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| photographs: |
Yoshiaki Toda |
| styling: |
Hiromi Hosoda |
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  テる女”には2種類ある。“ひと目惚れ”も含め、ともかくアッと言う間に人を惹きつけてしまう女と、逆にあとからジワジワときて、だんだん好きにならせる女とが。
もっと簡単に言ってしまえば、“見てくれ”だけで好きにならせる女と、むしろ内面性で好きにならせる女とがいるってことになるが、もしそれだけの話なら、もうここで終わってしまう。会ったその場で好きにならせたいなら、外見を磨きましょう、時間がかかってもいいなら内面を磨きましょう、というふうに……。
でも世の中、それほど単純にはできてない。見た目がびっくりするほどキレイじゃなくても、たちまち愛されてしまう即効性の女っているはずで、
“単なるキレイ”とは違う、即効の魅力というのがあるのなら、その正体は何なのか? そこからさぐっていきたいと思うのである。
確かにいた。“見てくれ”ではなく、ほとんど会ったその日に愛されてしまう女が。自分の友人たちをざっくりと思い返しても、そういう女が4〜5人はいた気がする。しかし、彼女たちに明解な共通点は見つからない。というより、よくもここまで、というほどタイプがまちまちだ。
たとえばひとりは、体育会のゴルフ部でした、みたいな骨太なスポーツウーマンタイプ。かと思えば、物腰のやわらかい女らしいタイプもいた。いつも目立たないように心がけている、とてもおとなしい人。3人目はと言えば、基本的に顔がいつも笑顔のまま、みたいに本当ににこやかで、その人がいるだけで、まわりがつねに明るくなっている、そういう人。
ここまで見てくると三人はまさに三様、ひとりひとりがものすごくハッキリした個性を持っていると言っていい。それは立派な共通点。とっても元気な体育会系も、目立たないようにしている清楚系も、またまわりを明るくするにこやか系も、そういうふうにひとことで特長を語れてしまうこと自体が明らかな共通点だ。スポーツウーマンタイプが好きな男、楚々とした女が好きな男、ともかく笑顔が好きな男……男の好みもそれぞれで、そこにハマる女たちが最初は強いのだ。
女ってふつうはもっとみんな曖昧で中途半端。それが彼女たちは、たくさんの女の中にいても個性で際立っていた。それがハッとする美貌と同じくらいのインパクトとなって、相手をたちまち惹きつけるのだと思う。人を即効で魅了するには、そのくらいのわかりやすさが必要なのだ。
そう言えばもうひとり、気の強さが顔に出ている“きつめのタイプ”なのに、即効でモテることを、周囲の女性たちに不思議に思われていた女性もいた。彼女の引力もやっぱりわかりやすさゆえ。世の中には“きつめの女”にメロメロに弱いという、ちょっとマゾな男も少なくないのである。
しかし、“たちまち愛される女”にはもう少し不可解なタイプも存在する。これと言って特長のない、同性から見ると、どこがどう男を惹きつけるのかがわかりにくいタイプ。まったりと媚びるわけではないが、見えない魔性はありそう。そういう人には、いわゆる“フェロモン”が備わっているのだろう。そうとしか説明できない。香りのような性的誘引物質が、とりわけ強い人っているらしいから。
しかしそういう人もひとつだけ、形のあるフェロモンを放ってる。それは“視線をそらさない目”。彼女はどうして男の子にモテるの?と、周囲の男たちに聞いてみたことがあり、じつはその時の答えがこうだった。彼女は話をしている時、自分からぜったいに目をそらさない。ともかくジーッと見つめられるから、こいつオレのこと好きなのかなと、思っちゃう。
彼女は本当にミツバチの女王物質のような目に見えないフェロモンを発しているのかもしれないが、同時に女たちの知らないところで、やっぱり形あるフェロモンを自ら発していたんである。
たちまち愛されるためには、ともかく他に紛れてしまわない、強い存在感を放つことが何より大切なのだろう。おとなしさにも、きつさにも、それなりの引力というものが備わっているということかもしれない。しかしそういう存在感を持てない、何の変哲もない女は、ひとまず目をそらさないこと。それが結果的には存在感になり変わる。存在感とは、相手の脳のどこかに自分の存在をハッキリ刻みつけることだから、そういうふうに自ら意図的に存在を刻みつける方法も、ありなのだ。
またそこには、ふつうの女がたちまち愛されるための重大なヒントが隠されている。それは男の証言の中にあった「こいつ、オレのことが好きなのか?」って思わせること。“好意”は“好意”で釣りあげる。その相手が生理的に受け付けないタイプでない限り、人はだいたい、好きになられたら好きになる生き物だから。従って“好意”が最高のフェロモンとなって、相手の心を惹きつけるのは、地球の理。だから、たちまち愛されたい人には、素直にまっすぐに好意をどんどん形にしていけばいいんである。それが愛されるいちばんの近道なんである。
しかしいずれの場合も、それは“とっかかり”にすぎない。その日のうちに相手の心をつかんだら、その勢いで2〜3ヵ月は一気に進むだろうが、それから先の気持ちを引き出すのは、またまったく別のファクター。“恋愛は始めるは易し、続けるは難し”であることは忘れずに。 |
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たちまち愛される女は
なぜ全員、
姿勢がいいのか? |
“ひと目惚れ”される女は、ともかく100%姿勢がよい。というより、背すじが曲がった女を、いきなり好きになる男はひとりもいないと言うべきなのかもしれない。
そもそも姿勢の悪い美人はいない、まずそう言っていいが、それも背すじが曲がっていると、生命感というものが伝わってこないから。死んだ花に美しさは生まれない。ましてや人を惹きつける引力には決定的に欠けてしまうということなのだ。
言いかえれば、魂が抜けてしまったようにぼんやりと生気のない表情をしていると、不思議にどんな美人も人を惹きつけない。そういう瞬間は、誰も彼女を好きにならないのである。遠目に女性を見て、“ひと目惚れ”する男がいたとしたら、それは彼女が何かに集中している時。
何かに打ちこんでいてもいいし、何かを懸命に考えているのでもいい、どちらにしても、魂が体にしっかり宿っている状態、だから人の気持ちを動かすことができるのである。
相手の目をジッと見つめるのもひとつの集中力。初めて会ったその場で、たちまち愛されてしまう人は、要するに相手に対し自分から好意を示す人と言ったけれども、それもまた相手にしっかりと集中しているその姿に、相手が心打たれるからなのだと思う。
そして人は何かに集中すると自然に背すじが伸びる。“ひと目惚れ”のメカニズムである。 |
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