恋愛において“盲目的に相手を好きになること”はたぶんいちばん不幸なことであり、まして女を魅力的にしないと思う。自分が“男運が悪い”などと夢にも思わず、まわりも見ずに相手だけを見続ける女は、相手の良し悪しに関わらず結局不幸。ヒドイ男を“わかっちゃいるけど止められない”って思いながら、繰り返し好きになってしまう女のほうがよっぽど未来はある。
じつは昔から感じていたことがある。「私って、男運が悪いかも……」と言ってる女性は、何だかみんなイイ女。凶悪犯人を好きと錯覚する人質みたいに、いつも相手と命がけで接する女性であるからだ。それにいつもいつも貧乏クジを引く計算高さのない女性だからなのかもしれない。何より、相手が見え、自分も見えているだけでエライ。二度続けてふられても、何も悟らない女より、「私も男運の悪い女?」とへこむ女性のほうが、やっぱりエライのだ。2年3年恋人ができなくても、世の中の男はバカばっかしだしぃと思ってる女よりは、「ひょっとして私も男運が悪い?」と疑う女のほうが、やぱりまっとうだったから、“男運が悪い女”はそうじゃない女より、ずっと魅力的なのである。
それに考えてもみてほしい。人の幸せの量が決まっているように、人の運の量も決まってるのだ。とすれば“男運の悪さ”も生涯続くとは思えない。“男運の悪い女”は“男運の良い女”よりずっとずっと男たちの生態をよく学ぶわけで、いつかきっと正しい男と、より正しい出会いを果たす準備を重ねているにすぎない。だから、そこそこ繰り返しちゃってもいいのだ。それは、女としての修業。質の高い幸せをつかむための修業。
あとでそう思えるために、ひとつだけ約束してほしいのは“悪い男”は繰り返してもいいが“一生もの”にはしないこと。結婚すると“男運”でなく“夫運の悪い女”になり、ひいては人生の運を逃がすからである。
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“男運のいい香り”ってあると思う。 カレーシュ、エタニティ、そして今は……
メイクにも“開運メイク”ってものが一応存在するように、丸裸の女より、服を着て化粧して、いろいろくっつけてみた時のほうが、女は運の良し悪しが明確になるような気がする。前髪をおろしていつも額をかくしていた女性が、初めて前髪を上げて額を見せたら、急に“男運”が良くなって、よい結婚ができたって話をこれまで3回くらい聞いたことがあるし、マッ赤な口紅を塗ってるうちは男に恵まれなかったのに、淡色口紅に変えた途端、恋が始まったという話も、何度か……。でもこれって男運を持ち出すまでもなく、そのほうが女はキレイに見えるってだけのことだったのかもしれないが。
ただ、香りにはやっぱり“男運”の良し悪しっていうのが、ある気がする。体験的に、“男運抜群”だったのが、まずエルメスのカレーシュ、そして言わずと知れた男受け香水のNo.1、エタニティ。そして最近の香りで言えば、ディオールのリメンバーミー。この香りは確かに効く。
いわゆる色っぽい香りじゃないけれど、ブリブリした香りでもない。そして、今やシェアーするのが香りの常識とは言え、やっぱり男には似合わない香り、ともかくともかく、男を惹きつける魔力をもった香りなのだ。これら男運のいい香りに“共通点”は不思議にない。系統はバラバラ。やっぱり本気で試してみなければ、男運はひらけない。繰り返して良くするのが、男運なのだしね。
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