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ランカウイ ランカウイ
マレーシア屈指のリゾートアイランド、ランカウイにまたひとつ、大人のための魅力的なリゾートが誕生する。それが、フォーシーズンズ リゾート ランカウイ。ゆるやかな自然のリズムに身も心も委(ゆだ)ねて、自分に返る週末旅。舞台となるラグジュアリー空間は、静寂と安らぎに満ちている。
2005年 Grazia 4月号 “プライベート・スパ&プールもある ニュー・ヴィラで過ごす至福の週末ヴァカンス”より抜粋。
※情報が変更になっている場合があります、現地でお確かめください。
取材・文/河合映江 撮影/阿部 浩
協力/日本航空 ●価格表記は1RM(リンギット)=約28円、1US$=約102円(2005年2月現在)。
美しい海と豊かな緑。自然を肌で感じる静寂に包まれたヴィラ
 日本からクアラルンプールを経由して、ランカウイに到着する頃には、すでに夜のとばりがおり、この広大なリゾートの全容など掴めるはずもない。マレーやイスラム様式がちりばめられた神秘的なエントランスを抜け、緑の中にたたずむビーチ・ヴィラへ。ヴィラの前には海が広がっているというのに、しんと静けさに包まれた部屋には波の音さえほとんど届かない。
 朝、鳥のさえずる声が、深い眠りから呼び覚ましてくれる。部屋には穏やかな光が射し込み、パティオに出ると心地よい風が頬をなでていく。目の前には、白い砂と青い海。そして、このヴィラが豊かな緑にすっぽりと抱かれたごくプライベートな空間なのだということを、初めて知らされる。フォーシーズンズ リゾート ランカウイ マレーシアには20棟のビーチ・ヴィラがあり、そのすべてが1・5kmにわたるビーチに面している。ランカウイでもひときわ美しいと定評のあるビーチを、まるで独り占めしているかのような、幸せな錯覚。
 週末のために、移動に1日かけるなんて……。しかし、かけるだけの価値はあるのだ。日常から遠く離れ、疲れた体とざわついた心を休め、自分をリセットするためには。それが束の間、たとえ週末だけの短い滞在であるにせよ。
美しい海と豊かな緑。自然を肌で感じる静寂に包まれたヴィラ 美しい海と豊かな緑。自然を肌で感じる静寂に包まれたヴィラ
ラン、プルメリア、ハイビスカス……。ヴィラを取り囲む庭だけでなく、室内にも鮮やかな花々がふんだんに、センスよく飾られている。 ビーチ・ヴィラのほか、スタンダード4部屋からなるパビリオンが、広大な敷地内に点在。自然と調和しながら、その息吹を身近に感じ取れるのが、このリゾートの魅力。

美しい海と豊かな緑。自然を肌で感じる静寂に包まれたヴィラ 美しい海と豊かな緑。自然を肌で感じる静寂に包まれたヴィラ
マレーシア、インドネシア、インド、古代中国などトリートメントのスタイルは、多彩かつ本格的。マレースタイルのマッサージ(60分1人US$85、2人US$150)などメニューも豊富。 メインダイニング『イカンイカン』では新鮮なシーフードをいただける。地中海料理をベースにアレンジ。プレゼンテーションも繊細で彩り豊か。ホタテの前菜RM60。
何もしない贅沢。こんな時間をしばらく忘れていた
 旅の目的は? と聞かれたら「何もしないこと」と答えるだろう。「やるべきこと」に埋め尽くされた日常は日本に置いてきた。ここでは、時間に追われることも縛られることもない。ゆったり流れる自然のリズムにまかせて、ただそこに身を置くだけでいい。
 ビーチをのぞむデッキチェアで持参した本をぱらぱらめくる。時折、プライベートプールでクールダウンしながら。日差しが強さを増してきたら、パティオのデイベッドに場所を移して、そのうち気がついたらうとうと。時間から解放されることが、こんなにも心地いいなんて。しばらく忘れていた感覚が体の中にじわりと満ちていく。
 もし予定をひとつ入れるとしたら、それはスパかもしれない。リゾート内のスパに足を運んでもいいけれど、ヴィラにはプライベートなスパルームがあり、部屋を出ずしてトリートメントを受けられるのだ。心と体、そして肌にもとびきりの贅沢と安らぎを分けてあげよう。
 日が傾き、空と海が染まる頃、リゾート内のそこかしこにキャンドルや松明(たいまつ)などの灯りがともり始める。おしゃれをしてレストランに出かけようか、それともビーチでロマンティックディナーと気取ってみようか。一日の終わりを惜しみながらも、いつもよりずっと軽やかになった心が弾むのを実感する、幸せな時間だ。
何もしない贅沢。こんな時間をしばらく忘れていた
タンジュンルー近辺には手つかずの自然が残っており、もっともランカウイらしさを満喫できるエリア。たとえばマングローブの樹林。ボートでゆっくり川を渡りながら、マングローブの森を抜け、野鳥や小動物、魚などと出会うツアーは、おすすめだ。ランカウイという島の名の由来でもあるワシが、悠然と空を舞う姿を見ることもできる。