6月のカルテ

ビューティエディター。メーカー、出版社勤務の後、フリーランスに。『VOCE』などの美容誌、女性誌で活動中。スキンケアからメイク、ヘアまで、幅広い分野の記事を担当している。年齢を重ねるごとに、肌がドライ化して、慢性的なくすみ、たるみに悩む今日この頃。
 改めていうまでもないけれど、夏はボディのラインが気になる季節。突き出たお腹、下がりぎみのヒップ、むくみのとれないふくらはぎ……、雑誌に出ているモデルと比べるのは無謀とわかってはいても、気になるパーツが増えれば増えるほど、自分に自信がなくなって、ついボディラインが隠れる無難な服を選んでしまったり、背筋を伸ばして歩くことができなかったり。夏を楽しめるかどうかは体の美しさにかかっているから、この季節こそボディケア! それも本格的な夏が来る前にこっそり始めて、太陽が輝き出すと同時に、ボディをパッと開放するのが正解だ。
 さて、ボディラインを整えるには、ダイエット、トレーニング、エステと、いろいろな方法があるものの、忘れてならないのはボディケアコスメ。成分とマッサージの力で、蓄えられた脂肪に働きかけ、肌の凹凸、キャピトンをなめらかにし、そのうえ肌にハリ、潤いまで与えてくれるというのだから見逃す手はない。ところでボディケアというと、成分による効果感にのみ注目が集まりがちだが、実はもうひとつ大きな効用がある。それは、塗るときに意識を向けてあげるだけで、体は大きく変わっていくということ。コスメを使うごとに、まずは鏡で自分の体をじっくり観察。好きなところ、嫌いなところを目に焼きつける。マッサージするたびに肌に触れ、どこに脂肪がついているか、むくみは感じられるか、キャピトンはないか、ハリはあるかを感覚的に確かめる。自分の現実から目をそらさず、かといって投げやりにもならずに、今の状態を客観的に把握すると、自然と「なすべきこと」が見えてくるもの。こうして毎日、眺め、触れて、愛おしみながらケアすれば、ボディはきっと理想の姿に変わってくる。なにしろボディにとって、緊張感と愛に勝る良薬はないのだから。


ビューティストコラム 今月のアイテム 6月のカルテ目次