夫と交際中だった数年前、繁華街を1人で歩いていると「お姉さん、すみません」と20代前半の男の子に声をかけられました。すぐキャッチセールスとわかったので無視して歩き続けましたが、5メートルおきぐらいに違う男の子が呼びかけてきます。あまりにうるさいのではっきり言ってやろうと顔を見ると、あら、いい男。そこで私は考えを変えて、きっぱり断ればいいんだから、かわいい男の子とお茶するのもいいかなとついていくことに。あやしい雑居ビルに連れていかれ、エレベーターに乗る間も軽いトーク。胸が踊ります。事務所に案内されると濃いメイクの大柄な女性が出てきて、「こちらへどうぞ」。え〜、彼がお話してくれるんじゃないの? というショックと同時に私は「かわいい男の子とお茶したいスケベ心丸出しの寂しい女」という烙印を押されてしまったのです。結局15分ほどで解放されましたが、変な契約をさせられなかった安堵感より、むしろ自分のアホさ加減が恥ずかしくて。しばらく誰にも言えませんでしたが、女友達には注意を、男友達には笑いを提供する話としてだいぶ重宝しました。でもいまだに夫にだけは言えません。
(埼玉県・男好き・28歳)
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