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Grazia10月号
Grazia10月号
 次号予告などで「特集 小林聡美」というお知らせを見て、「Graziaで小林聡美さん特集って、意外!」と思われた方も多かったかもしれません。Graziaで取り上げる女性たち、けっこう私の独断と偏見がものを言っているのですが、私のなかには “このひとはGraziaっぽい ”“このひとはGraziaっぽくない”という線が割とはっきりあるようです。(これが編集部の男性などに言わせると「違いがちーっともわからない」らしいですが)で、私のなかでは小林聡美さんは、はっきりと “Graziaっぽい”ひとなのでした。彼女の映画デビューはまだ10代、学生のときだったと記憶していますが、思えばそのときから彼女の周囲には、涼しげでオトナな雰囲気が漂っていた気がします。言うことはおもしろいのに、そのくせ土足で人の心に踏み込むことは絶対ない、飄々とした感じ。三の線を演じているけれど、よくよく見たら肌は透明感があってすべすべで、とってもキレイなひと! 「周りからどう見られるかなんて、そんなのどうでもいいことじゃない? 自分の居心地がよければ……」決してこちらを否定しない口調ながら、ズバリ言いそうな。そう、私は小林聡美さんのことを、とてもエレガントだなあ、こんなエレガントさっていいなあ……と、いつも憧れていたのでした。私にとって小林さんは、こんな力みの抜けた格好良さもあるんだ、と気づかせてくれる “大人の女”。そんな小林さんの魅力を周囲のひとたちが気づかぬはずがなく(それも男性たちが!)、彼女の魅力に次々やられてしまうらしいのです。今回の特集の裏テーマは「男が惚れる小林聡美」。(いや、正確に言えば「男も女も惚れる小林聡美」なのですが)美しさや聡明さが目立ちすぎないようにしている彼女の、ホンモノの魅力の一端でも、伝えることができたら……と思うのです。
 
 
温井明子  
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