3月のカルテ

ビューティエディター。メーカー、出版社勤務の後、フリーランスに。『VOCE』などの美容誌、女性誌で活動中。スキンケアからメイク、ヘアまで、幅広い分野の記事を担当している。年齢を重ねるごとに、肌がドライ化して、慢性的なくすみ、たるみに悩む今日この頃。
 春です! 雑誌を眺めるたびに、ショップのディスプレーを見るたびに、「あ、このピンクのワンピースかわいい!」「あのコーラルのリップ欲しい!」とあれこれ悩むのは女子の特権! 「春=恋と出会いの季節」という言いふるされた言葉に毎年期待をかけては裏切られているのに、空気がふわっと暖かくなって、光がキラキラしてくると、そんな言葉もなんだか真実らしく感じるもの。かくして、女性たちはよりいっそう、ファッションやメイクに力を入れてしまうというわけだ。
 とはいえ、「季節の変わり目は、いつも着るものに困る」と悩む人も多いはず。ノースリーブや生足サンダルに心ははやるけど、実際問題、寒くてそれどころではない。かといって、厚手のコートにいつまでもしがみついているのもどうかと思うし……、なんて迷いは、実はスキンケアに関しても起こりがちだ。
 そもそも春は花粉症の影響もあって、肌が敏感になりやすい時期。加えて、季節の変わり目現象で、普段できないニキビができる、突然肌あれする、といった事態も。そして気温も湿度も高くなるにつれ、皮脂の分泌量や乾きの度合いが変わってきて、どうケアしていいかわからなくなってしまったり……。そこでおすすめなのが、衣類といっしょにスキンケアの衣替え! たとえば毎春肌がくすむ人は、角質ケアを取り入れる。暖かくなるとテカリに悩む人は、さっぱりタイプのローションに切り替える。シミが気になる人は、紫外線が強くなる前に美白を投入する……。ポイントは、ベーシックケアを中心に衣替えメニューを考えること。というのも一発逆転的なスペシャルケアではなく、デイリーなお手入れこそが、肌の底力を決めるからだ。植物が芽吹く季節、春。生命力あふれる植物のように、肌の力も目覚めさせて!


ビューティストコラム 今月のアイテム 3月のカルテ目次