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「裏方見聞録」  
 

Graziaはファッションだけでなく、独自の視点でとらえたインタビューも、人気のページとなっています。記事となって読者のみなさまに読んでいただくまでに、担当編集者は多くの時間を、対象となる人物とともに過ごすことになります。ここでは、池ちゃんこと原田副編集長が、そうした取材の中で知り得た素敵な方々の、本誌では書けなかった素顔をお伝えしていきます。
落語に今、夢中な私が、強い愛をこめて『落語』特集、作りました!
いや、ホント〜〜〜に素晴らしいんですよ、鶴瓶さんの高座! TVのバラエティしか観たことない人は、きっと驚いちゃうはずです。鶴瓶さん、すごくお忙しくて、ようやくお時間頂いたのは、25時間テレビの前日!その日はNHKで収録の後、大阪に飛んで帰り、翌日25時間TV…って。本当にお疲れ様です。お会いしてお話伺い、そのあまりの器の大きさにも、ひたすら感動しました。『青木先生』、また聴きたいです。。。(撮影/藤谷清美)
 最近、ワタシ、落語に夢中なんです。もし「どこが面白いの?」なんて聞かれた日には大変な騒ぎですよ。もう話が止まらない。日を追うごとに噺家さんへの愛が溢れ、こんなに面白い体験を知らないなんて、あなた、絶対勿体無いですよ!!!という気持ちも盛り上がり、ついに10月号で『落語特集』をやってしまいました。

 ワタシが落語を深く愛したきっかけは、ちょうど1年前。12月号春風亭小朝さんの取材の後聴いた高座が、あまりに衝撃的だったが始まりです。以来、ずっとずっと「落語特集を!」と言い続け、ようやく叶った今月は、もうメラメラと職人根性が燃え上がり、絶対寄席に行ったこともない人を、この甘美(?)なる笑いの快楽の世界に引きずりこんでやるわ!!と、すごい愛をこめて作りました。まずは人選。とことん悩んでご登場をお願いしたのは、ファン代表・夢枕獏さん、そして噺家さん代表で鶴瓶さん、昇太さん、正蔵さん、そして初心者向け解説に、既に今年200回以上高座を聞きに出かけた堀井憲一郎さんという顔ぶれです。相当豪華なすごい布陣だと思います。(今回ページがなくて泣く泣く声かけられなかった人もいますが。。。それは次回に!←あるのか?)

 鶴瓶さんの落語、あなたは聴いたことがありますか? 『東西落語研鑚会』という、出演者の顔ぶれからそのレベルまで、夢のように素晴らしい会が2ヶ月に1度あるんですが、私はこの1年、通い続けていまして、そこで2回聴いたんです。超大作の『らくだ』と、私落語(わたくし・らくご)『青木先生』。この時のあまりの感動は……ああ、あなたにも分けてあげたい……。とくに『青木先生』は笑えてホロッと泣ける、本当に素晴らしい名作です。これについては、誕生秘話からストーリーまで、とくと鶴瓶師匠に取材しましたので、ぜひ本誌をご覧下さい! 生で聴いたら、あなたも絶対虜になります!(と確信しちゃう)。

 で、なぜそこまで落語って素晴らしいのか。単純に「好き好き!」と言ってるだけの私に、そうか。そうだったのか!そんなに落語って奥深かったのか!と改めて気づかせてくれたのが、獏さんと昇太さんのインタビュー。さらには、小朝さんが1000字もかけて素晴らしい原稿を下さいましたが、これにもナルホド!でした。そして、今話題の正蔵さんのお宅にも、行ってきましたよぉ〜〜。うんうん、そうですか!と、また他の人にはないお話伺えて感動〜〜〜。取材中、お茶とお菓子を出してくださったのですが、お話聞くのに夢中になって、お菓子食べ損なっちゃって。そのまま失礼しようとしたら、どうぞよろしければお持ち帰りください、と和紙でくるんだお菓子をさっと下さり…。ああ。こういう風景、昔ありましたよね。お友達の家のお母さんが帰りしな和紙でお菓子くれた…あの懐かしい昭和の原体験、思い出しました。幸せな気持ちで一杯になりました……(うるうる)。

 重ねて言いますが、落語って本当に面白いです。そこで何が観れるか、どんな体験ができるかは、本誌に出来うる限り載せたつもりです。何か気持ちが晴れない時、単純に笑ってスッキリしたい時。どうか一度、落語を聴きに出かけてみてください。ちなみに私個人の最近のオススメ噺家さんは、鶴瓶さん、志の輔さん(サイコーっすよ!)、彦いちさん、白鳥さんかな。まだ気になってて一度も聴いたことがない人もいますので、もっと増える可能性は大ですが。あと、毎日1日中やってる寄席もいいけど、半日ずっと聴いてると疲れちゃうし、正直、玉石混合なので、私は寄席よりもホール落語(『東西落語研鑚会』や『SWA』←本誌で解説つき!)という、この日、この時間、この顔ぶれ!と決められた会が好きですね。これは個人の好みなので、あなたもいろいろ体験してみてください。この面白さ知ったら、絶対毎日が楽しくなるはず! あ〜〜まだ書きたいけど、そろそろお後がよろしいようで……(本気で落語家さんに弟子入りしたい池ちゃんでございました)。

正蔵さんの取材、帰りしなに玄関までお見送りに来てくださった師匠が自ら、手ぬぐいをくださいました。襲名記念のおめでたい手ぬぐいです! 正の蔵から出てくる七福神。そして「のし」には、本名の海老名にちなんで、小さな海老が! 噺家さんは皆さん手ぬぐいを作られてるようで、寄席で客席に茶々入れた後など、そのお客さんに記念で渡しているの、観たことがあります。それぞれ色も絵も千差万別。人柄が出ていて面白いですよ。

じゃーん。古今亭菊朗さんです。まだ二ツ目だけど、本当に巧いです! なんとも愛嬌のあるこの笑顔に、明るい高座が、そりゃもーー絶品で。他の人を観にいった寄席でたまたま彼の高座に出会い、一目惚れ! 以来私は応援しています。きっと彼はBIGになるはず(お目当ての人を聴きに行って他の人の虜になること、よくあるんですよ。それがまた落語の楽しみ!)。
池ちゃんの近況
昨日は末廣亭の寄席に行ってました。彦いちさんスゴカッたなあ! 今月は舞台『もとの黙阿弥』も観ましたがつかのま明治の時代に時間旅行した気分に。なんとも贅沢な舞台でした。高畑
淳子さん、巧いなあ。。。
筒井道隆君のトボケた感じも味でした。観たい舞台、落語、ありすぎて倒れそうです〜〜〜!
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