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大切なひとへ――手仕事の温もりを伝えるカード「SAB LETTERPRESS」
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クリスマスカードにも使えそう? な鹿のカード 2つ折り・封筒つき ¥315
冬は手紙の季節だと思う。なぜなら冷たい風やクリスマス前のにぎわいが、人恋しさを誘うから。ふとした瞬間に一年を振り返り、楽しい時間をいっしょに過ごした仲間の顔を思い浮かべたり、今年も会えなかった遠くの友人を思ったり。大切なひとたちのことを、一年でいちばん強く思う。それが、冬っていう季節なんじゃないだろうか。
そして、だから、冬には手紙なのだ。カードや便箋を選び、ペンを持って文字を綴り、切手を貼ってポストにすとん。ひとつひとつの過程を重ねるたびに、相手のことを考える。始めから終わりまでがひと続きで済んでしまうメールでは紡ぐことのできない何かが、手紙には生まれるのだろう。今年も一年ありがとう――大切なひとへのメッセージだからこそ、思いのこもった手紙で伝えたい。


SAB LETTERPRESS
[封筒入り・二つ折りカード] 鹿、鳥、リス(開くとリスが3匹)。内側はエンボス加工 各¥315 [メッセージ入りのポストカード]鹿「Thank you」、リス「Happy birthday」、鳥「Congratulation」90×154mm 各¥189



さて。そうは言ってみたものの、私は手紙が得意じゃない。それも簡単な手紙ほど、迷って書けなくなってしまうのだ。お祝いの寄せ書きでもお礼の手紙でも、頭の中で思いばかりが膨らみすぎて、言葉がうまくつながらない。そんな時、カタチにならない思いをちゃんと酌み取り伝えてくれるのが「SAB LETTERPRESS」のオリジナルカード。活版印刷でつくられた、手づくりの温もりあふれるカードたちだ。

活版印刷とは、鉛や樹脂製の活字を組み合わせて版をつくり、圧力をかけて紙に写す印刷法。版画やハンコと同じ原理である。15世紀にドイツのグーテンベルグの発明によって正確な大量印刷が可能になってから500年。デジタルやオフセット印刷の登場で、衰退の一途をたどっている活版印刷だが、一方で、独特の風合いや温かな質感を愛する人々もちゃんといて、例えばレストランのメニューや本の装丁などに、今もしっかり息づいているのである。

そんな活版印刷によって、この美しいカードをつくっているのが武井実子さん。「流行や時間を越え、手仕事の温もりや優しい風合いを携えた活版印刷の文化を、カードという形で未来に繋げていきたいと願っています」――そんな思いを込めて大切につくられたカードを手にとると、ほろりと何かが伝わってくる。静かだけれど愛情深く、繊細だけれど力強い。膨大な時間と手間をかけ、ひとつひとつの文字を創作し、組み合わせることで初めてストーリーが紡ぎ出される活版印刷。その過程を経るからこそ生まれるしんとした力が、この小さなカード一枚一枚にはみなぎっている。
「ありがとう、楽しかった、来年もよろしくね」そんなシンプルなひとことに、言葉以上の思いをのせて届けてくれるカードたち。さあ、もうすぐクリスマス。温もりあふれるカードで、思いを誰に贈りますか?
取り扱い先
◆シボネ青山
港区北青山2-14-8 青山ベルコモンズB1 03-3475-8017
◆コレックス リビング
目黒区青葉台1-1-4 青葉台テラス 03-3462-6412 ほかコレックス全店
◆プレイ マウンテン
渋谷区千駄ヶ谷3-52-5 原宿ニュースカイハイツアネックス 105 03-5775-6747
ほか
Profile: 輪湖 雅江
Graziaのインテリア担当。本誌よりさらに速報性の高い情報を数多く、このホームページに提供している。インテリア誌の編集者を経て現在フリーのインテリア・エディターとして広く活躍中。