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赤井英和『最後の家族』
テレビ朝日系 毎週木曜 夜9:00〜

村上龍さん原作のドラマ『最後の家族』は、崩壊しそうな家族を描いている。このドラマで父親役を演じているのが赤井英和さん。素顔の赤井さんは、理想の父親にぴったりな、包容力のある人でした。
『最後の家族』


赤井英和

エーッ、ボクが理想の父親!? 嬉しいね(笑)

 リストラに悩む父、引きこもりの兄、援交もどきをしている妹。そんな家族に振り回されてるかと思っていた母親も、実は浮気を……!? 『最後の家族』の家庭像は、もしかしたら、今の日本のフツーの家庭像になってるのかな。
 「う〜ん、このドラマを見て“うちの家族と似てる”と思う人もいれば、“こんな家族がいるの?”と思う人もいるんじゃないでしょうか。うちはまだ子供が小さいから、ボクの実感としては“こんな家庭が当たり前なのかは、よくわからない”とい
う気持ちですね」
 と、柔和な笑顔で語る赤井さん。演じているのは、会社の経営が悪化してリストラがおこなわれているのに、なんとか会社を立て直そうと奮闘する父・秀吉だ。
 「秀吉のことは理解できますね。ずっと会社一本でやってきて、会社を信じてて、仕事人間で……。“家族全員でごはんを食べよう”というのも、ボク自身、同じことを言ってますからね。実際、ボクもそういう家で育ってきましたから。でも、振り返ってみると、思春期のときは他のことを優先したいと思ってました。自分が親となってみてわかるんですけど、子供にひとりの人間として接しなきゃならないのを、つい忘れがちになるんでしょうね。うちの奥さんは、“将来、私が息子の夫婦と同居したいと言い出したら、止めてね”とボクに頼んでます(笑)。秀吉家の場合、息子の秀樹が引きこもりになってますけど、もっと早い段階で、何か対処法があったんじゃないか、とは思いますね」
 赤井さんと言えば“理想のお父さん”というイメージ。頼れるし、温かいし、面白いし……。
 「エーッ、ボクが理想の父ですか!?(笑) それは嬉しいですね」
 秀吉の娘は、男の人とデートして、お金をもらっている。赤井さんの目には、どう映るんだろう。
 「カラダを売ってるワケじゃないから、悪いことではないと思いますよ。視聴者としては、娘と相手の近藤との距離がどうなっていくか、楽しみです。“なんで、近藤みたいな男に惹かれていくんだ”と思いますけどね(笑)」
 『最後の家族』に込められているメッセージ、とは?
 「読者のみなさん、今大切なのは友達や彼氏かもしれません。でも、誰よりも愛してくれてるのは、間違いなく両親です。親も人間だから、間違いがあるかもしれませんが、ゆっくりと時間をかけて話し合えば、わかりあえると思うんです。親も自分が子供のときに同じことを経験したのを、ちょっと忘れてるだけですから、問題が起きた時は、じっくり話し合えば距離は縮められると思います」

高所恐怖症。でもスカイダイビングに挑戦希望
 多忙な赤井さんの息抜きとは?
 「仲間と酒、やね。我が家に相撲部出身の居候がいるんですけど、朝からカレー4杯食うヤツでね(笑)。ボクが家に帰ってきても、炊飯器にごはんがあらへん。上京してきたときは150sやったんですけど、うちに来て170sになりました。フツー、相撲を引退したら、ヤセるのにねぇ。年内に彼を200sにするのが、ボクの目標なんですよ(笑)。そいつや、友達の電撃ネットワークの南部さんと一緒に呑んだりね。この間は、同じ新幹線にDA PUMPが乗ってて、“誰がダで、誰がパや!”なんて言ってたんですけど(笑)、話してみたら気が合ってね。その後は我が家で宴会ですよ」
 お客を家に招くのが大好きな赤井さん、お正月は大変なことになるんだって。
 「今年の正月は、14世帯がうちに泊まりましたね(笑)。布団屋に30組の布団を注文 して、ズラ〜ッと部屋に並べて。それでも嫌がらない、うちの奥さんに感謝です。彼女が大らかだから、みんな我が家に集まるんでしょうね。ViVi読者のみんなも、そんな嫁さんになれよ!(笑)」
 ノロケ、ごちそうさまです(笑)。最後に、赤井さんが挑戦してみたいことを。
 「結構、なんでもやらせてもらったからねぇ。まだ経験してなくて、やってみたいことはスカイダイビングかな。実はボク、高所恐怖症なんですよ。パラセイリングやパラグライダーはやったことがあるけど、怖かったね(笑)。でも、スカイダイビングって、気持ちよさそうじゃないですか」
 なんてチャレンジャー!(笑)


あかい・ひでかず●1959年8月17日生まれ。近畿大学在学中、ボクシングのプロに。“浪速のロッキー”として親しまれ、12連続KOの日本記録を樹立した。引退後、芸能界へ転向。代表作『どついたるねん』『王手』など。

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