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対照的な魅力を放つ2人の女が繰り広げる愛と感動のドラマ
文豪オスカー・ワイルドの傑作『ウィンダミア卿夫人の扇』を、1930年の南イタリアの高級避暑地に舞台を移して
映画化。ニューヨーク社交界の華として知られるカップル、ロバートとメグはバカンス中に、恋愛スキャンダルで有名なアーリン夫人と出会う。やがてメグは、信じていた夫とアーリンの密会の噂を知って深く傷つくのだが……。妻にとっては危険な存在といえる悪女アーリン夫人の意外な顔が見えた瞬間から、物語は急展開。同性から見ても格好いい大人の女の真の優しさと愛情に、思わず涙があふれ出る。
出演/ヘレン・ハント『恋愛小説家』、スカーレット・ヨハンソン『ア
イランド』
●9月10日よりシネスイッチ銀座ほかにて全国順次公開
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刺繍を通して心の絆を育てていく女たちの癒しと再生の物語
フランスの若手女性監督エレオノール・フォーシェが、3年かけて脚本を書き上げた長編デビュー作。17歳で望まぬ妊娠をし、産後すぐに養子に出すつもりのクレールが、一人息子を交通事故で亡くしたばかりの刺繍職人メリキアン夫人のアトリエで働き始める。世代の異なる女性2人が、師弟関係でも、擬似親子関係でもなく、腕を認め合う対等の人間として友情を温めていく様は、ある意味とてもフランス的。肩を並べ、美しいオートクチュールの刺繍を黙々と制作する彼女たちのさりげない連帯感に憧れてしまう。
出演/ローラ・ネマルク、アリアンヌ・アスカリッド『マルセイユ
の恋』
●9月3日よりBunkamuraル・シネマほかにて全国順次公開
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米軍のイラク侵攻を背景に
健気にたくましく生きる子供の姿を描く
イラク戦争終結後にイラクを訪れた監督が、住民たちが直面している悲惨な状況を目にしたことから本作の着手を決意。イラク北部クルディスタン地方の小さな村を舞台に、2003年3月、アメリカのイラク侵攻前夜を子供の目を通して描いていく。大人も頼りにするほど、元気いっぱいに苦難を乗り越えようとする子供たちの姿を心強く感じる一方、彼らの懸命の努力も押し流してしまう過酷な現実が痛い。監督が各地をまわって探し出した子供たちがときに浮かべる、哲学者のように大人びた眼差しが忘れられない。
監督・脚本・製作/バフマン・ゴバディ『酔っぱらった馬の時間』、『わが故郷の歌』
●9月17日より岩波ホールにて公開 |
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