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はあちゅうさん教えて! イマドキOLの賢いSNS術 [with]

2018年06月07日(木) 20時00分配信

「インスタ映え」が脚光を浴びる一方で、「SNS疲れ」なんて言葉も飛び交っている今日この頃……。with girlsが、SNSに対する本音を語る緊急座談会を開催! 最新事情に詳しいはあちゅうさんと一緒に、適切な向き合い方を探ります。
最近読者から SNSに関して こんな”もやもや”が…

撮影/渡辺充俊

最近読者から SNSに関して こんな”もやもや”が…

左からwith girls スターメンバー・渡辺良佳さん(企画)、with girls スターメンバー・川尻けいかさん(受付)、with girls Top12・島田千絵さん(事務)、with girls レギュラーメンバー・向山直子さん(家事手伝い)、with girls Editer・木林綾音さん(広告)

【個人情報流出のリスクからは逃れられないの?】

【個人情報流出のリスクからは逃れられないの?】
勤務先や居住地が特定されるような写真は投稿しない! 20代の女子にとって、個人情報を守る対策をするのは当たり前。それでもSNSを使っている限り"身元バレ"への不安は拭えない。
「知らない男性から『彼氏いるの?』といったDMをもらうと、プライバシーを探られてる気がして怖いです」(木林さん)

【フォロワー数はどこまで気にするべきなの!?】
人の価値はSNSのフォロワー数では測れないもの。背伸びしないで「自然体で楽しみたい」とは思いつつ、フォロワー数が多い人のほうが優遇されるサービスやイベントが多いのも事実。
「人から評価されたくて続けているわけではないのに、やっぱり『いいね!』が少ないとちょっぴりヘコんでしまう自分も……」(島田さん)

【同僚はみんな"友達"!? 会社の人間関係に迷う!】
with girlsの間で意見が分かれたのが、SNSにおける仕事の人間関係。「プライベートな空間」として同僚はフォローしない派もいれば、職場の暗黙の了解に従っている女子も。
「私の会社には同僚ではなく転勤した人をフェイスブックでフォローするという独特の文化が。”友達”の線引きに難しさを感じています」(渡辺さん)

【SNSの種類によって使い方を変えるべき?】
"平凡な日常"を共有するならインスタのストーリーで、重大な報告はフェイスブックで……。各SNSの傾向と文化を読み取って使い方を変えるのがマナーなの!?
「最近フェイスブックは結婚や出産を報告する場として活用する人が多いから、ハードルが高くなって投稿しにくくなってしまいました(笑)」(川尻さん)

【アカウントの複数持ちは現代女子の常識!?】
もともと女子は器用な生き物。仕事用や趣味用など、複数のアカウントを使い分けているwith girlsが多数。
「私はツイッターのアカウントを8個持っています。ほとんどが趣味アカで、細かく使い分けているのはミーハーな一面を各コミュニティのメンバーに知られたくないから(笑)。え、普通ですよね?」(向山さん)
【「インスタ映え」って どこまで大事なの?】
「やっぱりフォトジェニックな風景や料理に触れるのは楽しい!」。これがwith girlsの共通認識。でも、最近は「インスタ映え」する写真を撮ることに少し疲れてきている様子。
「やっぱり撮影に気をとられると料理を楽しめないし、最近は写真NGのお店に行くと落ち着いて食事ができることに気づきました」(島田さん)

「正解がない」からこそ 気疲れが絶えない!

予想通り!? 成熟した大人であるwith読者世代は、SNSの上級者。トラブルも起こさず、依存することもなく、自分に合ったスタイルで"ほどほど"に楽しんでいる様子。一方で、【それぞれがSNSとの向き合い方について少なからず葛藤を抱いているのも事実。】その背景にあるキーワードは【"損得"と"忖度(そんたく)"】かもしれません。

フォロワー数や「いいね!」の数に振り回されるのは幸せではないと思いつつ、「魅力的な人とつながる」SNSの恩恵を受けるためには【多少の背伸びも必要……。】〝損得〞をめぐる人間の感情は簡単に割り切れないもの。また、【ルールやマナーが明確化されていないのもSNSの悩みどころ】です。常に最新の傾向を読み取り、誰もが【見る人の気持ちを推し量った投稿】を心がけているはず。そんな忖度"をしていたら、気疲れは溜まるばかり……。そこで次ページでは、批判を恐れない本音投稿が人気の達人が登場。耳寄りの最新事情と、SNSとの賢い付き合い方を教わりました!

【 教えてはあちゅうさん!】SNSの"もやもや"と"気になる未来"を全部教えます

乗り遅れや情報不足が"もやもや"の種になる !?

