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今期大注目のドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』で、結婚に興味のないイケメン役を演じている大谷亮平さん。実は日本でモデルとしてデビューして以降、韓国を活動拠点として約12年間、俳優の経験を積んできたという、異色の経歴の持ち主なのだ。

「結婚に興味がないのは、役柄と一緒です（笑）」

偶然、韓国のダンキンドーナツのＣＭにキャスティングされたことから、韓国の仕事が来るようになったという大谷さん。
「自分から貪欲に動くというよりは、来た波に乗るほうが、僕はうまくいく。仕事をしながら韓国で生活することを楽しみつつ、 言葉を覚えてなじんでいきました。今となっては‟逆輸入”なんて言われていますね（笑）」

そんな大谷さんが、今年からは日本での活動を本格的にスタート。『逃げるは恥だが役に立つ』では、完璧なモテ男でありながら結婚には興味がない、風見涼太という重要な役どころに抜擢された。
「クールな印象かと思いきや、意外と話しやすい、朗らかな面もあって。そういうのを引っくるめてミステリアス、といわれる部分もある。わかりやすいキャラクターではないので、全力で取り組んでいます」

魅力的な役柄だからこそ、演じている大谷さんへの興味が増してくる。現在、36歳で独身とのことで、ドラマ内でも話題になる‟結婚観”も気になるところ。
「原作を読んだときに、風見のスタンスには正直、共感できました。 必要ない、とまでは言いませんが、 今は全然考えていないというか。 ひとりでいるのが好きだというのもありますね。料理は必要最低限しかしないですが、僕は野菜炒めがあれば大丈夫なので（笑）。いつかは結婚したいなと思っていますが、不安要素があると踏み込めないタイプなんです。と言いつつ、本当に好きになってしまったら、結婚か、でなければ別れるか、どちらかを選ぶしかない。そこは、自分でも未知の領域ですね（笑）」

大谷亮平 PROFILE
1980年生まれ。大阪府出身。日本でモデルを始めてすぐに、韓国のダンキンドーナツのCMに抜擢され、注目を浴びる。映画『神弓』『バト ル・オーシャン 海上決戦』などのヒット作をはじめ、多くの韓国ドラマ、映画に出演。2016年４月から日本でも活動をスタートさせた。

『逃げるは恥だが役に立つ』TBS系毎週火曜夜10時放映中

院卒でありながら派遣契約を切られてしまった森山みくり（新垣結衣）は、父親の紹介で独身の会社員、津崎平匡（星野源）の家事代行の職を得る。が、状況が変わり、またも失業の危機に。「就職という意味で結婚するのはどうですか？」と、秘密の契約結婚に踏み切るのだった。
出演：新垣結衣、星野源、大谷亮平、藤井隆、古田新太、石田ゆり子ほか

with 2016年12月号より