SHIHO

書店に並ぶ雑誌棚のなかに彼女の姿を見ない日はないほど、人気モデルとして長きにわたり第一線を走り続けているSHIHOさん。そんな彼女の輝いているワケを聞いてきました。

PROFILE
滋賀県出身。17歳でモデルとして活動スタート。その後、数々の雑誌やCMで活躍し、人気を博す。現在、BS朝日にてロハスをテーマにした番組『しあわせロハス』にメインナビゲーターとして出演中。3月1日にはTBS系の特番『アース・オデッセイ』が放送に。

  SHIHOオフィシャルサイト
 

あの時に話してくれた江角さんの言葉の意味がいまようやくわかる
『SHIHOのビューティトーク』は、5年近く続いた雑誌のトーク連載のなかから、女性の永遠のテーマである“美”、そして女性としての“生き方”を語り合った8つの対談を書籍にしたもの。
「私が以前から一度お会いしてみたいと思っていた方をはじめ、連載中に対談させていただいた方は60人近くになります。普段は聞くことのできないような話を伺うことができたし、どの方も思った以上にオープンにいろんなことを話して下さって、貴重な機会をいただけたと思っています」
 なかでも印象深かった出会いはといえば、モデルとしての憧れの存在だった江角マキコさん。
「実際にお会いしたら、すごく透明感があり、謙虚で、想像していた以上に素敵な方でした。その時に江角さんがおっしゃったのは、“流されてみたら幸せになれた”ということ。お話を聞いた当時は、“なるほど”と、軽い気持ちで聞いていたのですが、その言葉の意味を時間を経て、あらためてみしめています。いろんなことがうまくいっていなかった時って、流れに逆らおうとしてすごくもがいていたような気がするんですよね。いま、心穏やかに安定した気持ちでいられるのは、あの時に無理しないで流されてみたことがよかったのかな、と身をもって感じています。
 素敵な方って、本当に肩に力を入れずに素敵な生き方をされているんです。しかも、みなさんが経験したことを自分の言葉で話して下さる。それってつまり、自分のことをよくわかっているっていうことだって気づけたことは発見でした。このことが自分自身のことについて考えるきっかけになったし、私って何だろうって考えることで、無理せずにマイペースでもいいんだってことに気づくきっかけにもなりました」

モデルの仕事をやらせていただけていて、私、ホント助かっています
 自分の言葉で、自分の生き方を話せる女性。それはまさにSHIHOさんにも通じること。流行の流れの速い世界のなかにいて、またたく間に旬を終えてしまう人も少なくない。しかし、SHIHOさんという存在は、変わることなく輝き続けている。それは、彼女自身がつねに新鮮な驚きを持って多くの人の言葉に耳を傾けられる純粋さ、真っ直ぐさを持っているからなのかもしれない。
「仕事も毎回同じことの繰り返しだって思ったら飽きてしまいますよね。それってどこかで読者の方にも伝わってしまうもの。だから、同じような仕事でも、楽しみだとか新鮮な気持ちを絶対忘れないようにしようと気をつけています。私は、いろんなことに敏感でいたいし、そのことをいつも楽しめる人でいたいんです」
 時には“流されてみる”ことが、その突破口になることもある。モデルは、着る洋服や雑誌のカラーによって、変幻自在に自分の色を変えていく仕事。自分のイメージに固執することに、彼女は興味がないのだという。
「撮影現場では、ヘアメイクさんにもできるだけ自分の希望を言わないようにしているんです。それを言うと、いつも自分の好きな顔になってしまうじゃないですか。それよりもメイクさんのイマジネーションに任せると、そこに乗れていくんです。知らない顔に出会って、ワクワクしたりもできますからね。私、本当にモデルっていう仕事をさせていただけて助かっているんですよ。もしモデルをやっていなかったら、キレイということに無頓着なままだったかもしれないなって思うんです。キレイで素敵な女性ってなんだろう、と考えさせてもらえていることで、自覚的になれているんだと思いますから」


”美”を追求する8人のカリスマたちと本音トーク
『SHIHOのドキドキ対談』と題し、2003年から約5年間続いた雑誌『LUCi』での連載から、山咲千里、藤原美智子、ファン・シネ、江角マキコ、佐伯チズ、IKKO、野宮真貴、Charaという8人のゲストとのトークを一冊に収録。キーワードはBEAUTY。外見の美、内面の美についての珠玉の言葉が満載。

●SHIHO 扶桑社刊 ¥1365



取材・文/望月リサ
 
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