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【リンパとは?】リンパのつまり解消! ブラシマッサージでデトックス [VOCE]

2018年07月11日(水) 19時50分配信

ドライスキンブラッシングとは?

夕方になるころにはむくんでパンパンになりがちなボディ。むくみの原因のひとつに“リンパの詰まり”があります。リンパを流すためにはマッサージやストレッチなどがマストですが、プラスアルファのケアとしておすすめしたいのが、ボディブラシを使って行う「ドライスキンブラッシング」。余慶尚美さんにレクチャーしてもらいます。

むくみを招くさまざまな要因とリンパの性質

リンパとは体中を巡っている体液のひとつで、血流では解消できなかった老廃物や体内の余計な水分を回収し排出するデトックス作用のほか、ウイルスが入ってきにくい免疫力の高い体を作る作用もあります。リンパがスムースに流れているのが理想ですが、多くの人はリンパが詰まってしまっている状態です。

リンパの詰まりには、さまざまな要因が考えられます。リンパは血管に沿うように流れていますが、血管が心臓のポンプによって流れているのに対し、リンパは他力本願で、呼吸や筋肉運動などによってしか流れることができません。ところが働く女性の多くはデスクワークなどでひとつの姿勢でいることが多かったり、運動不足だったりで、リンパが巡りづらくむくみやすい体になっています。

またリンパは圧が高いところから低いところへと流れていくので、肌にハリがある(皮膚に圧がある)ほうが流れます。若いうちは肌に張りがあるのでむくみにくいのですが、加齢によってたるんだ肌は圧が低いため、年齢を重ねるとともにむくみやすくなるというわけです。とくに女性は男性より筋肉量が少ないため、さらにむくみやすいですね。

ドライスキンブラッシングでリンパの巡りをサポート

リンパの詰まりを解消するには、マッサージと適度な運動が効果的です。筋肉は何歳になっても付けられますから、日々の生活に適度な運動を取り入れて筋量をつけましょう。このところ、「筋膜リリース」という言葉が浸透してきていますが、この筋肉リリースも大事です。筋肉を覆う筋膜をゆるめて柔軟にすることで、筋膜の下にある筋肉が自由に伸び縮みできる状態に戻してあげる。そうすると身体のめぐりがよくなりますし、ケガもしづらくなります。

ミランダ・カーをはじめ美容に関心の高い女性たちが実践していることで話題になったドライマッサージ(以下、ドライスキンブラッシング)は、皮膚のすぐ下にあるリンパを流すテクニック。リンパ浮腫がある方や妊娠中の女性には強い圧をかけるマッサージができないため、さするようなタッチのマッサージ「医療用リンパドレナージュ」を施術するのですが、それに近いことがブラシで簡単にできるというのが、ドライスキンブラッシングです。ドライスキンブラッシングにはリンパの流れを良くするほか、肌表面の古い角質をとって滑らかにするナチュラルピーリング効果や、皮膚を乾いた布で刺激することによって病気が入らない身体にするという乾布摩擦に近い効果が得られたりもします。実は東洋医学にも、乾布摩擦をすることで肺機能を高めるという考え方があります。東洋医学的には「肺機能が弱い」というのは病気的なことではなく、肌が乾燥しやすかったり、アトピーやアレルギー皮膚炎になりやすいことを指します。ドライスキンブラッシングをすることで肺機能を高め、皮膚を元気にするという狙いがあります。
リンパのフィルターであるリンパ節に向かってブラッシング

こちらがブラッシングルート。

リンパのフィルターであるリンパ節に向かってブラッシング

入浴後や運動後など、全身の巡りがよくなったところでドライブラッシングをすると、より効果的です。リンパを流す際にポイントになるのが、リンパ節。リンパ節はわきの下や足の付け根である鼠蹊(そけい)部、ひざ裏、太ももの内側などにあり、全身から集めてきた老廃物を含むリンパをろ過して、きれいなリンパ液を全身に送ってあげるというフィルターのような仕組みがあるところ。それぞれ、詰まりを解消したいパーツに最も近いリンパ節に向けて、手で押し流していきます。たとえば首や頭、顔のリンパを流したいときは、鎖骨の下にあるリンパ節がポイントに。耳の後ろから鎖骨のくぼみにかけて、優しくプッシュしながら押し流していきます。肩まわりがつらいというときは、首の付け根から肩の付け根にかけてプッシュし、わきの下にあるリンパ節へと流します。脚の場合は、足首からふくらはぎにかけて押し上げながら、ひざ裏のリンパ節へ。太ももは前側から内側へ、ひざに近いところから鼠蹊部に向かって押し流していきます。その後、ボディブラシで同じルートを辿ってブラッシングしていきます。肌表面を撫でるようなタッチを心がけて。

さまざまなブランドからボディブラシが出ています。形状やブラシの毛質によってかなり使い心地に差がありますから、実際に手に取ってみて、好みの感触のモノを選びましょう。初めてドライスキンブラッシングをするという人は、柔らかく適度なコシがある馬の毛で作られたものがおすすめです。
STEP1:大きなリンパ節をプッシュ

STEP1:大きなリンパ節をプッシュ

1:
手を身体の前でクロスし、息を吐きながら鎖骨の上にあるくぼみを押す。

2:
わきの下のくぼみで押すと痛みを感じる箇所を、押しながらほぐす。

3:
足首からふくらはぎを両手でさすりあげてひざ裏に流し、ひざ裏を指でほぐす。

STEP2:ドライスキンブラッシング

1:
足首~ふくらはぎのドライスキンブラッシング
足首からふくらはぎにかけて、巻きつけるようにひざ裏へ向かってブラッシングする。

2:
手先~腕のドライスキンブラッシング
わきの下のリンパ節に集めるように、手先から二の腕方向にかけてまんべんなくブラッシング。

教えてくれたのは・・・・・・ 余慶尚美さん

鹿児島県出身。広告代理店、外資系企業にて勤務時に自身が重い体調不調に悩んだことから、ココロとカラダの両面をケアする「巡り」に着目。2007年よりリンパドレナージュサロン「Flow」を経て、漢方美容&薬膳サロンを白金高輪にて主宰。講演セミナーや執筆活動、美容や健康に関わる製品サービスなどの企画監修、プロデュースを手掛けるなど美容コンサルタントとして幅広く活動する。韓国の料理研究家の第一人者、ヤン・ヒャンジャ氏に師事、薬膳が根付く韓国の薬膳料理界において日本人初の「大韓民国薬膳料理専門家」として、またキムチソムリエとしても活躍中。

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