マンガ「東京の大自然」
大都会の真ん中にも、小さな自然があることに、気づきました

 群馬県から夫の転勤で東京に引っ越してきました。まだ子供はいないのでしょっちゅう都心に出かけては、お店を見て回ったりしています。でも、以前住んでいた社宅は畑の真ん中にあったので、東京に来てから「自然が少ないなあ」とつくづく実感。先日、買っていた金魚が死んでしまい、土に埋めてやろうと思ったら、どこもかしこもアスファルトに覆われていて、埋める場所もない。本当に驚きました。そんな生活環境に、時々息が詰まるような気がしていたんですが……。先週のこと。結婚記念日だったので、夫と新宿で待ち合わせして、食事をすることにしたんです。にぎやかな通 りに面したデパートの前を歩いていると、どこからか虫の音の合唱が聞こえてきました。「きっと、テープで流しているのね」と話しかけると、夫が「いや……、どうもこの街路樹から聞こえる」って言うんです。試しに木の幹を叩いてみると、その声はピタッと止まって、うわあー、本物だ! と2人で興奮してしまいました。都心でもこうやって少ない樹木を見つけて、一生懸命鳴いているんですね。「東京には自然がない」って決まり文句のように言ってた自分を、ちょっと反省しました。

(東京都・路地探検家・28歳)


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