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みなさん、髪はどこで切っていますか? 絶対信頼の行きつけサロン、ありますか?
私はと言えば、過去30年間、ヘアサロン安定期と流浪期を繰り返してきた気がします。まず20代は流浪期。さまざまな流行サロンを訪ねては、成功したり失敗したり。つぐ30代前半は、雑誌の取材でビュートリアムの川畑さんに出会い、やっと安定。ちょうど美容師の人達が脚光を浴びていた時期で、川畑さんもそんなスター美容師のひとり。予約を入れるのに苦労しながらも、硬くて重い私の髪を軽やかに変えた彼のレザーカットに夢中に。それが30代後半 に入ると、ある日突然、「なんだか顔と髪があわない!」と気づかされます。レザーで軽くすいた髪と、徐々に老けてきた自分の顔がなんだかあわないのです。で、また美容室ジプシーに逆戻り。次の安定期は、Grazia編集長を引き受けた40歳のとき。編集長としての存在感を求めていた私に、ぴったりの髪を提供してくれたのが、ツィギーの松浦さん。前下がり、アシンメトリーなシャープなボブは、ぼんやりした私の顔でも“ただ者じゃない”感じに見せてくれたのでした。その松浦さんのサロンから、また離れてしまったのは40代後半。髪型で迫力を足さなくても、年齢と長くなった編集長生活のせいで充分に貫禄がついてしまったから……。“これ以上の貫禄はいらない、むしろ消したい!”と、「フツウの髪」を探して、そのときからまた第3期流浪中。そして、これが難しいんですね。なにしろ、老けてオバサンに見えるのもイヤ、若作りで不自然なのもイヤ、モードすぎて頑張って見えるのもイヤで、本当にフツウがいいのだけど、でもさりげなく素敵に見えてほしい……のですから。 服装よりメイクより、年齢によって進化させなくてはいけないのは、じつは髪型! 最近、そう確信しています。そして、「さりげなくて、でも大人な髪」って、本当に難しい! 日本のサロンはすごい技術だし山のようにあるけれど、ほとんどが若いコ向き。大人を素敵に見せてくれるところって、まだまだ少ないのです。
私のように髪型に悩む大人女性のために、3月号では大人のヘアスタイルを特集しています。題して『ザ・女優ヘアBOOK』。女優たちの髪って、奇をてらわずフツウなのに、存在感があって素敵……そう思いませんか? まず米倉涼子さん、永作博美さん、吉瀬美智子さん、香椎由宇さんという個性がまったく違う4人の方々が登場。加えて、国内海外の髪型が素敵な女優さん16人のヘアファイルも掲載。サロンでオーダーするときのアドバイス付きです。もちろん大人ヘアが得意なサロンも紹介していますから、ぜひぜひ参考にしてください。 |
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| 温井明子 |
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