長い歳月を経て、私も音楽も共に成長できたの
ハリウッド若手No.1女優の呼び声も高い彼女が、実は12歳の頃から音楽活動を並行させていたこと、知ってた? しばしの休止期間を終えて、6年ぶりに再始動。この秋、ニューアルバム『BareNaked』を発表した。
「再始動のきっかけ? そうねぇ……音楽的に、そして人間的に成長する期間が欲しかったの。以前の私はまだまだ子供だった。楽曲作り、とくに歌詞にはいろいろな人生経験が必要じゃない? この6年で私も大人になったし、今がいい時期じゃないかと思って、アルバム作りに踏みきったの」
その言葉どおり、楽曲制作に意欲的に取り組んだジェニファー。ほぼすべての作曲にかかわり、作詞もこなしている。
「大変だったかって? その逆ね。すごく楽しかったわ。自分の経験や思っていることを表現できるって、とっても素敵なことよ。それに、今回プロデュースしてくれたメレディス・ブルックスとの出会いもあったしね。私にとって、素晴らしい経験ばかりだったわ」
構想も、二人の共同作業でどんどん膨らんでいったそう。
「もともと、彼女の大ファンだったの。一緒にやれたらなと願っていたら、彼女も他のアーティストに楽曲を提供したいと思っていたそうなのよ。でもね、当初はホントに2〜3曲の予定だったの。以心伝心がバッチリで、こうしようああしようと毎日一緒にスタジオに入ってるうち、1枚のアルバムが完成していたってわけ(笑)」
等身大の彼女を感じるアルバムは、満足いく作品となったようだ。
「もう最高! これこそ私の作りたかったアルバムなの。14年もエンターテインメントのビジネスを続けてきたわけだけど、人って、雑誌で読んだ記事で私のイメージを勝手に膨らませるわけでしょ? そうじゃない自分を理解してほしくても、それができないことに苛立ちを感じるってしょっちゅうなのよ。だから、一番自分のことを知っている自分自身が、私という人間を表現してみたかった。このアルバムを聴いて、本当の私を知ってもらえればうれしいわ」
音楽は私自身の 自己表現舞台、ずっと続けるわ
これだけは聞いておきたいっ! 日本語で“素っ裸”というタイトルはちょっとドキッなんだけど、「ああ、これはね、大勢の目の前に立たされた時“まるで丸裸にさせられた気分”って表現があるでしょ? 長い時間を経てこのアルバムを出すことになったので、みんながどんな風に受け止めてくれるかわからないし、私自身がまさにそんな気分だったから付けたタイトルなの。自分を表現した分だけ不安もあるけど、返ってくる反応がすごく楽しみだわ」
歌手活動の導火線に火がついた現在のようだ。女優の仕事との大きな違いって何? と聞くと、
「えーっと、これってすごく難しい質問ね。一番の違いは……演技って、自分ではない誰かの表現なの。観客も私自身ではなくて架空の、まったく違うキャラクターの人物を見ているわけ。でも、歌うことは100%自己表現、自分を出せるわ。私の感情のすべてを表現することを大切に考えられるのよ」
彼女が歌に込める想いって?
「おおげさなメッセージが込められているわけではないの。ただ、みんなに言いたいのは、一つだけ。確かに若い頃ってすごく大変な時期なのよ。恋に悩んだり、人生に戸惑ったり。孤独を感じながら立ち止まってしまうこともあるわ。そして、そういった悩みを自分だけが抱えてるって思ってしまうものなのよ。だけど忘れてほしくないのは、何万という人があなたと同じような悩みや感情を抱えて生きているってことなの。文化や人種、そんなもの関係なく、みんなが真っ裸にされたような気分をつねに経験しているってことよ。そして誰もがそこを乗り越えて成長していくの。だから、あなたも乗り越えてほしい。頑張って!」
これぞ、彼女が培ったヒューマニティーなのかもね。それでは、女優業での近況報告も最後に。
「ジャッキー・チェンと共演した映画『タキシード』が最新作(来春日本公開予定)よ。面白いアクション物だし、彼はとっても楽しい人で、最高だったわ。コメディな新境地をぜひ見てください。もちろん、シンガー活動も両立していくつもり。アルバムをたくさんの人に聴いてもらって、ツアーに出られればいいなと思っているの。忙しくなるけど、そんなの平気よ」
キュートなジェニファーの魅力を、二つの側面から味わって! |