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【OL心理学】飲み会のお誘いや連絡先の交換、上手に「断る」には? [with]

2018年07月18日(水) 11時50分配信

写真:TADAO KIMURA/アフロ

アラサー行動心理士 長谷川ミナの『OLセラピー』です。

人間関係の悩みはどこに行っても誰にでもある、当たり前のこと。

よりよいOL生活を楽しんでいくために、「疲れない心」を育てていきましょう。
今回は、「断り方」に関するお悩みについてお届けします!

職場の飲み会が頻繁にあるのですが、毎回実費で一人5000円以上のコース。
あまりに頻繁で、お金もかかるのでできるだけ参加したくありません。
でも、飲み会に参加しないことでイメージも悪くしたくないです。
うまく断るにはどうしたらよいでしょうか?
(33歳・医療系事務・Sさん)

また、こんなお悩みも。





職場の男性にプライベートで使用しているLINEアカウントを聞かれると困ります。
断るとその後の関係がこじれそうだし、だからと言って教えたくもないし……。
どう切り抜ければよいでしょうか?
(27歳・IT事務・Oさん)


お誘いを受けたものの、好印象のまま、どのように断ったら良いかわからない時ってありますよね。
特にお仕事女子は同じようなシーンに遭遇する方も多いのではないでしょうか?

Sさんのように、飲み会に参加しないことでイメージが悪くなるのではないかと心配することや、Oさんのように断ることで関係が悪くなるのではないかと不安になることもあります。

でも、その場の雰囲気に流されて「いいですよ」と言ってしまい、あとあと後悔したり、ストレスの原因になってしまうのは避けたいもの!

いずれにしても、“嫌な思い”をせず“好印象のまま”断ることができたら最高ですよね!

「断る」ってなぜ難しいの?

どうして、断ることがこんなにも悩ましいことなのか……。

その根底にあるには、「嫌われたくない」「認めてもらいたい」という自己の“承認欲求”が関係しているのです。

今回のようなケースは、どちらも自分にとって大切な職場の人だからこそ、より「嫌われたくない」「認めてもらいたい」と思う気持ちが強くなり、自分自身で断わりにくい状況を作り出していると言えます。

しかし、そのように考えてしまうのは、相手が“行動の軸”になってしまっている証拠なんです!

自分がやるべきことは、「誘いに対して『行きたいか、行きたくないか』を判断すること」「『LINEを教えたいか、教えたくないか』を判断すること」だけであって、あなたを「嫌いになる」「認めない」となどの評価は他者の課題です。
他者の考えにまで踏み込んでしまうと、いつの間にか他人に振り回されてしまいます。

他人の目を気にして生きることは、“悩みが増える”要因でもあるのです!

まずは“自分の意志”を軸に考える勇気を持つことを心がけましょう!

断り方の基本とは?

次は、上記の考え方を前提に、相手と自分の気分を害さない断り方をマスターしておきましょう。

ここでおすすめしたいのは、より良い人間関係を築くためのコミュニケーションスキル「アサーション」です。

アサーションの土台となる4つの項目は……

①誠実であること
自分の気持ちに嘘をつかず、認めること。その上で、相手に対しても自分と同じように誠実な態度で接する必要があります。

②対等であること
立場や年齢が違ったとしても、相手も同じ人間です。必要以上に下手に出ず、相手を見下すこともなく、対等な姿勢で向き合うことが大切です。

③率直であること
相手の顔色をうかがってしまって肝心なこと言えなかったり、回りくどい言い訳では、あなたの気持ちや状況が相手に伝わらない可能性があります。話をするときは、気持ちや状況を素直にきちんと相手に伝えることが求められます。

④結果に自己責任を持つこと
先にもお伝えしましたが、相手が受け入れるか拒否するかは相手の判断であって、あなたの領域ではありません。自分と他人の領域を分けて考える、そして自分の責任において、自信をもって会話をすることが大切です。

お断りを入れる際は、この4つのことを心にとどめて接するようにしましょう!

実践編「上手な断り方」とは?


例えば、Sさんのような飲み会の誘いに毎回「行けません!」と即答したり、Oさんのようなプライベートな連絡先を教えて欲しいというケースに「無理です!」と冷たく返事してしまうなど、相手の気持ちを無視して一方的に断ってしまうと、関係がこじれてしまう可能性は高いでしょう。(それは皆さんわかりますよね!)

そこで、やって欲しいのは「感謝+理由+提案」という流れを持った断り方です!

例えば、Sさんの飲み会の場合…。

まずはお誘いに対する感謝の気持ちを伝えます。
その後、断らなければならない事実と、今後の提案をしていきます。

「誘っていただきとても嬉しいのですが、実は、今はお金を貯めたいと思っていて、毎回参加することができそうにありません…(泣)。また来月、余裕が出来た時は是非参加したいです!」
というように、できるだけ明確な理由を入れて相手を不快にさせずに断るようにしましょう。

また、Oさんの場合は、2人の関係性にもよりますが、断る理由をきちんと相手に伝えることが重要となります。

「LINEはプライベートな友だちだけと決めているので、仕事関係の人は皆さんお断りしているのです。ごめんなさい!」
などと、相手に対して敬意ある態度で接すれば事情も理解してくれるでしょう。

ここは、“自分の意志を軸”に受け答えすることが大切です!


私も実際に、どうしても飲み会に参加できない時やお誘いを断らなければいけないことなど、たくさん経験してきましたが、「感謝+理由+提案」で悩まず断ることが出来るようになりました!

あとは、決して嘘はつかないこと!
きちんと事実を伝えることが自信をもって断れる理由になるからです!
相手にも誠意が伝わることでしょう。




ということで、 今回の合言葉は……




「断るのは悪いことではない! 大切なのは断り方!」です。

ではでは、皆さまのよき日々を願って……♥

PROFILE

著者:長谷川ミナ
アラサーの行動心理士。日課は瞑想すること。祖母譲りの強い直感で分かるオーラに加え、行動から見える他人の心理を読み取り、皆さまの日常の悩みやモヤモヤを紐解いていきます。

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