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ギャル曽根
  • この人の出現で、これまでの大食いのイメージが一新したと言っても過言じゃない。いま、さまざまな番組に引っ張りだこの大食いクイーン・ギャル曽根さんの人気の秘密とは。
  • 美味しそうに食べてるわけじゃなく、本当に美味しいんです
  •  テーブルの上に膨大に並んだ料理を、こともなげに口に運んでいく。しかも表情は終始笑顔。その潔い食べっぷりには、テレビに向かっているこちらは、何だか妙に清々しい気持ちにさせられる。ギャル曽根さんといったら、美味しそうに食べる姿が印象的な大食いクイーン。
    「いろんな方から、美味しそうに食べるねって言っていただきます。すごくうれしいんですけれど、じつは美味し“そう”じゃなくて、実際に美味しいんですよね〜」
    家族揃って大食いだったゆえに、小学生の頃は4人家族でご飯は一升炊きが日常で、昔から、食べることが大好きだったという。
    「お腹いっぱいでもう食べられない、っていうことがないんです。目の前に食べ物があったら、すぐに“おいしそう”って思っちゃう。撮影現場なんかに置いてあると、知らず知らずのうちにじーっと見つめていたりしますから(笑)」
    食べる物への興味と愛情、食べることへの飽くなき欲求。それが、ギャル曽根さんの“美味しく食べる”秘密。そんな彼女は著書のなかで、“私は(自分を)フードファイターとは思っていないので、目指しているものや食べることへのスタンスが全然違う”と綴る。彼女にとって大食いは、早くたくさん食べるための“競技”ではなく、美味しくていくらでも食べられちゃう、といったもっと単純で純粋な欲求だということ。
    「フードファイターの方々は勝負に勝ちたくて食べているのであって、私にはその気持ちはないんです。美味しいから食べていて、食べたいから食べる。基本、食べることに関して頑張ってやってることってないかもしれない(笑)」
    そこには、彼女の食べ物に対する深いリスペクトも感じる。
    「そんなふうに思うのは、もしかしたら、おじいちゃんがお米や野菜を作っていたのが大きいと思います。作る人の苦労も知っているぶん、美味しく感じるんです」
  • 私が食べる姿を見てみんなが楽しんでくれているなんて幸せ
  •  そんなギャル曽根さんに、食べ物へのこだわりを聞いてみた。
    「結構、調味料にはこだわりがあるんですよ。マヨネーズの銘柄、とかね。ただ、それもあくまでも個人的な好み。私、“不味いもの”っていう言い方が好きじゃないんですよ。中華が好きな人がいれば、フランス料理が好きな人もいるんだから、味って好みの問題だと思うんです。どんな料理だって、美味しいと思って作った人がいて、その人にとっては間違いなく“美味しいもの”のはずだから」
    最近では食べる仕事だけでなく、バラエティでのトークやドラマや舞台での演技、そして歌と仕事の幅も広がっている。
    「いまはどの仕事も楽しくて仕方ない。たくさん食べられるっていうだけで、こうやって注目してもらえるなんて、なんて幸せなんだろうって思います。テレビに出るまでは、誰も知らなかったはずの私が、テレビのお陰でみんなに知ってもらえて話題にしてもらっていたりする。家族の食卓をちょっとでも楽しくすることができたりしていたら、ありがたいですよね」
    これまで、「楽しくなかった仕事は一度もない」とキッパリ。
    「この世界に入って、あんまり悩んだりしたこともないんですよね。考えてもしょうがないって思っちゃうほうなんで(笑)。ただ、ちょっと辛いなって思うことも、楽しんでやることにしています。そうすれば、どんなことも自然と楽しくなってくるんですよ」
    なんてポジティブシンキング! こんなハッピーな人だからこそ、私たちも見ていて爽快な気分になるのかもしれない。
1'85年12月4日、京都府生まれ。『TVチャンピオン』の大食い選手権で注目を集め、タレントとして芸能活動を開始。現在、NTV『ラジかるッ』、MBS『ランキンの楽園』などレギュラー番組多数。雑誌『TOKYO1週間』で連載もしている。
大食いの謎、太らない秘密。ぜーんぶぶっちゃけます。
あり得ない量の料理を、最後まで美味しそうに張る姿が好評価。いまや『ギャル曽根が食べると視聴率が上がる』と言われるほどの人気者となったギャル曽根さ ん。そんな彼女が、自らの生い立ちから現在までを吐露した自叙伝。こだわりのギャルメイクから、オドロキの食事量がわかる24時間密着ルポまで、その魅力 満載。
●ギャル曽根 著
 講談社 刊 ¥1260
ポジティブリズム
取材・文/望月リサ 撮影/浜村達也