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「仕事で認められたい」「上司と合わない」…OLの仕事の悩みにズバリお答えします [with]

2017年02月02日(木) 19時00分配信

外資系コスメブランドの‟顔”として広報のトップを長年務め、トータルビューティアドバイザーとして活躍する鈴木ハル子さんは、人生の先輩であり、美容はもちろん、ビジネスウーマンとしても先輩。美容やマナーに手厳しい業界の方からも尊敬される素敵な女性です。

そんなハル子さんの元へは20~30代の悩めるOLが相談に訪れることもしばしば。いろんな経験も挑戦も失敗もしてきたというハル子さんの、愛があって明快&爽快なアドバイスに、彼女たちは救われ、笑顔になって帰っていきます! そこで、ハル子さんに出張相談を依頼。with onlineに集まった悩みに答えてもらいました。

Case1

最近、新入社員の教育係につきましたが、厳しくすると嫌われそうで難しい

Answer1 ‟注意するときは、よかった点も伝えて。やさしく厳しくが理想です!”
「やさしい気持ちがあるから厳しくできるのであって、やさしさがなければ、それはいじめだと思っています。私が部下に話すときは、“自分も同じような失敗をした”というような経験談を交えながら、“これはよくなかったよね”と指摘するのと同時に、相手のイイ点も必ず褒めるようにしていました。そして、常に感情的にならないことも大事。決して、その人自体を責めているのではなく、仕事に対しての指摘だと伝わるようにすることが大切です。また、何かのミッションを与えるときは、なぜやらなければいけないのかの理由を明確に伝えて、期日を決め、きちんと結果を報告させるようにするのも大切なこと。その人が仕事を抱え込みすぎると、チーム全体の効率ダウンにも繋がりかねないので、そうならないように早めの相談も促し、‟ホウレンソウ(報告・連絡・相談)”を徹底させましょう。後輩の面倒を見ることは大変だと思いますが、いつかすべて自分の糧として返ってくるはず。応援してます!」

Case2

毎日、一生懸命、仕事に取り組んでいますが、なかなか認められません。‟仕事は7割の力で”というのは本当ですか?

Answer2 ‟自分がハッピーでいられるか”を基準に考えると、7割の力がちょうどいい。
「仕事が評価されるかどうかは、上司との相性もあり、残念ながら自分の努力だけではどうにもできないのも事実。だからこそ、評価だけにこだわるのではなく、自分のためと思って取り組むのが賢明だと思います。ハードな仕事を乗り越えられれば、新たな気づきがたくさんあり、必ず何かしらのスキルは向上。そして次に同じような仕事がきたときにはスムースにできるはず。だから、勉強だと思って取り組んでみてください。もちろん認められないと、不公平感は拭えないとは思いますが、その不公平さは一過性のもの。一生を通してみると公平になるはずです。ただし、大変すぎて大きなミスに繋がったり、カラダや気持ちを壊してしまっては×。このままの状態が続くとどうなるかという未来をシミュレーションする余力が必要なので、7割で仕事をするという考え方は◎。残りの3割で、目配りも気配りもでき、何よりもハッピーでいられるから。この“ハッピーでいられるかどうかの境界線”を感じられるかどうかはとても大切なことであり、シミュレーションができることは、自分で戦略を立てられることであり、強みになります。だから3割の余力は残しておく価値があるんです」

Case3

今までの上司とは違い、現在の上司と何となく気が合わずに困っています。

Answer3 ‟敬意をもって遠ざかる”のが正解。もちろん、言われたことはきちんと遂行して。
「上司との相性って本当に大事ですよね。気が合う上司なら、気がラクだし、何でも相談できて、理解もしてもらえる。私は、たとえどんなに変わった人でも気が合うなら年収+500万円の価値はあると思ってます。でも、現実で考えると、たとえ500万円払ったとしても気が合う上司にはかえてもらえないんですよね……。私もそんなときが長くありましたが、“敬って遠ざかる”ように心がけていました。ここで大切なのは、バカにしてではなく、敬ってということ。用がないときは極力近づかないようにしつつ、何かを言われたハイと返事をして、きちんと誠意を込めてやる。たとえ、上司の考えが理解できないと思っても、その人なりの考え方があり、今までの過程があって苦労もあって今があると考えるようにしています。前回もお話しましたが、自分が思うほど、他人のことは見えていないものなんです」

Case4

会社の飲み会で上司に“無礼講で”と言われたりしますが、どこまでがOKかわかりません!

Answer4 飲みの場でも、6割はビジネスと心得て!
「やはり、素の自分をさらけ出さないのが正解。上司の話をきちんと聞いて明るく相槌をうち、誰かの悪口を言わないことも大切。ご馳走していただく可能性があるなら、高いシャンパンは控えて手頃な価格のものを選ぶという気配りも忘れずに。そして、必ずお礼を言ってから帰路につくのはもちろんですが、翌日にもあらためてお礼を言うこと。ここまでして、飲み会は終わると考えましょう。これらを踏まえておくと"この子はイイ子だな、またご馳走してあげよう"ときっと思ってもらえますよ」
Profile

鈴木ハル子さん

Profile

鈴木ハル子さん
トータルビューティアドバイザー。美容にプラスして、スマートにビジネスをこなしてきた経験にもとづく人間関係や心の持ち方に対する的確なアドバイスも人気。雑誌の連載や記事などでも活躍し、信奉者が続出中。著書に、『大人は「近目美人」より「遠目美人」』(講談社)

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