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“性格ブス”って、 この世でいちばん “もったいない女”
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顔はキレイでも心は醜い・・・・・・それは主に女が考える“性格ブス”。男が考える“性格ブス”は少し意味が違う気がする。たとえば分別ある男は噂話のレベルでも、“ブス”という言葉はさすがに口にしないが、代わりに“性格ブス”という言葉は堂々使ってしまう。
その真意についてある男が言った。性格ブスの定義は、ちょっと頑張ればカワイくなれるビミョーな位置にいる女が、中身がカワイくないために、ブスという領域へどーんと入っていってしまうケースを指すのだと。男は気に入らない女をブスと呼びたい妙な欲求があって、でもその反対側には女の人をブスと呼ぶことに、ある種の罪悪感もある。ただちょっとでもイヤな内面を見つければ、心おきなくブスと言えちゃう、そういう意味での落ち度を見逃さないようにしているんだ・・・・・・と。逆を言えば、多少とも自分をカワイく見せようという意識がのぞけば、“ブス”の称号をつけるのは何としても避けるのに、自分をカワイく見せることもおっくうがるタイプには、容赦なく“ブス”と言い放ってしまえる、“性格ブス”はその大義名分だというのである。きわどいポジションにありながら、自分をカワイく見せる気もない、女としてのその怠け心に対して、男たちは“性格ブス”というバツを与える。そういうことか? ほんの1ミリのカワイ気があれば、カワイイ女になれるのに、じつにもったいない存在・・・・・・と彼らは言うのである。
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たぶんその時は単なる苦痛逃れだったのだろう。でも、一度体内に入れてしまったウイルスは、治療しなければ脳まで到達しかねない。後で冷静になれば、“C子が少しも悪くないこと”は自明の理。でも、性格ブスはひとたびうつってしまうと、今度はC子の悪口を言うことがまるで仕事みたいになってしまう。2人でお茶している時に、偶然店に入ってきたD子とE子を、巧みな誘いで仲間に引き入れたりもしながら・・・・・・。
もちろん性格ブスには、めったに人と関わらず、単独行動を基本とするタイプも少なくない。笑顔がない、あいさつしない。機嫌が悪いと一日口をきかない。声をかけると、ゾッとするような無愛想な対応が返ってくる・・・・・・こういうタイプのウイルスが入ってきてしまうのは、じゃあ、どういう時なのだろう。
たぶん元気な時や、他にも元気な人がいる時は「こういう人ってカワイソー。ちょっとでも笑えばカワイイのに・・・・・・」と、反面教師として、冷静に距離を置いて見ていられる。
ところが他に楽しいことがなかったり、幸せの実感がない時は、そういう不機嫌が空気感染してしまいやすいのだ。
最初はまさに空気感染。どんよりとした暗ーい空気が、背中からズズズと近づいてきて、しだいに体を硬くこわばらせていき、やがては顔の筋肉にまで邪悪な緊張を張りめぐらせ、どうしても笑えなくなってしまう。不思議だ。しかも、顔が笑えなくなると、それが逆に心まで冷たくして、だよね、世の中くだらないことばっかりだもんねと、急に“厭世的”になってしまう。顔の表情が心の向きを変えること、じつはとても多いのだ。そうなるともう止まらない。顔の筋肉は、しだいに“笑わない顔”を記憶していき、よほどのことがないと、笑えない顔になっていく。不思議なことに、何人いても、それを押し返すだけの前向きパワーをもっている人がいないと、それはたちまち全体にうつっていってしまうのだ。
そもそも仕事場では“明るい元気”より“醜い不機嫌”の方がむしろパワーはずっと強く、ちょっと力を抜くと“明るさ”は“不機嫌”にあっけなく負けてしまう。だから仕事場では、意識して心に力を吹きこんで、邪悪なウイルスの侵入を防いでいないといけないのだ。しかも、そこはインフルエンザと同じで、予防のワクチンはあっても、一度かかってしまうと、特効薬はなかなかない。性格ブスのウイルスは、そのくらい強烈なのだ。
自分に自信がもてない時、誰かがうらやましい時、また誰かをねたましく思う時、そしてまた毎日があまり楽しくない時、自分は幸せになれないかもと思う時、性格ブスのウイルスは、たった一日で体内に忍びこみ、たちまち全身にまわってしまいかねない。そのウイルスをはねつける方法がもしひとつだけあるとすれば、“私はブスにはならない、ブスにはなりたくない”と唱えることのみ。
地球上にいるブスは、結局のところ“性格ブス”1種類しかいないのだから。 |