 |
|
日本の女はなぜ 死にたがる? |
日本の若い女性の“自殺率”が世界一だという話、簡単には聞き流せない。一体なぜなのかを、もうちょっと突っこんで考えてみようと思う。
ある調査はアメリカ人などに比べ、日本人はほとんど遺伝的に物事を後ろ向きに考えるという、性格的な共通点をもっていると伝えた。
確かに私たちは韓国人や中国人に比べても、気が小さく“お人好し”で、しかも物事をクヨクヨ考える性格であること、何となく感じていた。一方で日本人は、危険なことに自らチャレンジしようという冒険心をもつ人の割合も、アメリカ人などに比べて極端に少ないのだとか。
2つの傾向を重ね合わせると、やっぱり“島国”というキーワードが浮かんでしまう。他の国と地続きだと、すぐに攻められるから、いつも心を強くもち闘争心もギラギラでなくてはいけないが、日本は“大海”という一応のサクに囲まれて、曖昧な安全の中で生きてきた分、少し臆病で世間知らず。だから敗戦したとも言えるのだが、意識調査などを行うと日本人は先進国の中でもいちばん自分に自信がなく、それは逆に敗戦が大きな要因となった気がする。ともかくそういう地理的な事情から、日本人は基本的に気が小さく、自信がなく、だから逆境に立ち向かっていく力が不足しがち・・・・・・なのである。でもあくまで統計上、そういう人が多いという調査結果。やっぱり日本人って、ダメなんだ・・・・・・と肩を落としたら意味がない、なおのこと心を強くもって!
|
|
|
 |
そしてもうひとつ、死なないために必要なのが、体力だ。生きるのがイヤになると、全身の力が抜けていき、ほとんど病人のようになるが、しかしその時にムダな体力があまっていると、心はふさぎこんでいるのに、自然に体が起きあがって、自然に前に進もうとしている自分に気づいたりするだろう。顔は悲しい顔をしているのに、ふと気づくと心の中はあんまり悲しくない。心身がそういうアンバランスに陥るのだ。そして、いつの間にか生きてしまっている。体力はいわばラクダのコブに蓄えられた水みたいに、ふつうなら生きられない砂漠でも生きていける生命力となるのである。体力はだから大切なんである。
そもそも、妙に悲しくなって、生きていたくなくなる時、人は必ず体が疲れている。疲れているのに回復力もなく、また新たなダメージをはねつける抵抗力もない。だから心身がとことん疲弊し、それが衝動的な悲しみとなってどっと押しよせ、意味なくワーワー泣いてしまうような瞬間を呼びこむのである。
彼にふられて、とぼとぼ歩いている時に小石につまずいて転んでしまう。何倍も悲しくなる。まわりに人がいて充分恥ずかしいのに、誰かがそんな自分を笑ったような気がして、また何倍も悲しくなるみたいな・・・・・・。だから悲しい時に自分を救ってくれるのは体力だけ。何ごともなかったように立ちあがってスタスタ歩いていける体力だけなのである。
人はいつ、生きるのがイヤになるかわからない。イザという時あわてないために、いつでも移動できるフットワークの軽さと、愛する人または愛される人、そして何より体力を備えていてほしい。 |