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男に失敗しやすい女は
仕事の失敗が少ない?
のはなぜか |
日頃、失敗が少なく、オフィスで信頼を集めている女性ほど、恋愛では失敗しやすいという見方がある。わかるような気がする。でもこれは、仕事ができる女は男にモテない……みたいな、古くさい話じゃない。むしろ、“プライドの高さ”や“負けず嫌い”がそうした法則を作っている。
つまり、仕事場で失敗が少ないのはある意味で人にとやかく言われたくない、誰にも負けたくないという強い意識が働くから、何をするのでも魂がぎっちり入って、ミスをおかしにくいだけのこと。別に動機はそれでもいいのだ。大切なのは瞬間瞬間に、魂をこめること。
しかしそういう人は、恋愛となると一転、いろんな屈折を生んでしまう。まず、自分から素直に近づいてはいかない。気があってもないふりをする。恋愛感情が盛り上がっても、「大好き!」とか言ってるのは最初だけ。付き合いが長くなると、ケンカしてもあんまり謝らない。「いいのよ、別れても私は」と言ってみたりする。なのに嫉妬深く、わりに執念深い。ギリギリまで「別れたくない」とは言わない。だから男は疲れて去っていく……みたいなパターンは当然多くなる。仕事はデキルのに、恋愛はヘタくそね……と言われる原因は、ひたすらプライド。思い当たる人、ないだろうか? 恋愛の失敗がいちばん命をすり減らす。仕事のミスより重いこと、覚えておこう。 |
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だから私たちはまず、ミスという日常的に起きることを、ハッキリ2つに分けて考えなくてはいけない。自分が困ってしまうミスは、別に何度やっても、あとで自分を笑ってすむからいい。でも他人に何らかの迷惑や損害を与えるミスは、決してやっちゃいけないと自覚すべき。2つを分けて考えないから、つまらない失敗が人を不幸にするのだ。たとえば、医療ミス。看護婦さんが点滴に入れる製剤を間違えるのと、白衣の上にカーディガンを裏返しに着てしまうのとでは、ミスの意味が全然違う。結果は天と地ほど違うが、原因は一緒……そう考えてしまうから、ミスをおかした本人も不幸なのだ。
だから他人が介在しているのか、していないのか、それをすべての時間で意識する……結局それしかないのだ。もちろん、生きてきた過程の中で、他人が介在する事に関しては、放っておいても気が引きしまり、魂が入るようになっている人はたくさんいる。でも、オフィスでも人間関係でも、しょっちゅう失敗して、いつも上司にしかられたり、友人にうらまれたりして、謝ったり誤解を解いてばかりいる人は、それが全然できていないわけだから、ともかく意識する。その瞬間その瞬間、自分ひとりじゃないなら、コップ持つ手ひとつにも魂をこめるのだ。
これは何も他人に迷惑をかけるからだけじゃない。他人に対しての失敗を重ねていくほど、人は自信を失い、ダメになっていくからなのだ。ひとりの部屋では一日10回コップを引っくり返しても、人間は傷つかない。でも、他人の服にシミをつけると、自分の命がすり減っていく。だから一歩外に出たら、瞬間瞬間に魂をこめて。ちなみに魂を込めるとは、要するに今自分が何をしようとしているのか、脳と心臓の両方でその行為を意識することなのである。 |