もし、自分の家族が殺されてしまったら……
11年前――、ひとりの中学生が殺された。加害者は同級生の芹沢直人(生田斗真)。しかし彼は正当防衛を主張し無罪となり、今や検挙率No.1の熱血刑事。一方、被害者の兄・成瀬領は事件以来犯人を追い詰めることに人生を捧げてきた。その冷徹な復讐鬼=魔王を演じるのが、大野くん。
「表向きは優しい弁護士。でもそれは仮面を被った姿で、裏では綿密な復讐計画を進めていくという役柄。僕は復讐したことがないから……、すごく難しい。もし自分の家族が殺されたとしたら、事件が起きた後どんな11年を送ってきただろうか、などと成瀬の内面を想像しつつ演じています」
弁護士役なので、実際に裁判の傍聴にも足を運んでみたそう。
「空気感を体感しようと思って。もちろん、緊迫していました。すごく、世の中に事件って多いんですね。5件ぐらい傍聴したのかな。面白いという意味ではなく、その多さが興味深かったです」
大野くんは、ひと言ずつ言葉を選んで丁寧に発言する。その真面目さは、緻密な復讐計画を進める魔王の姿に重なるところかもしれない。演じていく中で、自分の内面にも魔王のようにダークな部分が芽生えてくるものですか?
「ダークな役を演じることを楽しめるようになりました。というのも、自分の完全な計画のもとに物事が進んでいくのって面白いよなって。僕がひとりで登場するシーンも多いので、撮影の合間も静かに役作りに励んでいます」
主題歌はドラマの脚本をふまえて誕生
役作りのため、髪も黒く染めた。
「しかも長いんですけど、(プロデューサーに)切るなって言われて……。切りたいです! なぜ短い髪がいいかというと簡単だから(笑)。連続ドラマだから日焼けも禁止で、外に出るときは日焼け止め塗ってます。でも、顔しか塗ってないって怒られました(笑)。腕から指の先まで塗らなきゃいけないって」
顔も耳の裏まで塗った方がいいですよとアドバイスすると、
「えっ……そんな所まで」
と、ちょっと面倒くさそう(笑)。しかも弁護士役なので、大野くんの衣装は常に黒いスーツ。
「そう! 最近ずっとスーツだから、私服に違和感覚えちゃって(笑)。私服は僕、カジュアルにデニムとかはくんですけど……。ラフな格好が多い自分の私服姿にふと、本当にこんな服着てていいのか!? と思ってしまったり。そんな自分の変化にビックリですよ」
確かにスーツがとても似合っていて、その姿も見どころのひとつ。このドラマにはさらに見逃せないポイントがある。それは主題歌!
「8月発売の嵐の新曲で、出だしを僕ひとりで歌っています。ドラマの脚本をふまえて作ってもらった曲だからクールなテイストはもちろん、歌詞にも注目して下さい」
また、嵐はこの秋2度目となるアジアツアーを控えている。
「上海に初めて行くから、楽しみですね。2年前のツアーで台北に行ったときは、朝昼晩と小籠包食べてました。でも、美味しかったからな。また食べたいな。朝昼晩常にキムチがテーブルにあった、韓国にも行きます!」
多忙な日々はまだまだ続きそう。
実はこの取材日の大野くんは、生放送出演が5本。その合間にも数本の取材を受けるというハードスケジュール。でも、
「合間に寝たから大丈夫ですよ」
と快く取材に応じてくれた。取材が終わるとViViをめくり、
「へ〜、写真がいっぱいだなぁ」
と驚いた様子。そこは読者モデルのページなのでと伝えると、
「あっ、同じ人なんだ!」
いえ、みんな違うコですよ〜!
「えっ、みんな同じに見えるなぁ。メイクが似てるからかなぁ」
と、最後におとぼけ素顔を覗かせてくれました(笑)。
|