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6:00だ。のろのろとロビーへ。大変に気が重いのは、熱気球に乗るからである。「ありえないんですが、」と言っていたにもかかわらず、逃げ切れなかった。悪い目をしながらサングラスをかけ、うなだれながら迎えのマイクロバスで打ち上げ現場へ向かう。さあ、うだうだ言わず楽しもう!と思っては見たものの、現れたのはバスケット。カゴ。穴だらけ。マジで?
マジでありまして、飛び立ちまして、ぐんぐん上がっていきまして。幸運なことに、雲海だったので、上がりきってしまえば地上が見えない。いろいろ考えると怖いので、雲海の写真を撮りまくる。空中撮影会も盛んに行われ、引きつった顔をカメラに向ける。上がったり下がったり、風に流されて着地点を見失ったり、かれこれ1時間くらい自由に飛行して、着陸。無事に任務完了。たぶん僕は、人間的に成長した。皆で片づけて(撮影しながらサボったりして)、ホテルへ戻り朝食。狙っていた「トリュフ風味のスクランブルエッグ」を、緊張緩和の食事に選び、早めに切り上げて部屋でデジカメの充電。
なお、熱気球の名誉のために書いておきますが、みなさん楽しそうでした。……念のため。80歳の誕生日プレゼントとして乗っていたおばあちゃんの素敵な笑顔もどうぞ。
天国から地獄、その反対。次は期待の大きな「HEALESVILLE SANCTUARY」へ。サンクチュアリは、野生動物の保護や研究施設を兼ねた動物園ってなところか。カモノハシの子育てもしている。自然を活かした広大な敷地に、オセアニアの動物たちを多数抱える楽園である。入場するといきなりエミュー、さらにコアラで盛り上がる。低いユーカリの樹につかまっているコアラを見つけて、そういえばコアラのことをすっかり失念していたと思い出す。珍獣目的なくせに、どうも偏っていていけません。ぐーたらで20時間寝てるくせに怒ると凶暴という逆ギレタイプらしい。案外面白そうじゃないか、コアラくん。偉そうなteam珍獣は相変わらず「プラティパス!」と叫んでいたものの、シドニーで一度会っているカモノハシより、お会いしたいのはハリモグラ。「エキィドゥナさんどこかしら」と、看板を頼りに奧へ奧へ。そしてついに、足下のフェンスでごそごそ穴を掘っている彼女(なんとなく♀気分)とご対面。動画撮影に成功したのである!
▼Echidnaの動画を見る[PLAY]
動画をご覧いただければきっと共感できると思うが、何とまぁ愛らしい! 奇妙で、内気で、頼りなくて、いやあ、なんだこの子は! たまらない生き物。文句なしの主役です。こいつを好きな人としか話をしたくない!とか訳の分からない興奮の仕方をしながら、のたのた歩く一挙手一投足を凝視。生態はさらにやるせないので、animalページを参照のこと。ずっと観ていたかったが、T女史に怒られるので今生の別れ。さようなら。
とにかく、このサンクチュアリは素晴らしい。オセアニアの動物ばかりだし、ウォンバット、ディンゴ、タスマニアデビル。ほとんど揃っている。土産にはカモノハシやウォンバットのブローチをどうぞ。
最後の任務は、メルボルンのクイーン・ビクトリア・マーケット。南半球最大というふれこみだが、これほど楽しくて素晴らしいとは。新鮮な青果や精肉(カンガルーまである)だけでなく、チーズや加工食品、地酒にスパイスにコーヒーなど、どれも一流店の香りがする。マーケットはどこでも楽しいものだが、観光客が訪れて即座に「買うぞ!」と思えるところは実は少ない。生活するにも土産を買うにも、ハイレベルで実用的。感心しつつ、トルコ風のケバブをつまみ食い、ザワークラウトたっぷりのホットドッグ。そういえば腹減った。
メルボルンの街はどこも快適で居心地よく、歴史のある建造物も多い。オーストラリアで初めて世界遺産に登録された「ロイヤル・エキシビジョン・ビル&カールトン庭園」やメルボルンの駅を撮り、夕食へと。
最後の夜へのリクエストは「アンガス!」by M。「赤身で歯ごたえのあるのを食べたい」と言い続けてきた彼女の声が最後に通じたか、牛や羊の肉三昧となった。やはりワインはうまく、ワイナリーでの経験を活かしての「ヘビーなシャルドネを」で、まず成功。赤は「カベルネ+メルローのオススメを」で、連続ホームラン。最後はこんなになって、あんなになって。。
ホテルへの帰路、土産を買うために酒屋に寄った。トカイやマスカットのデザートワインを発見! 安いので1ダースほど買い込んだが、手造りでキャップが甘い。酔った手で大量に梱包するのは苦痛である。酒屋でついでに買った地元の黒ビールを呑みながら荷造りし、終える前に沈没。もう充電しなくていいのはありがたいなぁ。寝る。
翌朝10:10にメルボルン発、ビール1本、ミニワイン8本、機内食2回、カップヌードルを所望する機会をMと窺うも断念し、18:30に成田着。3kg増。
おしまい! |
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