• > 沖縄がもっと好きになる! 古民家ステイの旅 [おとなスタイル]

沖縄がもっと好きになる! 古民家ステイの旅 [おとなスタイル]

2016年04月01日(金) 09時00分配信

祖父母の家を守るために宿として再活用

海岸線沿いを走り、目指すは本部半島の先端に位置するフクギ並木で有名な備瀬の集落。近くには「沖縄美ちゅら海水族館」があり、ここ最近はホテルが建設されるなど、開発の手が急速に進んでいる。しかし、台風対策の防風林として植えられたフクギが、近代化の波からも守るかのように、備瀬には古き良き沖縄が残されている。
「保全ありきの活性を目指したい。家も人が住まないと壊れてしまう。古民家を宿として活用しているのは家を守る目的もあります」と話すのは、ちゃんや〜の店主・喜屋武信さん。33 年も空き家だった祖父母の民家を宿として再活用。現在は、一棟の新築を合わせて、5棟の宿となっている。

沖に見えるのは烏帽子のような山が印象的な伊江島(いえじま)

沖縄に古くからある平屋の木造家屋は風通しが良く、玄関がない代わりに、雨あま端はじと呼ばれる広い軒下が備わっている。強風対策のために、道から一段掘り下げて建てられているのも特徴だ。
「沖縄の古い民家には、厳しい自然環境の中で暮らしていくための知恵が随所に見られます。家やこの集落を通して、沖縄の歴史についても知ってもらいたい」
時間が合えば、ゲストと一緒に集落を散策して、島の歴史を語らうこともあるという。
「この宿を沖縄の自分の家のように思って使ってくれたらうれしいですね」

おとなスタイルVol.2 2015冬号より

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