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必見!名医が解説する、高血圧にならないための生活習慣とは? [おとなスタイル]
2016年07月31日(日) 09時00分配信
血圧によい生活を積み重ねることが肝心
血管ケアや血圧コントロールが必要な理由は、高血圧を放っておくと、血管壁を傷つけ、さらなる血管の老化を招くから。高血圧は動脈硬化を起こし、将来の脳梗塞や心筋梗塞、認知症などのリスクも上げてしまいます。だからこそ、本格的な高血圧になる前の対策が肝心です。血圧ケアの柱は、よい睡眠、食事、適度な運動の3つ。加えて、血圧、血管、血行のそれぞれを良好に保つ生活を送ることが、若々しい血管づくりに役立ちます。
「例えば体を動かすと、血管の内側にある内皮細胞が血流によって刺激され、血管をしなやかに保つ物質“NO(一酸化窒素)”が分泌されます。このNOの分泌を高めることも、血管を若返らせ、血圧を下げる秘訣です」(苅尾さん)
Q.高血圧にならないためにはどうすればいいの?
A.今こそ生活習慣を見直してしなやかな血管をつくりましょう!
血圧を下げるには、血管を傷つけるような食習慣を改めることや運動で末梢血管を広げ、全身の血流をスムーズに保つことが有効。タバコは厳禁。肥満傾向にある人は、減量をするだけでも血圧が下がる可能性も。脂質異常症、糖尿病などの持病がある人は、適切な治療を受けましょう。
若々しいしなやかな血管づくりには、血圧、血管、血行の3つを同時にケアしながら維持していくことが大切。それぞれに関わる生活習慣を見直すことで、血管を若々しく保つことができます。
■血圧
高血圧は血管壁を傷つけ、脳梗塞や心筋梗塞の引き金となります。血圧が安定していれば、血管へのダメージを減らせます。
■血管
しなやかな血管は、血圧の変動に応じて伸縮し血圧が安定します。逆に老化した硬い血管は十分に動かず、血圧の上昇を招きます。
■血行
運動などで血行がよくなると、血管壁からしなやかさを保つ物質NOが出て、やわらかく詰まりにくい血管を保つことができます。
<苅尾七臣さん プロフィール>
自治医科大学付属病院循環器内科主任教授。専門は高血圧、動脈硬化など。特に早朝・夜間血圧に詳しい。更年期女性と高血圧の関係も研究。
おとなスタイルVol.3 2016 春号より
(イラスト/イイダミカ)
■血圧
高血圧は血管壁を傷つけ、脳梗塞や心筋梗塞の引き金となります。血圧が安定していれば、血管へのダメージを減らせます。
■血管
しなやかな血管は、血圧の変動に応じて伸縮し血圧が安定します。逆に老化した硬い血管は十分に動かず、血圧の上昇を招きます。
■血行
運動などで血行がよくなると、血管壁からしなやかさを保つ物質NOが出て、やわらかく詰まりにくい血管を保つことができます。
<苅尾七臣さん プロフィール>
自治医科大学付属病院循環器内科主任教授。専門は高血圧、動脈硬化など。特に早朝・夜間血圧に詳しい。更年期女性と高血圧の関係も研究。
おとなスタイルVol.3 2016 春号より
(イラスト/イイダミカ)