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森山 未來 「危険なアネキ」
フジテレビ系 毎週月曜21:00〜
伊東美咲さん主演の月9『危険なアネキ』で、弟の勇太郎役を演じる森山未來くん。美貌だけで世間を渡り歩く姉に、田舎で「神童」と呼ばれた弟はコンプレックスを持ちまくり。未來流『危険なアネキ』のポイントとは?
 「危険なアネキ」
スーパー天然の姉と超エリートな弟
が繰り広げる、ハートウォーミング
ラブコメディ
LINK ●危険なアネキ 公式サイト
森山 未來
山ほど抱えたコンプレックス。そんな自分と、ちゃんと向き合いたい
 ひとことずつ、言葉を紡ぐように話す未來くん。伊東美咲さん演じる姉の寛子にコンプレックスを抱く勇太郎になぞらえて、「コンプレックスは持ってますか?」と聞いてみたところ、ていねいに答えてくれた。
「コンプレックスは、山ほどあります。今、そのコンプレックスと向き合いかけてる自分がいるんです。多分、コンプレックスをなくすことはできないと思うんですよね。それなら、向き合うことが大事だと。欠点を含めた自分を愛しく思えれば、それが克服したことになるんじゃないかと思うんです。コンプレックスだらけなので、そうなるまでに時間はかかるんでしょうけどね」
  地元の宮崎で「神童」といわれていたにもかかわらず、顔の良さと天真爛漫な性格だけで人生を乗り切ってきた姉に、引け目を感じる勇太郎。
「勇太郎は、いろんなことにコンプレックスを感じてるんですよね。地方の宮崎出身だということ、研修医でありながら実家が酒屋だということ、゛ミス・ポンカン娘″を受賞した姉……。勇太郎の演技は、コンプレックスを持っている僕自身を投影して、演じています」
  実際にお姉さんがいるという未來くん。゛アネキ″とは、どんな存在?
「姉は、僕の秩序ですね。両親は僕に感性や道徳観を与えてくれ、姉が規制の大切さを教えてくれた気がする。父や母に抑えられるより、姉に抑えられた方が、僕にとっては受け入れやすかったんです。そして、秩序なく自由奔放にやったことがいい結果につながるかというと、そうじゃないことも多いと思う。ミュージシャンが好き勝手に作った曲よりも、プロデューサーがついてる曲の方が名曲なこともある。それと同じで、規制のある中で自分の限界までの力を出す方が、得てしていいものが作れたりもするんですよ」
  一方、もし伊東さんみたいな人がお姉さんだったとしたら……?
「すごく楽しいでしょうね。ただ、やっぱりコンプレックスは抱くかも。端から見たら自慢の姉なんでしょうけど。友達に゛オマエの姉ちゃん、キレイだな″といわれたら、゛うるさいな″と反発しちゃいそう(笑)」
  今回の撮影現場は、スタッフも若い人が多いのだとか。その布陣が楽しみでもあり、衿を正さなきゃいけないところでもあるという。
「これだけ若いスタッフさんに囲まれたのは初めてなので、いい意味でも悪い意味でも、対等に向かいやすいんですよ。若さを活かして、多少強引でもぶつかり合ったり、引っ張ったりしていきたい。ただ、明確な形が見えていないと、若さ故に散漫になってしまいそうな気もするので、そこは自分自身をコントロールしていかなきゃでしょうね」
  では『危険なアネキ』の見どころを。
「誰もがみんな、コンプレックスはあると思うんです。それが少しずつほどけていく姿は、自分に起きたことじゃなくても気持ちよく感じられると思う。その気持ちよさを伝えられたらいいな、と思ってます」


フライヤーをファイルに入れ、観たい舞台をチェックしてます
 未來くんが今、一番気になっていることはというと……。
「ヤクルトの古田選手が監督になるかどうか……って、このViViが出るころには、古い話題になってるんでしょうね(笑)。基本的に、なんでも興味あるんですよ。サッカーのブラジル代表も気になるし。まぁ、さっき新聞を読んだから、スポーツ関係が気になってるんですが(笑)」
  なんにでも興味津々な未來くんの、気分転換法とは?
「舞台を観たり、音楽を聴いたり。舞台は、劇場で配られるフライヤーを見て、興味が湧いたらすぐ観に行きます。そのために、かばんの中にはいつもフライヤーを詰め込んだファイルを入れてるんですよ。日付順に並べてあって、゛今の時期にはこの舞台をやってる″とすぐわかるようになってます。音楽は、ひとりでいるときは常に聴いてますね。最近よく聴くのはエルヴィス・コステロ、バリー・マニロウ、飛鳥涼さん。CHAGE and ASKAはあまり聴いてなかったんですが、飛鳥さんのソロにはいい曲がいっぱいあって、よく聴いてます」
  最後に、「一番ほしいものは?」と聞くと、「ホントにたくさん、あるんですよね……」と悩んだあげく、こんな答えが返ってきた。
「一番ほしいのは、コンプレックスと向き合えるために必要な、なにか。コンプレックスと向き合うことは、自分と向き合うこととイコールですよね。だからこそ、欠点ある自分を腹の底にきちんと収めたいんです」


撮影/大門徹 取材・文/篠崎美緒

もりやま・みらい●1984年8月20日、兵庫県生まれ。AB型。映画『世界の中心で、愛をさけぶ』でサク役を熱演、高評価を受ける。'06年1月には主演ミュージカル『BAT BOY THE MUSICAL』の再演決定。

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