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竹野内豊
日劇東宝ほか全国東宝系にて公開

超人気俳優の竹野内 豊さんが、ついに映画初主演! イタリアの美しい風景を舞台に展開する10年越しの愛を描いた究極のラブストーリー。

冷静と情熱の間

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●冷静と情熱のあいだ
●竹野内 豊オフィシャルサイト
竹野内豊
ロケではじめて訪れたイタリアの美しさに感動
 江國香織と辻仁成という二人の作家が、ひとつのラブストーリーを男と女それぞれの視点から描いたベストセラー小説『冷静と情熱のあいだ』。この話題作の映画化がさらなる注目を集めたのは、主人公・順正役に映画初出演の竹野内豊さんが決定したことだった。
 今までにも数々のドラマで、印象に残るラブストーリーを演じてきた彼だけれど、今回のせつなさの度合いは格別。何しろ学生時代の恋人あおいのことを、別れてからも忘れられず、ひたむきに想い続ける役なのだから。順正の最後の希望は、10年前に彼女と交わした“あおいの30歳の誕生日にフィレンツェのドゥオモ(大聖堂)で待ち合わせよう”という約束。
 実際に竹野内さんが順正の立場にいるとしたら、10年前の約束なんて果たすと思いますか?
 「……どうなんでしょうねえ。なんでそこまで、っていう気がしなくもないほど“10年愛”って、ちょっと現実離れしているところがあるじゃないですか。演じていくうちに、自分の中でもどんどんいろんな疑問が出てきちゃって……。でも、恋愛小説ならではの設定なのだから、と台本に忠実にやろうと、疑問は解消できました(笑)」
 ここで描かれるラブストーリーが、恋する女のコの理想を具現化したような“究極の恋愛”であることは確か。舞台となるミラノやフィレンツェの絵画のような美しい風景が、またムードをおおいに盛り上げてくれる。
 「イタリアを訪れたのは今回がはじめてだったんですが、やっぱりすごかった。もう街全体が美術館のようで。あの中で小さい頃から育った地元の人にとって、遺産を守るという意識は本能的でごく当たり前のことなんですよね。だから、順正とあおいが待ち合わせをするドゥオモの階段が落書きだらけだったのは残念だった。地元の子たちは『遺産にはぜったいに手を触れない』って言ってたから、ぜんぶ観光客がやってるんでしょうねえ。もう、日本語の相合い傘とかも多くて悲しかったなあ」

レンタルビデオ屋さんに行って思ったこと……
 
ドラマでは7年のキャリアを持つ竹野内さんも、映画の仕事はまったくの初体験。それだけに映画に対しては、以前から並々ならぬ強い想いがあったよう。
 「以前レンタルビデオ屋さんに行ったときに、感じたことなんですけど。自分が出ていたドラマの棚は、恥ずかしいから避けつつ(笑)、借りるビデオを探していたんですね。それで役者別のコーナーへ行ったとき、そっかあ、映画はずーっと残っていくものなんだって思ったんですよ。ドラマの棚に置いてある僕のビデオは、早ければあと1ヵ月もするとなくなってしまうかもしれない。その後はどこへ行くんだろう、あのビデオ。どこかの倉庫とか? ……(笑)」
 自分の仕事が残るということ、それは竹野内さんが今回の作品に惹かれたポイントでもある、順正の修復士という職業にも通じる。
 「セリフで『過去をよみがえらせる仕事』っていうフレーズがあるんです。美術の修復士は自分の名前が確実に残る仕事。何百年と残っていくので映画とは歴史のレベルが違いますけど(笑)。でも、今まで以上に残っていく作品をもっとやっていきたいって感じました」
 映画という新しい道を歩き始めたばかりの彼。記念すべき一本を撮り終えた今はすでに「気持ちが前へ前へと動いている」と言う。
 「だから次なる作品では、いったいどういうものをやっているのか早く観てみたい。まあこれから探さないといけないんですが(笑)、自分でもすごく楽しみなんです」 

撮影/玉置順子 構成/石塚圭子 ヘアメイク/陽田尚美 衣装協力/NICOLE FARHI(D'press)

たけのうち・ゆたか●1971年1月2日、東京都生まれ。'94年のドラマ『ボクの就職』(TBS系)でデビュー。以後、『WITH LOVE』や『氷の世界』(ともにフジテレビ系)など数々のドラマで活躍。今年は『できちゃった結婚』(フジテレビ系)で主演。来年1月からNHK大河ドラマ『利家とまつ〜加賀百万石物語〜』に出演する。
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