マンガ「敵にわたすな大事なリモコン」
バカ嫁伝説が塗りかえられるとき……

 まだ農村といっていい我が家の一帯。その中でも私は「ふつつかな嫁」として有名です。家は広い畑や田んぼを持っているのですが、それをやっているのは舅だけ。夫もサラリーマンだし、姑も手伝わないので、仕事を持っている私も自然に無縁になってしまったのです。そんな私が久々に畑に行こうとして、近所のおばあさんに「すみません。ウチの畑はどこでしょうか?」と聞いてしまったのがきっかけで、バカ嫁伝説ができてしまったというわけ。先日のこと、舅が足を骨折しました。でも、植えたばかりの野菜の苗がどうにも気になるというので仕方なく、私が舅を連れて畑へ。仕事は苗にかけていたビニールをめくって中に風を通 し、等間隔に杭を立てていくこと。畔道に座った舅に「今度はそこに杭を」と遠隔操作されながら作業しました。それを3日ほど続けていたら……。農作業もなかなか楽しいかも、と思ったんです。私の仕事は人相手の営業で疲れることが多いけど、植物って手間をかけただけ応えてくれて、なんか健気なんです。来年は田植えもちょっとやってみようかな。ヤダなと思っていた農作業だけど、ちょっと気持ちに変化が起こり始めています。

(山形県・チンチラ・29歳)


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