確に描出し、クールに擁護した著書『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)などで注目される。近著の『保育園義務教育化』(小学館)では、女性が置かれた理不尽な状況を描き、その解決策を示す。