学生時代からネットを駆使して「タダで世界一周旅行」などのプロジェクトを達成していたはあちゅうさん。「言いたいことを言って、やりたいことをやって、それを全部仕事にしたい」を実現しているカリスマ的存在であり、SNSに対しては"攻め"のスタンスを貫いている。

「私も人間なので、活動領域が被る女性が自分より『いいね!』を集めていたら嫉妬することも。そんな【モヤモヤした感情を抱かないためにも、SNSの最新事情には常に敏感でありたい】と思っています。例えば『Tik Tok』のような動画共有系のアプリが台頭したら、とりあえず乗り遅れないように試してみる。『何を投稿すればいいかわからない』という状況もストレスになるので、『♯インスタ萎え』などの注目ワードもマメにチェックしています」

SNSというツールに付随する感情にとらわれると適切な距離を保てなくなってしまう。それを防ぐためには、【最新のトレンドを踏まえて「使いこなす」ことが大切】なのだ。

「SNSの機能に疎い人ほど迷走しがち。最近のOLさんはインスタでストーリー派に切り替えている人が多いですよね。【進化に合わせて柔軟に楽しみ方を変えていくことが、じつはいちばん健全な付き合い方。ミーハーでいい】んです」

音楽に合わせて、さまざまなおもしろ動画を作成できる「Tik Tok」。

Q.ここ数年はインスタが大ブーム! 今後、流行りそうなSNSは?
A.断然、動画配信系のSNSが面白い!

最近注目しているのは「Tik Tok」という短い動画を共有できるSNSです。女子に人気の「メイクで変身」系の動画も、スマホで簡単に編集して投稿できます。他にも、「ふわっち」や「Twitch」といった動画配信に特化したSNSが続々と登場しています。ユーチューバーのような、新たなスターがここから生まれるかもしれません!音楽に合わせて、さまざまなおもしろ動画を作成できる「Tik Tok」。先日、きゃりーぱみゅぱみゅが参入したことでも話題となった。
Q.”インスタ萎え”が話題沸騰中。”インスタ映え”はもう古いの?
A.「キメキメの写真は恥ずかしい」が共通認識に!

木下優樹菜さんがハッシュタグで広めた「インスタ萎え」の傾向は、私の周りのインフルエンサーさんにも広がっています。今後は「自然体に見えるけど、ちょっとオシャレ」な写真に「いいね!」が集まりそう。塩梅(あんばい)が難しいからこそ、挑戦したくなる!? またインスタで新たな戦国時代が幕開けするのではないでしょうか。
Q.アカウントを複数持つスタイルは正統派!? それとも邪道!?
A.複数持ちができる人は自己管理の達人です

アカウントを切り替えることで「綺麗な自分を見せる場所」や「愚痴を吐く場所」を使い分けている人は、セルフプロデュース力に長け、自然とSNSにまつわるストレスを軽減していると思います。私のように本アカで言いたいことを言うと炎上しやすいですし(笑)。もっともスマートなSNSとの付き合い方として主流になっていきそう。
Q.インスタ、フェイスブック、ツイッター。今後最も進化するのは?
A.インスタで買い物するのが当たり前の時代に!?

SNSの進化に関する予想は私よりも詳しい専門家ですら当てられない難問です(笑)。ただ、確実に実現すると噂されているのが、インスタに「購入」ボタンが追加されること。例えばファッションブランドが投稿した写真のアイテムを買えるようになり、新たなショッピング体験を楽しめるSNSに進化すると思います。

本音の意見と有益な情報を届けられれば、たくさんの「いいね!」がもらえることも。

Q.SNSで個人情報が流出するリスク とはどうやって向き合うべき?
A.「プライバシーはある程度 漏れるもの」と割り切る!

私は「今から、はあちゅうの家にいく」と友達が地元の駅のカフェで投稿した写真をきっかけに、自宅がバレたことがあります。どんなに自分が気をつけていても、周囲から個人情報が漏れていくことがあるので、「ある程度は仕方がない」と割り切っています。少なくとも、怖がりすぎてSNSから離れてしまうのはもったいない!
Q.SNSで切れ味鋭い投稿が多いはあちゅうさん。炎上は怖くない?
A.炎上は嫌ですが、 「味方が増える」 というメリットも

SNSで言いたいことを言うと、思いがけない層に届いて炎上することがあります。ただ、そうやってネットで意見の衝突が起きると、自分の味方になってくれる人が増えるのも事実です。私自身、過去のセクハラ問題について声を上げた「#Me Too」のときも、「あの投稿で好きになった」と言ってくれる人が増えました。
Q.SNSを見た企業からPR投稿の依頼が来たら、受けるべき!?
A.最近はPR投稿が「かっこいい」と評価される時代に

少し前までは、PR投稿をするとフォロワーが減ってしまい、蓄積していた信頼を消耗するようなイメージがありました。でも、近ごろは「PR投稿を依頼されるほど影響力がある人」として好意的に見られるようになってきています。PR投稿を偽装する人もいるくらいなので、その依頼に魅力を感じたなら受けてみては!?

文章は短く、余計なタグも貼り付けない。サクッと読めるバランスがよい!?

Q.インスタは写真だけではなく文章にもこだわるべき?
A.ストーリーの登場で短文しか読まれなくなった!?

最近のインスタはストーリーをマメに更新する人がフォロワーを増やしている傾向があり、写真と一緒に長文を投稿しても読まれなくなってきています。タグをつなげて文章を作る文化も飽きられてきていますよね。文章はシンプルに短文でまとめたほうが「いいね!」が集まりやすいのではないでしょうか。
お話をきいたのは...はあちゅうさん

撮影/渡辺充俊

お話をきいたのは...はあちゅうさん

1986年生まれ。神奈川出身。ブロガー・作家。恋愛コラム集『いつかすべての恋が思い出になる』(角川文庫)など著書多数。ツイッターのフォロワーは約18万人。

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