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パリの街を舞台に描いた
愛のショートストーリー
今をときめく世界各国の映画監督18人が、それぞれの視点からパリで繰り広げられる愛の物語を綴ったオムニバス映画。監督の個性とパリ特有の空気感が溶け合ったエピソードは、どれも5分間ほどの短さながら、余韻を残す味わい深い作品ばかり。とくに、ジュリエット・ビノシュやファニー・アルダン、ジーナ・ローランズといった女優たちがにじませる、大人の女の愛情深さ、手ごわさ、艶っぽさが印象的。映画を観終えたあとは、世界で最も愛が似合うロマンティックな街、パリを久しぶりに訪れてみたくなる。
監督/ジョエル&イーサン・コーエン、ガス・ヴァン・サントほか
●3月3日よりシャンテシネほかにて全国順次公開 |
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混迷と対立の現代世界で
懸命に生きる子と母親たち
1984年、スーダンの難民キャンプで母親と生き別れになり、イスラエルにやってきた少年。彼は素性を隠しながら、新しい人生を始めるのだが……。エチオピアのユダヤ人だけを救出し、イスラエルに移送するという“モーセ作戦”の史実をベースにした一大叙事詩。肌の色も文化も異なる少年を引き取り、我が子として育てるリベラルで愛情豊かな一家をはじめ、少年が出会う人々の、国境や血縁関係を超えた人間愛が胸を打つ。人生で何人ものすばらしい“母”と巡り会った主人公像に、監督の希望が込められている。
監督/ラデュ・ミヘイレアニュ 出演/ロシュディ・ゼム『愛する者よ、列車に乗れ』●3月10日より岩波ホールほかにて全国順次公開 |
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美しき世界遺産の巡礼路を歩く個性豊かな人々の再生のドラマ
母親の遺産を相続する条件として、仲の悪い3兄弟に課せられたのが、キリスト教の聖地まで1500kmを歩くという、サンティアゴ巡礼だった。ツアーガイドを含め、2ヵ月はかかる旅の同行者は男女計9名。それぞれの事情を背負った彼らは、ひたすら歩き続ける旅を通して、再生のための力を取り戻していく。ちなみに最近、ヨーロッパでは、サンティアゴ巡礼が密かなブーム。自己中心的でシニカルな現代人たちが、美しい自然の中をバックパックひとつで旅をして変わっていく。その姿に共感を覚える人は多いはず。
監督・脚本/コリーヌ・セロー『女はみんな生きている』 ●3月10日よりシネスイッチ銀座ほかにて全国順次公開 |
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