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異業種へ転職したOLの成功ポイントは? [with]
2017年01月25日(水) 17時30分配信
迷いながらも転職に踏み切り、希望の仕事を手に入れた読者が登場。ハッピーな転職のコツを、リアルな経験談から学ぼう!
「辞められるタイミング」で退職。
やりたい仕事を求めて再トライしました!
やりたい仕事を求めて再トライしました!
話を聞いたのは高橋美里さん(仮名・25歳)。前職は損害保険会社のユーザー対応部門(正社員)、現職はレジャー関連会社の企画・広報部門で契約社員だ。
新卒時にはレジャー関連会社やマスコミを目指したが、結局あまり関心のなかった金融の仕事に。夢をあきらめきれず、入社2年後にレジャー関連会社に転職。契約社員としての採用だが、1年後に正社員登用試験がある。
新卒時にはレジャー関連会社やマスコミを目指したが、結局あまり関心のなかった金融の仕事に。夢をあきらめきれず、入社2年後にレジャー関連会社に転職。契約社員としての採用だが、1年後に正社員登用試験がある。
新卒時に入れなかった会社に、いわゆる「リベンジ転職」を決めた高橋さん。前職では顧客対応を任されていたが、入社時から100を超えるトラブル案件を一人で抱え、結婚後も続けるイメージを持てなかった。
「以前の夢を捨てきれないこともあって、転職を意識しました。でもとりあえず2年はがんばってみようと思って」と高橋さん。
仕事はハードだったが、周囲の人間関係には恵まれ、表彰を受けるなどの実績も作った。そうして自分が決めていた2年が過ぎたとき、突然別の支店に転勤の話が持ち上がる。
「上司もいい人だったし、人手が足りなかったので自分だけ抜けるのが忍びなくて、転職を躊躇していました。でも、異動のタイミングなら上司も『減点』の対象にはならない。『今がチャンス!』と思ったんです。
忙しい仕事だったので、転職活動を始めるのは一度退職してからとは決めていました。早速、退職の翌日に転職サイトに登録し、ハローワークにも行って求人情報を収集。マスコミ、広告代理店、印刷会社をメインに10社くらい受験しました」
ただ、新卒時にもっとも希望していたレジャー関連の求人はめぼしいものがなかった。 「そんなとき、もともと第一志望だった会社のHPを見ていたら、契約社員から正社員への登用制度がスタートしたことがわかったんです」 登用制度があるなら契約社員でも構わない。高橋さんは早速応募すると2度の面接と筆記試験をクリアし、 内定が出たのは、応募から2ヵ月後。 「異業種への転職なので、不安もありました。でも職務経歴書を書いているうちに、『お客様との向き合い方』 など、『これまでの仕事で次に活かせる面もある』と考えられるようになり、自信を持って面接に臨めました。それと、前の会社がイヤで逃げ出してきたと思われないよう発言には注意しました。今は契約社員ですが、1年後には正社員登用試験も受けられるので、がんばります!」
志望が明確だったから、決断に悔いが残らないはず
「志望していなかった会社であっても、周囲の人間関係に気遣い、自分に与えられた仕事をまっとうしてきたことが、面接時の自信につながったのでは。契約社員からスタートするという決断も、チャンスをつかむ上でよかったと思います」(キャリアアドバイザー・藤井佐和子さん)
藤井佐和子さん
キャリアアドバイザー。(株)キャリエーラ代表。キャリアカウンセリングをはじめ、 企業研修や大学の非常勤講師、講演、キャリアセミナーなど幅広く活躍。これまでにアドバイスした女性はのべ1万3000人以上。
with2月号より