
日本テレビ系 毎週月曜夜22:00〜
『明日を抱きしめて』で、義母に恋する青年・達也を演じている鳥羽クン。素顔の彼は、シャイな表情のなかにも熱い情熱のある、気持ちのいい人でした。
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撮影/竹内泰久 |
達也は愛しかたが純粋なんだと思ってる
義理の母である真希(高島礼子)を、好きになってしまう達也。複雑な気持ちの揺れを表現する難しい役だけに、鳥羽クン自身、演じていて難しさを痛感するとか。
「達也は家族に包まれたことがなかったから、人の愛しかたがわかれへんというか、逆に愛しかたが純粋なんだと思います。だから、“愛”に敏感なところがあるんじゃないかな。実際に、義理の母に恋してしまうなんて、日常ではよくあることじゃないから……。だからこそ、義母への好感が恋愛に変わる瞬間が難しいですね」
いわゆる“禁じられた恋”に落ちてしまった達也。もし、達也が現実にいるとして、こんな相談を持ちかけられたら……。鳥羽クンは、どんなアドバイスを返すのかな。
「ストレートに“ええんちゃう?”って返しますね。現実にあるとしたら、まず“親父のことをどう思っているのかな”と思いますね。親父のことを好きなら、身を引くとか、離れて住むとか、避ける方法はありますからね。ただ、止められないところまで来ているなら、本人もそこに来るまですごく悩んだんだろうな、とは思います」
鳥羽クンは『明日を抱きしめて』で、松本幸四郎さんや高島礼子さんなどの大先輩と共演している。
「存在感のある方々だから、芝居のときは緊張しますけど、ホッとすることも多いですね。みなさん、優しい方ですし。松本さんから“1話の登場シーン、すごくよかったよ”と声をかけていただいたんですよ。人から自分の演技について言ってもらえると、とてもうれしいんです。今後も、いろいろ言っていただけるとうれしいですね」
いつまでも向上心を忘れない鳥羽クン。今回のドラマは久しぶりの出演ということもあり、“気合120%”という印象だ。
「このドラマはいろんな愛の形を描いているので、その愛をそれぞれがどう選択していくかが見どころです。ドロドロしているけど、『明日を抱きしめて』というタイトル通り、希望のある物語になると思います」
会員になるのが面倒で、ビデオを集め始めた
鳥羽クンに「最近、感動したことは?」と聞くと、「……ない、かなあ」という答えが(笑)。では、人生でいちばん感動したのは?
「う〜ん……、ささいなことで感動はするんですけどね。例えば最近、ウェイクボードを始めたんですけど、うまくジャンプできると感動するし。あと、音楽活動でライヴをやってるときに感動したり。映画を観ても感動するし。でも、“人生でいちばん”と聞かれると、わかれへんなあ」
2年前から始めたというウェイクボードは、「地元でしかできないから」と、ドラマ収録中はなかなかできずで残念そう。他に映画のビデオやDVDを集めて楽しんでいるとか。
「家には100本以上、ありますね。あのね、これには血を感じるんです(笑)。ボクの親は、ビデオじゃなくて映画のパンフレットを集めてるんです。父親に“オレが死んだら、やるわ”と言われてるんですけど、別にほしくないなあ(笑)」
しかも、この鳥羽クンの趣味、きっかけがちょっと変(笑)。
「東京に引っ越してきたときに、レンタルビデオの会員証を作るのが面倒くさくて、ビデオを買うようにしたんですよ。そしたら、知らん間に増えてきて。中途半端に少ないのが、すごくイヤになったんですよ。これなら、ずらっと並んでるほうがいいや、と。それで収集することに(笑)」
今は邦画にハマっていて、しょっちゅう新作を手に入れては、観ているとか。
そして、「これから挑戦したいことは?」という質問にも、意外な答えが返ってきた。
「挑戦したいことはないんですけど、ただ、自分ができないことには、すごく魅力がありますね。“もしもきっかけがあったらな”と、興味を感じてることはあります。それは花火師。花火師って、いい仕事じゃないですか。おじいちゃんも子供も、大人も不良も、誰が見ても喜ぶでしょ。もしかしたら“うるさい”と思う人もいるかもだけど(笑)。でも、そういう仕事っていいな、と。たくさんの人に喜んでもらえる仕事を、形は違うかもしれないけど、自分もできたらいいな、と思ってます」
取材・文/篠崎美緒
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| とば・じゅん●1978年10月13日、和歌山県生まれ。B型。趣味はバスケットボールと野球。96年、『ぼくは勉強ができない』で主演、日本アカデミー賞新人賞、大阪映画祭新人賞を受賞。その後『LOVE&PEACE』(日本テレビ系)『彼女たちの時代』(フジテレビ系)などに主演。俳優のほか、『CaLIN』(カラン)で音楽活躍も。
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